東日本大震災
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【社会】腎臓売買容疑で医師逮捕へ 養子縁組で親族間移植装う2011年6月23日 02時05分 腎不全を患った東京都内の医師(55)が元暴力団組員と虚偽の養子縁組をして、親族間の生体腎移植を装い、1千万円を支払って腎臓の提供を受けようとしたとして、警視庁組織犯罪対策4課は22日、臓器移植法違反(臓器売買の禁止)などの疑いで、医師と仲介役の組員(50)らを近く逮捕する方針を固めた。 移植をめぐる国内の臓器売買事件としては、2006年の宇和島徳洲会病院(愛媛県)の例があるが、医師と暴力団の関与の疑いが明らかになったのは初めて。 高い倫理観が求められる医師が自ら移植手術を受けるため臓器の買い取りを企て、支払った多額の現金が暴力団の資金源になっていた疑いがあり、移植医療への信頼を根幹から揺るがす事態に発展するのは必至だ。 組対4課は組員らによる仲介がほかになかったかなどを調べ、事件の全容解明を進める。 捜査関係者によると、医師は東京都江戸川区内のクリニックの院長で腎不全を患っていた。 医師は妻、仲介役の組員と元組員らと共謀。元組員との虚偽の養子縁組を区役所に届けた上で、親族間の生体腎移植を装い元組員から腎臓の提供を受ける約束をし、見返りに1千万円を支払った疑いが持たれている。 (共同)
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