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<滋賀・京都>嘉田知事が美浜原発視察 京都府は要望書 |
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(6/23 00:34) |
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「原発を卒業すべき」という意味の「卒原発」の実行に向けて、滋賀県の嘉田知事が福井県の美浜原発を視察しました。また、滋賀県と同じく福井県と隣接する京都府は、原発の再稼動に関して関西電力に「要望書」を出しました。
「卒原発」を訴える嘉田知事。近畿の水がめを守る自治体のトップとしては、内部の視察は初めてのことです。滋賀県には近畿で暮らす1400万人の水がめ・琵琶湖があり、嘉田知事は安全対策の現状を自分の目で確かめようと今回の視察を決めました。「美浜原発から13キロ」と近い距離に滋賀県の長浜市余呉町があり、「30キロ圏内」となると高島市の北部がかかってきます。嘉田知事は、定期点検のため運転を停止している3号機で、使用済燃料のピットや格納容器の中を見て回り、改めて安全の確保を要望。「どういうエネルギー構造を作るのかということで、ゆくゆくは卒業しようと言ってるわけですけど、具体的な方向を作っていきたい」と話しました。一方、福井県に隣接する京都府では、原子力の防災対策について話し合う会議が開かれ、府内9つの市や町の担当者が意見を交わしました。京都府は福島第一原発の事故を受け、防災対策の重点範囲を、これまでの半径10キロ圏から20キロ圏に広げました。このため、対象エリアの府民は、これまでの7倍のおよそ9万人に増加し、舞鶴市では人口のおよそ9割が対象となっています。舞鶴市民は、「福島があったのでちょっと不安ですよ」「安全といわれているけど本当に安全か心配です」と話しています。さらに京都府は関西電力に対し、原発の運転に府の意向が反映されるよう、安全協定を結ぶことを要望しました。福井県は、トラブルが起きた時に原発の停止を求める権利や、再稼動する時には自治体の了承を得ることなどを定めた協定を結んでいて、京都府も同じレベルの協定を結んで、府民の安全確保を目指します。
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