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【プロ野球】

岩隈復帰 大幅遅れ 星野誤算、先発いない

2011年6月22日 紙面から

 右肩腱板痛で2軍調整中の楽天・岩隈久志投手(30)の復帰が早くても7月上旬にずれ込むことが21日、明らかになった。球団首脳陣から2軍戦での調整登板を指示されているが、登板時期は未定。リーグ戦が再開される24日の西武戦(大宮)からの10連戦での復帰は絶望的だ。

 岩隈は5月17日の巨人戦(Kスタ宮城)で5イニング、39球を投げたところで右肩の違和感を訴えて降板。登録抹消後も1軍に残り、当初は交流戦期間中の復帰を探っていたが、最終的にはファームでのリハビリを決断した。短期の復帰プランはとん挫。そして交流戦明けも、再昇格の具体的な絵は描けていない。

 21日は仙台・泉の2軍練習場で調整。ブルペンでは立ち投げ程度にとどめた。岩隈は「(チームから)下で投げろと言われてます。いつ投げるかは決まっていません。順調ですけど、状態はもうちょっと」と話し、仁村薫2軍監督は「2軍戦の登板時期はラズナーを含めて6月末か、7月初めになりそう」との見通しを示した。

 楽天にとって、勝ち星が計算できる数少ない先発。復帰が大幅に遅れ、2カ月近く1軍マウンドから遠ざかる事態に、星野監督も頭が痛い。リーグ最下位、借金6からの逆襲を期す中、先発の駒不足は切実だ。ラズナーも右内転筋の故障で復帰のめどが立っていない。交流戦は田中、永井、塩見、川井の4人で乗り切ったものの、今後は先発投手があと2人必要。10連戦もあるだけになおさらだ。

 リーグ戦再開について指揮官は「きっかけにはなる。良くとも悪くとも。目の前の1戦を勝っていくしかない」と顔をゆがめた。厳しい台所事情。打線では主砲・山崎が右手薬指骨折で離脱中と、まさに正念場だ。 (鶴田真也)

 

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