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【大リーグ】

松井、どや顔!!329日ぶり左翼合格 先制犠飛でチームも6連勝

2011年6月23日 紙面から

メッツ戦の3回、レイエスの打球を好捕するアスレチックス・松井=シティ・フィールド(共同)

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 【ニューヨーク穐村賢】どや、守れるだろ!! アスレチックスの松井秀喜外野手は21日、当地のメッツ戦に4番左翼で出場。昨年7月28日のレッドソックス戦以来、109戦329日ぶりの先発左翼で好捕を見せるなど、6度の守備機会を難なくこなした。打撃は日米通算500号はお預けとなったが、先制犠飛を含む2打数1安打1打点2四球と奮闘。チームもゲンのいい“幸せの黄色いユニホーム”で今季初の6連勝だ。

 左翼の守備位置で勝利の瞬間を味わい、同僚にハイタッチで迎えられた。昨年の7月21日のヤンキース戦以来、左翼先発フル出場。「(出迎えられるのは)いつぶりですかね。覚えてないくらい昔のこと」。松井は会心の笑みを浮かべた。

 試合前にフェンス際の打球処理などを確認して臨んだ広いシティフィールドでの初陣。オレは外野を守れる−。それを証明する6度の守備機会だ。3回、左中間の打球を背走しながら必死に好捕した。同時にこの打球を追った中堅手クリスプは「マツイは『ジーザス』って言っていたよ」と大笑いしながらも、「まるでゴールドグラブ賞の選手みたいに動き回っていたね」と感嘆。メルビン監督代行、先発のアウトマンも口をそろえ「今季初めて守ったとは思えないようなプレーをしてくれた」と左翼松井に賛辞を贈った。

 守備に就くことで打撃にもリズムが生まれた。1回無死満塁、中堅深くまで飛ばす先制犠飛。3回には四球でつなぎ、5回にも左前打と3度、得点に絡んだ。「打席での内容は良かったんで(守備の好影響が)あったのかもしれない」。松井は大きくうなずいた。

 チームも開幕7連勝のメッツ先発ジーに黒星を付け、“幸せの黄色いハンカチ”ならぬ“幸せの黄色いユニホーム”で6連勝だ。当初は敵地で封印する予定だったが、複数選手が着用を要望。用具係のブスニッチ氏は「明日も、グレーだけは着ないだろうね」と今後もゲンを担ぎ黄色いユニホーム続行をにおわせた。そんな黄色を身にまとったゴジラが攻守でチームをけん引。「ニューヨークで打つことになれば、思い出になるかもしれない」。ヤンキース時代に7年過ごしたNYはいわば第2の故郷。守備の次は当然この地で、日米通算500号達成をもくろむ。 

 

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