国連総会、潘氏続投を決定　１２年１月から５年間

　【ニューヨーク共同】国連総会は２１日、１２月に１期目の任期切れを迎える潘基文事務総長について、来年１月からの５年間の続投を全会一致で正式決定した。国連安全保障理事会が１７日、潘氏の続投を国連総会に推薦する決議を採択していた。

　事務総長は２期１０年務め、出身地は各地域グループの輪番制とする慣例。１２年１月からの５年間は、前期に続きアジア・グループの番だった。潘氏は韓国出身。

　潘氏はことし、福島第１原発事故を受けた原発の安全基準強化、国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の能力向上を最優先課題の一つに据えている。