2011年4月30日
南北の駅ビルが連絡橋でつながる新「大阪駅」には八つの広場があり、金時計(高さ9メートル)、銀時計(同7.6メートル)など、新しい待ち合わせスポットができる。噴水小僧と旅立ちの鐘は数少ない明治期の遺物だけに、JR西の社内でも行方を議論してきた。
しかし、「近代的な駅のイメージと合わない」「駅の歴史遺産。有効活用するべきだ」と賛否両論に割れた。なかなか議論が決着しないまま、駅が新装オープンを迎えることになった。
JR西広報部は「駅を利用する人たちの意見も参考にしながら、最善の行き先を見つけたい」と話している。(小河雅臣)