高橋はるみ知事は21日の道議会代表質問で、北海道電力泊原発(泊村)3号機のプルサーマル計画について「(福島第1原発の)事故でMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料がどのように影響したか、国の検証結果に問題がないことが確認される必要がある」と述べ、計画実施に先立って国の検証が必要だとの考えを示した。北電が目指している12年度中の開始がずれ込む可能性もある。
また、海江田万里経済産業相が運転停止中の原発再稼働を地元自治体に要請する方針を示したことについては「(政府が)停止要請した浜岡原発と泊原発の扱いが異なる根拠について(国に)さらなる説明を求めている」と答弁。国の説明を聞いたうえで定期点検中の泊原発1、3号機への対応などを判断していく考えを示した。【高山純二】
毎日新聞 2011年6月22日 地方版