Planes Walker's Cup 233rd

開催日:10/04/04  会場:神奈川公会堂  フォーマット:Standard

ここ最近、PWCというよりもGPTやPTQが多かったので、
ようやく草の根大会(PWCは神奈川の巨大モールだが)なテイストにありつける。
デッキは方針は決定していたものの、多色にするか単色にするかで悩み続け、
最終的にその日の朝に青黒2色から黒単色に仕向けるという荒業に出る。
しかも、黒単にした後は、1回もソリティアすらしていないというオマケつき……
参加人数は102名。
今回も連敗街道を突っ走るのか、乞うご期待。





Cycling Black

Main Board
12 沼/Swamp
4 アガディームの墓所/Crypt of Agadeem
4 ピラニアの湿地/Piranha Marsh
2 マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir
4 黒騎士/Black Knight
4 臓物を引きずる者/Viscera Dragger
2 夢魔/Nightmare
4 ジェスのゾンビ/Jhessian Zombies
4 炎血の襲撃者/Igneous Pouncer
4 意思切る者/Architects of Will
4 巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid
4 グリクシスの滞留者/Grixis Sojourners
4 魂の消耗/Consume Spirit
4 蔓延/Infest
1 思考の粉砕/Mind Shatter
  Side Board
1 白金の天使/Platinum Angel
4 死の印/Deathmark
4 強迫/Duress
2 貪欲な罠/Ravenous Trap
4 噛み針の罠/Needlebite Trap

前述したように、色事故を恐れて単色になっています。
改造前は、《否認》、《対抗突風》、《思考の泉》、《予言》などが入ってました。
特化したらこんなになってしまいましたが…… 果たしてどう出ますか。
実に、24枚ものサイクリングがあるので停滞するって事はないと思う、思いたい。





第1回戦  vs グリクシス・コントロール

−1セット目−
こちら、いきなり《アガディームの墓所》からスタート……
で、相手にいきなり《広がりゆく海》で島に変えられてしまう。

まさに、島がレア

この1枚でスタートしただけに、黒マナを使用するサイクリングができない。
その後、2枚目の《アガディームの墓所》を引くも、またしても《広がりゆく海》。
とりあえず、沼サイクリングで土地だけは伸ばす事ができたが、
相手はもはや準備万端で、《リリアナ・ヴェス》、《精神を刻む者、ジェイス》を展開。
《時間のねじれ》でターンを稼ぎつつ、最後は《溶岩爪の辺境》でビートダウン。

−2セット目−
こちらマリガン。
開始早々“沼”が“島”にwww
さらに、またしても《リリアナ・ヴェス》を出される始末。
こちら、遅めの《強迫》で手札を落としにかかるが……

《精神を刻む者、ジェイス》
《精神を刻む者、ジェイス》
《精神を刻む者、ジェイス》
《残酷な根本原理》
《深淵の迫害者》

ちょ、何だこれwwwww
とりあえず、《残酷な根本原理》を落として……だな。
とか何とかやっていたら、《リリアナ・ヴェス》の手札破壊で手札がボロボロ。
いえいえ、タダで墓地にクリーチャー送れるんで楽なんですけど♪
とか思ってたら、《リリアナ・ヴェス》からすべてのカウンターが取り除かれる。
……?
すべての墓地のクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す???


(;゜ Д゜) !


結果: 0−2 敗戦





第2回戦  vs ジャンド

−1セット目−
女性の方 at the mask.... 最近多い感じがするわね。

こちら、のんびりサイクリングを開始。
相手も展開が思わしくないのか、のろのろと最初の呪文が《芽吹くトリナクス》。
これを《マラキールの門番》キッカーで落とし、代わりに苗木が3体……

相手「小鳥が3体出ました。小鳥ですが、飛行はありません」

IDOLM@STER(ヴァイスシュヴァルツ)の《サポート役 小鳥》がっ
……って、カード見た瞬間わかった自分のクオリティが。(※非プレイヤーです)
で、それらともう1体《芽吹くトリナクス》を出されたものの、

《蔓延》を三連打して、《芽吹くトリナクス》も後続の苗木も逝去。

という荒業をやってのけ、難を逃れる。
その後、《血編みのエルフ》から《荒廃稲妻》が飛んできて危機感を感じたので、
《魂の消耗》を11点分でブチ込んで、この時点で相手ライフは残り4点。
しかし、返しに《若き群れのドラゴン》、さらに《血編みのエルフ》→《稲妻》で反撃され、
最大26点まで回復したライフも、クロックの大差で陥落 orz

−2セット目−
相手ダブルマリガン。
こちら、テイよく2ターン目に《黒騎士》を召喚。
このビートダウンが大きく響いて、相手を追いつめていく。
さらに、もう1体《黒騎士》を出し、満を持して《アガディームの墓所》も出すが、
返しに《ゴブリンの廃墟飛ばし》で見事に《アガディームの墓所》を割られる。
しかし、《黒騎士》が睨みを利かせているため、攻撃には来ず。
相手は《包囲攻撃の司令官》を出すが、その返しで2枚目の《アガディームの墓所》。
《マラキールの門番》で数を減らして、ひらすらに《魂の消耗》を待つ。
相手は《血編みのエルフ》から《芽吹くトリナクス》へと一気に攻勢に出たものの、
返しで、十分なサイズの《魂の消耗》が飛んで、勝利。

−3セット目−
この時点で残り10分。
手早くサイクリングを連打して、ある程度の墓地までたまったところで、時間切れ。
延長ターンに入って、《魂の消耗》12点をブチ込むも、及ばず。
相手も《若き群れのドラゴン》などで陣営を組んだが、回復分までは削れず終い。

結果: 1−1−1 引き分け





第3回戦  vs 白赤同盟者

−1セット目−
白の同盟者ビートダウンを赤の火力で援護するタイプのようです……
が、サイクリング・デッキではこのデッキに対処する事ができず。

《ハーダの自由刃》
《カザンドゥの刃の達人》
《カビーラの福音者》
《司令官の頌歌》

ぐらいですか、見たのは…… あとは《稲妻》でドーン!

−2セット目−
マリガン後、土地が1枚で止まって完全にサンドバッグ状態。
1マナのサイクリングを撃っていくも、土地は来ないでそのまま終了。
手札には沼サイクリングがたまってたので賭けてみたんですがねー

結果: 0−2 敗戦





第4回戦  vs 黒単吸血鬼  使用者:コテツ氏

−1セット目−
本人見つけたwww

とりあえず、《アガディームの墓所》だけは、しっかり手札にやってくる。
タップインランド3枚とか愚鈍すぎ。吸血鬼のスピードに圧倒されっぱなしで、
最後は《深淵の迫害者》が殴った後に、《吸血鬼の貴族》のエサにして終了。

−2セット目−
相手の拙攻に助けられて、ギリギリのところで《白金の天使》を展開。
2ターン後に《マラキールの門番》を出され、《白金の天使》逝去。
この後、《魂の消耗》で11点吸い取りはするものの、
《アガディームの墓所》は《地盤の際》で割られて、顔面蒼白……
しかし、返しですぐに《アガディームの墓所》を引いて、準備完了。
さんざん、サイクリングしたものの、2枚目の《魂の消耗》を引けず、終了 ノ

結果: 0−2 敗戦





第5回戦  BYE GAME

誰か、私に相手をください(ノ_<、)




とか言ってたら、ジャッジステーションからオンマイクで呼び出しされる。
「おれ、イカサマとかしてないっすよー」とか悪い方向(!)に考えつつ―――
聞けば、ドロップしてないけど急用で帰らないといけない人が出たので、
本来、BYE GAMEで不戦勝ですが、やりませんかー? とのこと。
私は勝敗云々よりも、プレイそのものをしたいのだ!とばかりに承諾♪

改めて……第5回戦  vs ジャンド

−1セット目−
こちら、もたもた。
相手はテイよく土地を並べ、《血編みのエルフ》から《荒廃稲妻》と鉄板セオリーを展開。
結局、1点も削れないまま、のたうち回って終了。

−2セット目−
序盤から《黒騎士》の攻勢が見事にハマるものの、《朽ちゆくヒル》を出され戦線停滞――
その後、《若き群れのドラゴン》を出されるものの、これを《死の印》でたたき落とし、
ドラゴン・トークンは、土地の関係から5/5で登場の《夢魔》によって単なるブロッカーに。
結局、《夢魔》は9/9まで膨れ上がったものの、こちらからも殴りに行けるワケもないまま、
最後は《アガディームの墓所》なしのまま、《魂の消耗》7点で勝ち。

−3セット目−
《アガディームの墓所》の恩恵はやはり素晴らしく、5ターン目には《白金の天使》登場。
その後、怒濤のビートダウンを喰らうものの、残りライフ-1点でも死なずw
《魂の消耗》7点でプラス値に戻すとものの、結局またマイナス値まで削られる。
しばらく、このままでいくのかなと思いきや―――
次のターンに《稲妻》2発で《白金の天使》焼かれて、あえなく逝去。

結果: 1−2 敗戦





第6回戦  BYE GAME

今度こそホントにBYE GAMEになりました(ノ_<、)

第5回戦のBYE GAMEは温かい配慮により撤回されたとは言え、
ペアリングに2回戦連続でBYE GAMEって載るなんぞ、そうそうあることじゃないだろう……
ちなみに、この時間は、くろぺんさん、ストライクさんと有意義(?)なMTG談議でした。






第7回戦

ペアリングを確認すると、見覚えのある氏名……
丹依悠。「この名前の人って、(HNは)神楽さんですよね」
遅刻魔「そうですねー……って、神楽さんはそこでドラフトしてますよ?」
丹依悠。「(°Д°) ハァ? 」
遅刻魔「神楽さん、神楽さん……」
神  楽「何?」
遅刻魔「ペアリングに名前載ってますよ?」
神  楽「何で? ドロップしたけど……」

ザワザワザワ( ´д)ザワ(´д`)ザワ(д` )ザワザワザワ

遅刻魔「すみませーん、神楽さんがドロップしてるのに名前載ってますー」
ジャッジ「ぇ」
男性A「あのー、すみません。ボクの名前がないんですけどー」
丹依悠。「ぅぉ」

どうやら、すべての謎は解けた!
要するにジャッジのチェックミスだったらしい……



※ネタ的に面白くて掲載に至っただけで、ミスを非難してるとかではないぞ、念の為。
  むしろ、この手のネタになるような事例は大歓迎さ ノ
  しかし、今日はホントにジャッジ・ステーションに縁のある日だなぁ

改めて……第7回戦  vs バント・ビート

−1セット目−
こちら、マリガン。
相手はまず《クァーサルの群れ魔道士》。
《黒騎士》で応戦しようにも、突っ込んでくると3/3なので、《死の印》で消しておく。
今度は《聖遺の騎士》が出てくるも、これも《死の印》で……
ところが次に登場したのが、《戦争のアスラ、ジェナーラ》
持てるすべてのマナでパンプアップして、最終的には8/8でトドメを刺される。

−2セット目−
相手、《貴族の教主》からスタート……で、《貴族の教主》、《貴族の教主》
3体もかよ!?
と言うことで、1体だけ攻撃して3/4とかいうサイズになる。
これを《黒騎士》2体で何とか抑止させたが、《戦争のアスラ、ジェナーラ》登場。
こちらも負けじと《夢魔》を登場させるが、2ターン後にはサイズが追いつかれる。
攻撃できずに、ただ《戦争のアスラ、ジェナーラ》がデカくなるのを見てるしかなく……
ギリギリまで粘るために一撃死するまでは甘んじて本体で受け止める。
残りライフ2点になり、《夢魔》をブロッカーとして散らせるが、返しに《死の印》を引く。
ところが相手は《悪斬の天使》を展開。
《戦争のアスラ、ジェナーラ》は落とせたが、これではなぁ……

結果: 0−2 敗戦





総合結果: 0勝5敗1分1BYE  40名中40位(参加102名)

前回と最終スタンディングが同じ人数、同じ成績、そして最下位……
余興の時間のが楽しいとか、もはやな感じ。
アイディアはまずまずと思ったものの、やはり青黒構成のが安定したかも。
《思考の泉》でガッサーと引いて、ドッサーと墓地にクリーチャーを送るとか。
……いや、方向性が違うわな。
以下、今回のポイントを箇条書き。

・とにかく《アガディームの墓所》がビックリするぐらい引く。
・墓地破壊はされないが、土地破壊はそこそこされた。
・ジャンドに打ち消しはないだろ、慎重になりすぎだ!
・《グリクシスの滞留者》は、とにかく重く感じられた。
・《魂の消耗》は、来ないときはトコトン来ない。まさに“秘密兵器”に相応しい。
・サイクリングを減らして、軽量クリーチャーでウィニーの延長上のが良さげ。
・《貪欲な罠》は出番なし。完全に読み違い……
・《白金の天使》は、サイドインしたゲームは必ず引いた……1枚なのに。
・《噛み針の罠》は、4枚サイドインしても1回も引かなかった、裏・A級戦犯。
・沼サイクリングしすぎて、手札に沼がたまる一方。
・と言うか、《探検の地図》なら特殊地形も持ってこれんじゃね?

しかし、これは改良しがいがあるデッキじゃないのかな?
ただ、次回スタンダードは白デッキに挑戦したいとも思っている次第で……