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  • 姉の卵子提供で友人出産 不妊治療団体、2組で実施

     民間不妊治療施設の団体「日本生殖補助医療標準化機関」(JISART、加盟20施設)は、東京都内で5日記者会見し、妻の友人と姉から卵子提供を受けた体外受精を2組の夫婦で実施し、いずれも出産したと発表した。

     出産したのは、早発閉経という病気のため、通常より早く卵巣が機能しなくなった45歳と37歳の女性。

     45歳の女性は、友人(30代前半)から提供された卵子での体外受精を昨年3月に広島HARTクリニック(広島市)で実施、同11月に帝王切開で男児(3054グラム)を出産した。

     37歳の女性は、姉(30代後半)の卵子による体外受精をセントマザー産婦人科医院(北九州市)で昨年4月に実施、ことし1月に男児(3152グラム)を出産。いずれも母子ともに異常はないという。

     卵子提供をめぐっては、厚生労働省の部会が2003年、提供者が匿名である場合に限って認めるとの報告書をまとめたが、法制化の動きは止まっている。今回の実施はその報告書の内容から外れており、日本産科婦人科学会は実施に否定的な姿勢を取っていた。

      【共同通信】