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eigokunの手記

2011-06-22

同性愛の告白

15:52 | 同性愛の告白 - eigokunの手記 を含むブックマーク はてなブックマーク - 同性愛の告白 - eigokunの手記

五年前の2006年、全くモテない青春を送っていた僕は、はてなダイアリーで同様にモテない連中とつるんでいた。モテない同士で気が合い、ブログでトラックバックを送り合っていた。俗にいう「非モテ」というやつだ。こんなことは傷の舐め合いでしかないのだが、僕にとってはそれが本当に楽しく、また卑屈な性格をどんどん歪めていくことにもなった。

そんなある日、はてなダイアリーの非モテ仲間のA君とオフ会で遊ぶことになった。せっかくだからと、A君は僕をクラブに連れて行ってくれた。音楽に疎くクラブになど全く行ったことのなかった僕は、行く前は緊張したし、行ってからも場違いな空気に戸惑っていた。気持ちよさそうに音楽に合わせて身体を揺らすA君。その間、彼は幾度となく僕の尻を触ってきた。クラブでは、そういう風にボディタッチするのが普通なのかなと思い適当にスルーしていた。初めてのクラブは、まあまあ面白かった。ちょっと煙草の煙が充満しているのが辛かったが。

明け方、クラブから出たらファミレスに向かい、2時間ほどA君と話をした。主にネットのことだ。A君はプログラマーなので、技術的な話も聞けて面白かった。プログラムが書けて音楽にも詳しい、そんなA君が非モテなんかに参加しているのが不思議だった。そしてファミレスから出て一緒に電車に乗った。満員電車だ。するとA君は僕の尻を触ってきた。さっきの続きかと思いきや、揉んでくる。そして僕のズボンのチャックを下ろし、陰部をしごいてくるではないか。そうか、A君はゲイだったのか。非モテはカムフラージュだったのだ。

満員電車の中で気持よくなってきた僕は、どうやら目覚めてしまったらしい。ゲイに。それから、何度もA君と会った。いけないとは思いつつも、身体を重ねるようになった。またクラブにもよく連れて行ってもらうようになった。あるとき、遊びでDJをやらせてもらった。僕のDJは下手下手だったが、こんなに面白いものだとは思わなかった。

Ustreamが流行るようになってからは、僕は家でよくDJ中継をやるようになった。最初は地味に、あまり視聴者数が多くない感じでやっていたのだが、毎週やるうちに大体100人ぐらいキープするようになってきた。しかし僕は単にDJをやっていたわけではない。ズボンの下に、おむつを履いていたのだ。そして、DJをやりながら気持ちよくなってきたタイミングでオシッコをする。全世界に映像が公開されながら、しかも誰にもバレずに。そして僕の前にはパソコンの画面があった。そこにはSkypeで送られてくるA君のリアルタイムの映像。彼は僕のDJを見ながら自分の乳首をいじっていた。もちろん、角度的にその画面はUstreamには映らない。

僕がなんてこんなことをブログに(しかも仕事関係の人が見ている)に書くのかというと、A君との関係を絶ちたくなったからだ。実は彼女ができた。僕は五年前は非モテ野郎だったが、DJをやるうちにモテるようになってきたのだ。今では女なんて選り取り緑。しょせん、A君の身体は僕にとって性欲の代替の対象でしかなかった。さようなら、A君。君のおかげで音楽という一生の趣味に出会えました。