事件【放射能漏れ】精神的苦痛賠償880億円 15万人対象、東電見積もり2011.6.22 21:16

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【放射能漏れ】
精神的苦痛賠償880億円 15万人対象、東電見積もり

2011.6.22 21:16

 東京電力は22日、福島第1原子力発電所事故で避難した人の精神的苦痛に対する賠償額の見積もりが、880億円になると発表した。政府の原子力損害賠償紛争審査会で、賠償額の目安が示されたのを受けて算定した。今後、支払いに向けた準備に入る。原発事故収束に向けた作業が難航していることから、費用が当初見込みよりも380億円増加する見通しだと発表した。

 精神的な苦痛に対する賠償額は、審査会が、事故発生から6カ月は1人当たり最大月12万円、その後6カ月は同5万円との目安を決めた。

 東電は、すでに進めている被害賠償の仮払いの実績などをもとに対象を15万人と見積もり、原子炉が安定的な状態になるのは来年1月と仮定して、総額を算定した。

 生活費補償や農業漁業の経済被害賠償の一部仮払いは、すでに500億円を超えている。これらについては、国の支援などの枠組みや支払い基準が固まっていないことから総額を予想できないとしている。

 原発事故収束のための費用は、今年5月に平成23年3月期決算を発表した時点で、24年3月期に必要と想定される分も含めて4262億円を計上していた。しかし、その後の汚染水対策などで費用がかさみ、追加的に380億円が必要になった。今後の作業状況次第で費用はさらに増える可能性がある。

 東電は、これら費用を特別損失として23年4~6月期決算に計上する。

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