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小5~中3喫煙経験7・4% 県内市民団体調査 2011年06月23日

 県内の小学5~中学3年生の14人に1人(7・4%)は喫煙した経験があり、このうち中学生の4人に1人は、幼児期に初めてたばこを吸っていたことが分かった。調査した熊本の市民団体は「子どもたちの喫煙や受動喫煙を防ぐため対策を強化すべきだ」と訴えている。

 県内の医療関係者らでつくる「くまもと禁煙推進フォーラム」(代表・橋本洋一郎熊本市民病院神経内科部長)が2009~10年度に実施した喫煙防止の出前授業の際に調査。県内の5小学校の5・6年生185人と、8中学校1429人の計1614人に、喫煙経験や受動喫煙の状況など9項目についてアンケートした。

 1回でも喫煙の経験があったのは119人(7・4%)。うち「ほぼ毎日」が3人、「週に数回」が16人おり、ニコチン依存症と推測された。中学生では、初めて喫煙した時期は「保育園・幼稚園」が23%に上り、「小学校」31%、「中学校」46%と増えた。

 「家でたばこを吸う人がいる」は58%、「日ごろから誰かのたばこの煙を吸い込んでしまう」は47%で、児童生徒の身近にたばこがあり、受動喫煙にさらされている実態が分かった。

 中学生では「周りでたばこを吸う人」(複数回答)は「父」(50%)が最も多く、次いで「学校教師」(29%)、「部活指導者」(18%)と続いた。

 小学生は、87%が「学校をたばこの吸えない場所にしてほしい」と求めた。

 同フォーラムは「学校や課外活動を含め、たばこのない社会環境をつくる必要がある」と話している。(高本文明)


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