節電実験、3回目は9%削減
県、削減量評価も基準を変更
県は22日、節電対策「ピークカット15%大作戦」の3回目の社会実験の結果、平均の消費電力は239万キロワットで、最高気温が同じ28度だった前年の平均(263万キロワット)から24万キロワット削減したと発表した。削減率は9・1%。県は今回から評価を削減率ではなく、削減量に変更、「目標の21万キロワットを上回ることができた」としているが、評価基準をめぐって混乱を招きそうだ。
県によると、21日午後1時~5時に実施した実験では1時間ごとの消費電力は234万~243万キロワットで推移。前年6~9月に最高気温が同じ28度だった日の平均260万~266万キロワットを下回った。実験開始までは前日(最高気温26・6度)を上回っていたが、実験後半は下回った。県新エネルギー資源開発室は「節電意識が高まり、多くの企業や家庭の協力が得られた」としている。