NHK宮城県のニュース 仙台放送局
がれき処理に6600億円
被災地では大量に出たがれきの処理が問題となっていますが、宮城県が試算、試みの計算を行った結果、県内のがれきの処理におよそ6600億円の費用が必要なことがわかりました。
東日本大震災では津波の被害で沿岸部を中心に大量のがれきが出てその量は宮城県内だけで1500万トンから1800万トンと推計されています。
これは宮城県の一般廃棄物の処理量の20年分から23年分にあたります。
宮城県では市や町からの報告とあわせて必要となる費用を試算しました。
その結果、がれきの処理だけでおよそ6600億円の費用が必要なことがわかりました。
具体的にはがれきを「仮置き場」という集積場に運び込む費用だけで▼気仙沼市で700億円、▼石巻市で600億円、▼東松島市で230億円などあわせて1800億円が必要だとしています。
これとは別に市や町が県に委託して行うがれきの最終的な処理にかかる費用は3800億円にのぼると試算しています。
また、仙台市ではがれきの集積から最終処分までを市が独自に行いますが処理に1000億円がかかるとしています。
がれきの処理費用についてはおよそ90%を国庫負担で残りを交付税で自治体に交付し最終的には国がすべての費用を負担する方針を示しています。
06月22日 19時17分
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