政治【民主漂流】党を覆う虚脱感 一人はしゃぐ首相、軽口叩きピザをパクリ +(1/3ページ)(2011.6.22 23:50

  • [PR]

[政治]ニュース トピック:民主党

  • メッセ
  • 印刷

【民主漂流】
党を覆う虚脱感 一人はしゃぐ首相、軽口叩きピザをパクリ 

2011.6.22 23:50 (1/3ページ)

 「みなさんのおかげでここまできた。やるべきことをやろう!」

 22日夜、都内のホテルで開かれた菅グループ「国のかたち研究会」の懇親会。1時間遅れで現れた菅直人首相は満面の笑みを浮かべ勝利宣言した。

 「『私の顔を見たくなければ法案を通してほしい』と言って怒られたので今日は失言は慎みます」

 こんな軽口を叩きながら、ピザを次々に頬張った。さらに会合を中座して日本料理店で「はしご酒」に繰り出した。

 20日間の延命を勝ち取ったことがそれほどうれしいのか。首相官邸を出る際、記者団に「一番やりたいことは?」と声をかけられると珍しく笑顔で応じた。

 「やっぱり復旧・復興と自然エネルギー!」

× × ×

 「この1週間、俺は何のために走り回ってきたのか…」

 22日午前、民主党の岡田克也幹事長は国会内の自室で虚脱感に包まれていた。国会を50日間延長し、特例公債法案と平成23年度第2次補正予算案を早期に成立させる。東日本大震災からの復興に向け、与野党協調体制を確立することは首相の何よりの「花道」になるはずだった。

 ところが、岡田氏の努力を水泡に帰したのは他でもなく首相だった。21日に岡田氏が確認書の草案を示すと首相は激高した。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital