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GMとエジの発言に温度差
一部の報道にあったエジミウソン、カタール移籍について、福岡戦後、取材対応した柱谷幸一GMは中東クラブから、現在の浦和との契約期間などの問い合わせがあったことを改めて認めたうえで「契約は三者が合意しないと成立しない。本人の意向や条件もある。総合的に判断したい」と移籍金など具体的な交渉はこれからとなることを明かした。

一方、エジミウソンは今週初めクラブから移籍について話しがあり、移籍先はカタールのアル・ガラファであることもすでに伝えられているという。エジミウソンは「移籍は僕の希望ではないが、クラブが移籍を受け入れたのならば、それに従うしかない。でも僕は残りたい。きょうが最後になるかもしれない。もし名古屋戦に出場できたなら、チームのために戦い」と残留を訴えた。さらに「お金は幸せを運ばない。寂しさや悲しみを連れてくる」と持論を展開。放出される自分の運命を照らし合わせているようだった。

柱谷GMが話す三者同意を前提とするならば、エジミウソンが浦和残留を希望していることを考えれば、すでに移籍話はご破算になっているはず。だが、柱谷GMは「それも総合的な判断をした上で」と明確な答えは返ってこなかった。「すでにクラブから移籍を言い渡されているエジミウソン」と「本格的な交渉はこれからと話す柱谷GM」との間には明らかな温度差が感じられる。

また柱谷GMは「エジミウソンは今季これまでフル出場をしているが、本人としても(ゴールを決めていないことに)満足していないだろうし、クラブとしてもエジミウソンがいまストライカーとして満足した成績をおさめてはいない」とも話している。

クラブ側は移籍の時期や金額がまだはっきりしていないとしているが、交渉ごとは「一寸先は闇」。今週末の急転直下の電撃移籍もじゅうぶんありうる状況となった。
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