2011年6月22日23時57分
九州商工会議所連合会=会長、河部浩幸・福岡商議所会頭(九電工会長)=は22日、電力の安定供給を求める緊急提言を発表した。原子力発電所の安全性について国が地元住民に説明するよう促し、定期検査で止まっている玄海原発(佐賀県)2、3号機などの運転再開を訴えた。
河部会長は記者会見で「九州に工場を誘致したいと思っても、海外に行ってしまう。原発を再稼働してもらいたい」と述べた。省電力化や電力需要の分散を、会員企業に働きかけて節電に協力する考えだ。
東日本大震災で原発の「安全神話」は崩れた。北海道にも、道内の約4割の電力を供給している泊原発がある。防災対策はどうなっているのか。対岸で建設が進む青森・大間原発と、どう向き合うのか。