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【プロ野球】

斎藤7イニング3失点で2軍卒業 29日ロッテ戦で1軍復帰

2011年6月22日 紙面から

イースタンの巨人戦に先発し、大田と対戦する斎藤=鎌ケ谷ファイターズスタジアムで

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 佑、最終テストをクリア−。左脇腹痛で2軍調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が21日、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に先発し、7イニング7安打3失点(自責2)で勝ち投手になった。五十嵐2軍監督は「卒業ですね」と早期の昇格を示唆。今後は29日のロッテ戦(札幌ドーム)での1軍復帰に向け、2軍施設のある鎌ケ谷で最終調整する。

 最後の2軍戦登板を前に斎藤はテーマを掲げていた。「真っすぐでなるべく押して、抑えること」。最速は142キロだったものの、全100球のうちツーシームを含めた直球系が実に60球を占めた。

 5回には脇谷にカットボールを右翼席に運ばれ、年下の大田に3安打を許したが、要所はピシャリ。公約通りの内容に斎藤自身も「出来は2軍に来てから一番良かった。ずっと真っすぐを追い求めてきてレベルアップできた」と満足げな表情。島崎投手コーチも「2軍に来てから今日が一番良い真っすぐだった。ブルペンを含めてもね」と太鼓判を押した。

 5月8日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で故障してから1カ月半。「意外と短かった」というリハビリ期間は4キロの減量に成功するなどフィジカル面の成長に加え、精神面でも大きくプラスに作用した。「あらためて野球をできる喜びを感じました。それと人のありがたみも。ファンの人がたくさん見に来てくれて、頑張るモチベーションをもらえた」。1月の新人合同自主トレでは難しかったサインも解禁。連日のように100人を超えるファンにサインを書き、感謝の気持ちを表した。

 この日もスタンドにはイースタン公式戦の平日開催としては史上最多の2688人が詰め掛けた。グラウンドを引き揚げる斎藤には「北海道で頑張れよ」の声も。雌伏の時を支えてくれたファンの力も追い風に、再び1軍の戦場に赴く。 (臼杵秀之)

 

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