松山市の野志克仁市長はきょうの市議会で、副市長と公営企業管理者を続投させた異例の長期人事について、前の市長である中村時広知事の意見を聞いたと述べました。
野志市長はきょうの市議会で「2人の長年にわたる経験や実績等について、前市長やこれまでお世話になった議員を含め、いろいろな人から意見を伺うべきと考え、そのようにした」と述べ、今月、稲葉輝二副市長と渡辺滋夫管理者を新たに4年間続投させ、異例の長期人事としたことについて、最終判断は自ら行ったとした上で、中村知事や市議の意見を聞いたと述べました。
今月6日には渡辺滋夫管理者が「引き続き管理者としての職を続けるようにとのご下命を知事から頂きました」と述べ、渡辺管理者はすぐに市長と訂正したものの、市の人事に知事の意向が反映されているのでは?という見方が議会内に広がっていました。
質問では自民会派から、一部の会派だけに人事案を事前報告したのは選挙応援による違いか、という内容の質問もありましたが、市長が明言を避けた事から再質問が出されました。
これに対し野志市長は「これまでの過程の中でお世話になった議員の方々も含めと言う風に答弁したのですが、答弁漏れでしょうか」と説明しましたが自民は「答弁漏れ」と反発し、午後の議会が4時間以上空転する事態となりました。