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【プロ野球】

統一球は飛ぶ? 巨人、重量打線復活へ洗脳作戦

2011年6月22日 紙面から

右打ちでロングティーの打撃練習をする阿部=ジャイアンツ球場で

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 飛ばぬなら飛ばしてみせよう統一球−。巨人が“秀吉流”で重量打線の復活に乗り出した。21日に川崎市のジャイアンツ球場で行われた全体練習で小笠原、阿部ら主軸が次々とロングティーでの打撃練習を実施。飛ばないとされる低反発球を意識しすぎることなく、体を大きく使う本来の打撃を取り戻す狙いで行った。

 開幕から50試合で38本塁打。昨季同時点(78本塁打)に比べて半減している長打力不足に苦労してきた巨人打線が原点回帰だ。原監督は「特に指示はしてない」と多くを語らなかったが、江藤打撃コーチがロングティー導入の狙いを説明する。

 「体を大きく使い、良いスイングワークで、良い回転(バックスピン)をかければ打球は自然と飛んでいく。(統一球になって)飛ばないと思っていると忘れがちになるからね」。普通に打てば普通に飛んでいく−。選手を洗脳して統一球の意識を消すことができれば、本来の打撃を取り戻せるという思惑もありそうだ。

 豊臣秀吉の性格を表した句として知られる「鳴かぬなら鳴かしてみせようホトトギス」。天下統一を成し遂げた武将を見習え、というわけではないだろうが、統一球に苦しんできた巨人が着手した“飛ばしてみせよう”作戦。24日からの阪神3連戦(甲子園)で再開されるペナントレース。まずは“夏の陣”で天下統一への足がかりをつくる。 (井上学)

 

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