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衝突事故:電車にトラック 運転の男性死亡 広島・山陽線

 21日午前7時半ごろ、広島市安芸区中野3のJR山陽線中野東-安芸中野駅間の横須賀第2踏切(遮断機、警報機付き)で、白市発広島行き下り通勤快速電車(4両)が、踏切内に進入した同区の製パン会社「タカキベーカリー」の系列会社の配送トラック(2トン)と衝突し、トラックを運転していた児玉博之さん(42)=広島県海田町寺迫1=が即死した。乗客約500人にけがはなかった。

 県警海田署やJR西日本広島支社によると、電車はトラックを車両下部に巻き込んで約300メートル引きずって停車。トラックから燃料が漏れ出し、安全確認のため、乗客は約1時間、電車の中で待機した後、約600メートル南の安芸中野駅まで徒歩で移動した。児玉さんはパンを配送した後、現場近くの会社へ戻る途中だったという。遮断機に衝突した跡は残っていないという。

 この事故の影響で、安芸中野-西条駅間が上下線で一時運休した。【中里顕、北浦静香】

毎日新聞 2011年6月21日 12時07分(最終更新 6月21日 12時18分)

 

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