平成22年第3回定例会 決算特別委員会 文教委員会所管3
●図書館の音響資料について
◎区が有する音響資料
・現在、区立図書館では、主にCDが主流で、カセットテープも含め、6万7000点ある。また年間延べ49万4000点ほどが貸し出されている。
◎音響資料の購入の基準・購入数・予算
・基準:クラッシック・童謡などの教育的な作品やジャズの復刻版、文学作品の朗読など、一般的には購入しづらい作品の収集に重点を置き、音楽情報誌やメデイア情報の評価を参考に収集している。なお、販売されてすぐの作品やヒットチャートの上位に占める作品は、レンタル店との競合を避けるため、購入を控えている。
・購入数:平成21年度1,192点、すべてCD。
・購入経費:貸出し用の装備代金や修理用品を含め、約382万円。
ひうち質問
先日、区民の方から、「世田谷区は音響資料に関して、区民のリクエストを受け付けてくれない。文京区では、購入希望リクエストといった手書きのカードだけでなく、ホームページでも受け付けているし、港区でも手書きのリクエストカードで受け付けている。」とのご意見をいただいた。ここで、皆様の要望に、すべて応えるということは難しいと思うが、せめて多くの人のニーズがあるようなものに関しては、区民の方々の要望を聞いていただきたいと思うがいかがか?今後の音響資料の取り扱いについての区の見解とともに、伺う。
答弁
・区民からのリクエストには、最新のヒット作品や評価の定まっていない作品等、様々な要望があり、基本的には最新のヒット作品のリクエストはお応えできない状況だが、それ以外のリクエストについては、選定する際の参考資料として活用している。
・音楽関連のレンタル店が出現し、またインターネットや携帯電話でも、廉価で様々な音楽を、多様な手段で楽しむ環境が整ってきている。区教育委員会としては、このような状況を見定めていく必要があると考えている。