2011年6月22日23時33分
新生銀行は22日、子会社が「レイク」ブランドで手がける個人向け無担保ローン事業を一部吸収し、10月をめどに新生銀本体で消費者金融ビジネスを始めると発表した。
新生銀は子会社から全国の無人店舗約800店などを譲り受ける。銀行自らが、消費者金融大手と同じように無担保ローン専門の無人店舗を全国展開するのは初めて。新生銀は、利用限度額(最大300万円)や金利は変えない予定。
改正貸金業法が昨年6月に完全施行され、年収の3分の1を超える貸し付けが禁じられる総量規制が導入されたことなどから、レイクの貸出残高も減少し、収益が悪化していた。今後、新生銀自らが事業を手がけることで総量規制がかからなくなり、年収の3分の1以上の額になっても融資できるようになる。