ことしの夏、最大で17%の節電を目標に掲げている京都府は、22日から府庁に12基あるエレベーターの半数を止めるなどの取り組みを始めました。
京都府は、府の施設の電力使用量の40%を占める下水処理施設などで、電力使用量がピークを迎える昼の稼働を抑えて夜間の稼働を強化するほか、府庁の照明を減らすことを通して、最大で17%の節電を行うことを決めています。22日は、京都府庁に12基あるエレベーターの半数を止めました。また、廊下や男子トイレの蛍光灯を外し、通常の4分の1の明るさまで落としています。女子トイレについては、防犯上の理由でこうした対応は取りません。さらに、昼休みには一斉に部屋の電灯を消すほか、全体で100台余りあるコピー機については、正午から午後4時まで半数の電源を落とします。職員が使用するパソコンは、画面の明るさを通常の60%に抑えました。京都府の石野茂環境政策監は「職員にはきついかもしれないが、公務員の気概を持って取り組んでほしい」と話しています。京都府は、こうした方法による節電をことし9月23日まで行う予定です。