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【大リーグ】

建山メジャー初勝利だ 日本人歴代3位の高齢35歳177日

2011年6月23日 紙面から

 【アーリントン大城和美】歓喜の祝福だ。メジャー初勝利を挙げ、ロッカールームに戻った建山を待っていたのはチームメートからの予期せぬビールかけ。全身ビールまみれとなった建山は「チームの一員になれたという気がした。すごい一日でした」と喜びを爆発させた。

 出番は4−4の延長11回だ。1死後に粘られて四球を与えたが「今までで一番、外角低めに集まった」と言うように後続をピシャリ。直後に味方のサヨナラ本塁打で日本人投手として歴代3位の高齢となる35歳177日の初白星を手にした。

 開幕はマイナースタート。着実に結果を残し続けることでチャンスをつかんできた。5月24日のメジャー初昇格後も敗戦処理でも黙々と投げ続け、信頼を勝ち取った。僅差での登板も増え「ゼロで抑えていればいつかは勝てるかなと思っていた」という。

 先の遠征では10試合中7度登板するなど、存在感は確実にアップ。試合後のロッカーにはマダックス投手コーチから手渡されたウイニングボールが置かれていた。「メジャー初登板の1球目とメジャー初セーブのボールと一緒に、家にでも飾ろうかな」。チームも建山の奮闘で首位を堅守。35歳のオールドルーキーがリーグ連覇へ向け、ブルペンを支え続ける。

 

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