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【社会】

静岡茶、県の検査でも基準値超 仏で廃棄処分

2011年6月22日 17時56分

 静岡県御前崎市の業者がフランスに輸出した茶葉から基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出された問題で、静岡県は22日、業者が保管していた製茶を再検査した結果、1キログラム当たり981ベクレルのセシウムを検出したと発表した。

 県は同日、茶葉を生産した静岡市清水区庵原地区の農家に、出荷自粛と自主回収を要請。業者にも、この農家の茶葉を含む製品の販売自粛と回収を求めた。

 庵原地区の他の生産者については「自主検査が行われている」として検査は実施せず、出荷自粛の対象としない方針。

 飲用にした場合は薄まって1キログラム当たり12ベクレルとなり、県は「飲用茶の基準値の200ベクレルを下回り、健康に影響を与えるレベルでない」としている。

 フランス政府が17日、静岡県から輸入した茶葉から基準値を超す1キログラム当たり1038ベクレルのセシウムを検出したとして廃棄処分を決めたのを受け、県が再検査していた。

(共同)
 

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