国内最大規模の情報資産プラットフォーム企業である株式会社パイプドビッツは、第三者機関として「AKB48 22ndシングル 選抜総選挙(以下、「総選挙」)」投票システムの納品や運用、QRコードやシリアルナンバーの発行、各チャネルからの投票集計などにより公平な選挙を支援いたしました。総選挙を滞りなく終結するために、舞台裏で繰り広げられた技術者の奮闘記をお伝えいたします。
パイプドビッツは、シングル「Everyday、カチューシャ」購入者からの投票に加え、ファンクラブ「柱の会」会員、モバイルサイト会員、AKB48 LOD月額見放題会員、SKE48 モバイル会員、NMB48 モバイル会員の合計6チャネルからの投票を取りまとめ、集計結果を出す重責を担った。
集計結果にミスがあってはならない。関係者会議で、集計結果が合っていると確認できる方法が求められた。立ち会う弁護士が厳正な結果と認め押印するためにも、集計方法を確立する必要があった。
必ず2人1組で作業を行い、ダブルチェクをすること。さらに異なる2系統で集計し結果をチェックすることなどが決められた。そして、弁護士にシステム面と集計方法の体制面を説明し、不正がないことを確認していただいたのである。
集計結果を、発表会場である日本武道館に運ぶのは、パイプドビッツ社長の佐谷であった。会場への往路で、結果に何かあっては、今までの全関係者の苦労が水の泡になる。確実に日本武道館で司会の徳光氏にお渡しするため、移動は公共機関を避け、佐谷の両脇にはSPが配属された。