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【サッカー】クウェート戦は若手品評会に!? ドイツでの日本人ブームが後押し2011年6月22日 紙面から
【クウェート松岡祐司】ロンドン五輪アジア2次予選の第2戦・U−22日本代表−同クウェート代表戦(日本時間24日未明)に、ドイツやフランスのクラブ関係者や有力代理人が視察に訪れることが21日、分かった。日本の若い才能を発掘するのが狙いで、関係者によると、ドイツの大手代理人事務所「ロゴン社」が担当者の派遣を決定。フランス1部リーグのブレストワ、カーンなどのクラブ関係者も集結するもよう。ドイツで端を発した日本人ブームを受け、若手有望株の「品評会」になりそうだ。U−22日本代表は21日、約18時間の長旅を経てクウェート市に到着。同日夜、現地で初練習を実施する。 欧州列強の熱い視線が、酷暑の中東・クウェートで戦う若きサムライたちに注がれる。 欧州クラブにネットワークを持つ「ロゴン社」は先月末、日本国内で14〜20歳を対象としたセレクションを実施したばかり。関係者によると、そこで「日本の若手選手の実力をあらためて高く評価していた」という。ドルトムントMF香川、シャルケDF内田らブンデスリーガでの日本人の活躍を契機に興味を深め、新たな原石を発掘しようと、クウェートでのU−22日本代表戦に担当者を派遣する方針を固めたという。 ドイツの隣国、フランスのクラブも日本市場に関心を示しているようだ。1部リーグのブレストワ、カーンなどのフランス中堅クラブの関係者が五輪予選に合わせて中東入りすることが判明。ことし5月のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・アルアイン(UAE)−名古屋戦を視察したカーン関係者が、21歳の名古屋FW久場光に興味を示し、同国内でも大々的に報道された。ドイツでの日本人の“実績”も後押しし、日本人有力株の獲得に本腰を入れてもおかしくない。 中東は欧州から空路で約6〜7時間という地理的な好条件に加え、日本人の若手選手を獲得するために高額な移籍金を支払う必要がないこともプラスに作用。関係者は「この流れは、この夏にさらに加速するかもしれない」と明言。クウェート決戦の結果が最重要だが、「品評会」の行方も気になるところだ。 PR情報
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