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【社会】

天体爆発狙い共同観測網 国立天文台と7大学

2011年6月22日 10時12分

 国立天文台は22日、北海道から鹿児島までの7大学と共同で、各地の望遠鏡を使い、超新星爆発などの突然起きる天体現象を連携して観測できる態勢をつくったと発表した。発生が予測できないため観測が困難だった宇宙の爆発現象の解明につながると期待される。

 各大学の地元など国内に設置する望遠鏡のほか、東大はチリ、名古屋大は南アフリカに持つ望遠鏡も参加させ、計10台を活用する。

 口径は0・5〜1・88メートルと、すばる望遠鏡などに比べると小さいが、機動的に運用でき、突発現象に対応しやすい利点がある。天候の良い地点をつないで連続的に観測できるほか、観測に用いる周波数帯を分担し、多様な観測が可能になる。

 超新星のほか、宇宙最大の爆発現象でありながら未解明な点も多い「ガンマ線バースト」という現象を狙い、発生のメカニズムなどを詳しく調べる。

 

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