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【プロ野球】

内海 今季初の阪神戦で10勝 両リーグ1番乗りへ

2011年6月23日 紙面から

リラックスした表情を見せる内海=ジャイアンツ球場で(北村彰撮影)

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 もう逃げる理由は何もない。24日から再開となるリーグ戦で、甲子園に乗り込む巨人が、両リーグ10勝一番乗りのかかった内海を今季初めて阪神戦で先発させることを決めた。開幕前の失態から、2度も阪神戦の先発を飛ばされた左腕は22日、川崎市のジャイアンツ球場でブルペン入りし「今まで投げられなかった気持ちをぶつけたい」と話した。

 “トラウマ払拭(ふっしょく)”のマウンドとなる。開幕前の阪神との練習試合2試合で、9イニング19安打12失点と火だるまになった。この悪印象が首脳陣に残り、公式戦では4月20日、5月4日に阪神戦の先発を飛ばされていた。ただ、その屈辱を晴らすように今季の内海は絶好調。5月6日の中日戦から7戦全勝。交流戦では5戦全勝で、実質的な“セMVP”となる日本生命賞を受賞した。「すごく光栄だし、うれしい」と喜びに浸ったのも一瞬だけ。すぐに「これまで通りに粘り強く投げるだけ」と表情を引き締めた。

 チームは開幕から50試合を終えて借金4。しかし、投手陣は中日に次ぐ防御率2・76と大健闘を見せている。「このまま投手中心に試合をつくっていきたい」と内海。これに重量打線の復活が加われば、首位ヤクルトとの5ゲーム差は気にする必要もない。まずは東野、内海、沢村の和製3本柱で虎を封じ、逆襲ののろしを上げる。 (井上学)

 

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