国際原子力機関(IAEA)の原子力安全に関する閣僚会議は21日、2日目の討議に入った。ドイツなどは原発から撤退する姿勢を強調。ベトナムなど原発導入を急ぐ国との温度差を鮮明にした。
ドイツ代表は全体会合で「ドイツは10年内に原発から撤退し、一刻も早く再生可能エネルギーに移行する」と演説。「地震による原発事故の影響は日本だけでなく世界にとってターニングポイントとなる」と訴え、スイス代表も「スイスは国民の安全を最優先に考え、原発を止めるという選択肢をとった」と言明した。
原子力の平和利用のために設立されたIAEAの会議で「脱原発」の声が上がるのは異例。両国とも国境を越えて事故の被害が広がることに警戒感を示し、他国にも安全対策の強化を求めた。一方、ベトナム代表は「エネルギー需要が伸びており、これに応えるために原発の建設計画は続行する」と表明した。(ウィーン=藤田剛)
IAEA、ドイツ、原発、国際原子力機関、スイス
日経平均(円) | 9,629.43 | +169.77 | 22日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 12,109.67 | -80.34 | 22日 16:30 |
英FTSE100 | 5,772.99 | -2.32 | 22日 16:35 |
ドル/円 | 80.31 - .36 | +0.11円安 | 23日 6:22 |
ユーロ/円 | 115.20 - .28 | -0.29円高 | 23日 6:21 |
長期金利(%) | 1.120 | ±0.000 | 22日 15:27 |
NY原油(ドル) | 95.41 | +2.01 | 22日 終値 |
使用率:55.3%2643/4780万kW
予想最大電力:4150万kW14時~15時
経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ
日経ニュースメール(無料)など、電子版ではさまざまなメールサービスを用意しています。
(詳細はこちら)