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県内で生産された農産物の放射能濃度について


印刷用ページを表示する 掲載日:2011年6月21日更新

 神奈川県内で生産された農産物(チャ)の放射能濃度について、検査を実施したところ、測定値で食品衛生法上の暫定規制値を上回るものがありました。    

農産物の種類(産地)

核種別放射能濃度[Bq(ベクレル)/kg]

放射性ヨウ素

放射性セシウム
134

放射性セシウム
137

放射性セシウム
(Cs134+Cs137)

チャ(一番茶 荒茶)(秦野市)

不検出

190

230

   420

チャ(一番茶 荒茶)(松田町)

不検出

550

590

1,140

チャ(一番茶 荒茶)(山北町)

不検出

570

680

1,250

チャ(一番茶 荒茶)(相模原市)

不検出

570

720

1,290

チャ(二番茶 生葉)(秦野市)

不検出

不検出

不検出

不検出

 ※ 検査機関:神奈川県衛生研究所

 この検査結果を受け、本日、該当市町及び関係農業団体並びに関係事業者に対し、当分の間、当該市町村の今年産茶について、出荷及び使用を差し控えるように自粛を要請しました。

 なお、上記の他、暫定規制値を下回った生葉(秦野市産)を使用した茶が、一部で販売されていたことから、製茶で(荒茶がなかったため)検査をしたところ結果は不検出でした。

【参考】

○ 食品衛生法上の暫定規制値

   放射性セシウム(その他)       500Bq/kg

 ※ 暫定規制値は、原子力安全委員会が示した指標値をもとに厚生労働省が定めたものです。

 ※ チャについては、放射性ヨウ素の暫定規制値は定められていません。

○ 農林水産省によると、放射能濃度は、淹れ方にもよりますが、飲用茶にした場合、荒茶の50分の1程度になります。

○ 仮に暫定規制値の500Bq/㎏の荒茶を使って製造された茶葉(製品) 10gを使用してお茶(500ml)を入れた場合の人体への影響は、(放射性物質の2分の1がお茶に移行すると仮定)

   500Bq/kg×1/100×1/2×1.3×10-50.0000325mSvとなります。

 これは、胃のエックス線集団検診(1回)を受診した場合の放射線の人体への影響(約0.6mSv)の約18,460分の1です。

○ 「不検出」とは、放射能濃度が定量限界値に満たない(定量できない)ことを表します。定量限界値とは、定量可能な最低濃度のことです。

 ※ 定量限界値 : ヨウ素 40Bq/kg、セシウム134 40Bq/kg、セシウム137 40Bq/kg。