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暴力団関係者に内部情報 現金授受の疑い 大阪府警捜査

2011年6月23日

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 大阪府警西淀川署の男性巡査部長(39)が、暴力団関係者から総額数百万円の現金を受け取った、と府警に説明していることが捜査関係者への取材でわかった。巡査部長は捜査員の住所など内部情報を提供していたといい、府警は現金が情報提供の謝礼だった可能性があるとみて、贈収賄容疑などを視野に捜査している。

 捜査関係者によると、巡査部長は、府警本部の暴力団対策課(現・捜査4課暴力団対策室)などを経て、現在は西淀川署刑事課の暴力犯係に所属。主に暴力団が絡む事件の捜査を担当していた。暴力団関係者は不動産会社(大阪市西区、今年5月に解散)の元役員の男性(41)。

 府警に対する巡査部長の説明によると、2005年ごろに元役員と知り合い、07年ごろから1回10万〜数十万円を継続的に受け取っていたという。元役員には、暴力団捜査を担当する捜査員の氏名や住所などを記した名簿類や、府警内部の端末を操作して入手した自動車登録の情報などを提供していたという。

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