関西テレビ放送株式会社

大阪市内で駐車中の車のガラスを割りカバンなどを盗んだとして無職の男２人が逮捕されました。同様の事件が多発していて警察は余罪についても調べています。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、ともに無職の田辺泰典容疑者（３５）と木村勝幸容疑者（３８）で、職業不詳の森永辰也容疑者（３５）が指名手配されました。
調べによりますと田辺容疑者と森永容疑者は今年３月、港区と都島区の路上で駐車中の車の窓ガラスを割り、カバンなどを盗んだ疑いがもたれています。
大阪府内では今年に入り、同じように駐車中の車の窓ガラスが割られバッグなどが奪われる窃盗事件や強盗事件が約１００件相次いでいて、警察が捜査を進めていました。
調べに対し、田辺容疑者は「繰り返しやった」などと容疑を認めていますが、木村容疑者は否認しています。

交通トラブルになった相手を陥れようと「車を傷つけられた」と警察にウソの申告をした上、裁判でもウソの証言をしたとして、大阪地方検察庁は、２６歳の男を逮捕しました。
偽証などの疑いで逮捕されたのは、堺市の会社員・中村雅哉容疑者（２６）です。大阪地検によりますと、中村容疑者は去年８月、大阪市内の阪神高速で、別の車を運転していた中国人の男とトラブルになりました。その際、実際には自分の車が傷つけられなかったにも関わらず、「ゴルフクラブで叩かれ、傷つけられた」と警察にウソの申告をし、逮捕・起訴された中国人の男の裁判でもウソの証言をした疑いがもたれています。トラブルの直後に中村容疑者がインターネットのサイトに掲載した車の写真に傷がなく裁判の中で、中国人の弁護士が指摘していました。

大阪府の橋下知事は２１日午後、関西電力の社長と会談し、関西電力が要請している「一律１５％の節電」について、改めて拒否する姿勢を示しました。

【橋下知事】「今回の１５％の節電要請、経済界の動き、経済産業省の動き、大臣の発言。あんな見え透いた分かりやすいシナリオ、そんなのに乗っかるわけないじゃないですか」
２１日午後、関西電力・八木社長が大阪府・橋下知事と１時間以上にわたって会談しました。
橋下知事は関電の要請する「１５％の節電」は、原発の再稼働の必要性をアピールするためのものとして、改めて拒否。
一方で、電力の需要と供給の状況をリアルタイムで公開し、需給がひっ迫すれば警報を出すなど、緊急的な節電を呼びかけることを提案しました。
【橋下知事】「需要と供給をリアルに表示していきますから、いよいよ危ないというときにはエアコンを止める、この作戦で行きます。みんなでワーッと言って電源止める。エアコンを切ると」
橋下知事が突如提案した、「エアコン作戦」。
そこには、こんな思惑が・・・。
【橋下知事】「節電をやる意味がちょっと違う。これをうまく乗り切れば、一気に“原発ゼロ”というわけにはいかないが、確実に原発への依存度は下がる」
一方の八木社長は、電力の安定供給のためには、やはり１５％の節電が必要だと主張。
地球温暖化やエネルギー自給率の問題に触れ、「脱原発」の流れには難色を示します。
【八木社長】「私としては今後とも原子力は重要な電源であり、電力安定供給の基軸を担うものとして認識していると申し上げた」
【橋下知事】「原発で生み出された電力とそうじゃない電力は、商品のリスク性が全然違う。“リスクの高い電力”という商品には、口を出させてもらうと伝えた」
この夏の節電の必要性については、程度の差こそあれ合意に至りましたが、「原発の将来」に関する議論は、平行線のままに終わりました。

ヒトの胃や腸の中を自由自在に動き回って撮影する「カプセル型の内視鏡」の開発に成功したと、大阪医科大学などの研究グループが発表しました。

小さなヒレを動かして、水の中をすいすいと気持ちよさそうに泳ぎ回る物体。人魚のように優雅に泳ぐ姿から、つけられた名前は“マーメイド”！
医療の未来を切り開く「自走式カプセル内視鏡」です。
長さ４・７センチのカプセルを飲み込むと、体の中で小さなヒレを動かして自由自在に撮影します。
カプセル内視鏡のヒレには磁石が埋め込まれていて、電磁石を使った装置で体の外からリモートコントロールすることができます。
ヒトの腸に見立てた狭い管の中も右へ左へす〜いすい。やわらかいヒレを器用に動かし、目指す方向へ泳いでいきます。
【大阪医科大学・樋口和秀教授】「これまでのカプセル内視鏡は人間のぜん動で進ませて勝手に撮っていくということで、見たいところが見れないという短所があった。それを克服するために“自走式”に」
そして今回、マーメイドがヒトの体内の撮影に初めて挑戦しました。
カプセルを飲みこんだのは、開発に携わった大塚教授。
胃カメラは大の苦手だそうですが…
【龍谷大学・大塚尚武名誉教授】「心の中ではどなたか手を上げないかと期待してたんですけど。飲んだら意外にスルッと入って、自分でもびっくりするくらい簡単にいきました」
教授の体の中を動き回ったマーメイド。そして見事、胃の撮影に成功！
ヒトの大腸の撮影という世界で初めての快挙も成し遂げました。
【龍谷大学・大塚尚武教授】「のど元過ぎれば熱さ忘れるで、ここ（のど）を通り過ぎた段階から全く何も感じない。胃から小腸、大腸に至るまで一つのカメラで見れるように、早く実証したい」
研究グループでは、数年後の実用化を目指して実験を重ねていくということです。

大阪府の福祉部に勤務する３７歳の男性職員が、通勤中の電車内で下半身を露出させたとして現行犯逮捕されました。

公然わいせつの疑いで逮捕されたのは、大阪府福祉部福祉総務課主査・南川貴俊容疑者（３７）です。
警察の調べによりますと、南川容疑者は通勤途中だった２１日午前９時前、ＪＲ大阪環状線の電車内で、下半身を露出させた疑いが持たれています。
警戒中の警察官が、女性客のうしろで下半身を露出させている南川容疑者を発見し、大阪駅で現行犯逮捕しました。
調べに対し、南川容疑者は、「ストレス解消のためにやった」と容疑を認めています。
南川容疑者の逮捕を受けて大阪府は「事実関係を調査して厳正に対処します」と話しています。

２０日、京都市西京区で水道管が破裂し、ガス管に水が流れ込んだ事故の影響が続いています。
現在も、およそ１万５０００世帯でガスが使えない状態で、全面復旧にはあと３日はかかる見通しです。

ガスが使えない家庭にカセットコンロを配って回る大阪ガスの社員たち。
今も街には事故の影響が残っています。
原因となったのは、老朽化した水道管。
２０日午前４時半ごろ、京都市西京区で地中の水道管が破裂し、隣のガス管に流れ込んだ水が家庭や施設へあふれ出ました。
現在も西京区のほか、隣の長岡京市、向日市の一部、合わせておよそ１万５０００世帯でガスが使えない状態が続いています。
一夜明け、西京区の大枝小学校では、ガスの復旧が給食の時間に間に合わず、急きょ、火を通さなくても食べられるメニューに変更。
中華あんかけご飯などの代わりに、ゼリーが出されました。
近藤尚行校長は、「子どもたちが大好きなゼリーを急きょ揃えました。給食はガスがないと困るので、できるだけ早く復旧して頂きたい」と話していました。
「『お風呂に入れないと気持ち悪くて寝られない』と、昨夜１１時ぎりぎりに飛び込んできた客がいた」と話すのは、ホテル京都エミナース大浴場の大西章支配人。
近くのホテルの大浴場には、家庭のガス湯沸かし器が使えないことからお風呂を求めて多くの人が訪れ、普段は１日あたり５００人ほどの客が、２０日は１３５０人と３倍近くになりました。
このホテルでは、朝風呂として利用してもらうため、午前１０時からの営業を６時に前倒ししたということです。
男性利用者は（Ｑ早く家の風呂入りたいですか？）「そりゃそうですよ、いつも風呂入ってるんですから」と話し、女性利用者は「家はガスで動いているので困る。こういう時にガスのありがたみが分かる」と話していました。
大阪ガスでは、およそ１２００人の社員たちを動員。
カセット式のガスコンロをおよそ１万個用意して各家庭に配りました。
カセットコンロが配られた女性は「これで温かいものが食べられる。弁当は年寄りには脂っぽくてかなわない」と話していました。
市内の道路では地面を掘り返し、ガス管にたまった水を吸い出す作業が続いています。
また各家庭では、安全性を確認しながらガスの栓を開く作業も進められています。
ガスが開栓された住民は、「嬉しいです。３日ぐらい使えないと思っていたので」と話していました。
懸命の作業で、ガスが使える家庭も徐々に増えていますが、完全復旧には少なくともあと３日はかかるということです。

政府による事業仕分けで一時は開発の継続が危ぶまれたスーパーコンピューターが、計算速度ランキングで見事、世界１位になりました。

「世界に圧倒的な差をつけて、水をあけて一位になったことをうれしく思います」。
喜びの声をあげた理化学研究所の野依良治理事長。
神戸で開発中のスーパーコンピューターが、この度、計算速度を競う世界ランキングで一位に輝いたのです。
「室内に整然と並んだラック。こちら全てが世界１位に輝いたスーパーコンピューター『京』です」（記者リポート）。
「京」の現在の計算速度はなんと１秒あたり８１６２兆回。
２位の中国製に３倍以上の差をつけました。
計算能力が上がればより高度なシミュレーションが可能となり、災害予測や新薬の開発などへの貢献が期待されます。
実に７年ぶりの首位奪還となった日本のスパコン。
しかし、一時は開発が危ぶまれたこともありました。
「これ、世界一になる理由は何かあるんでしょうか？２位じゃ駄目なんでしょうか？」（蓮舫・行政刷新担当相２００９年）。
今も記憶に新しいこの言葉。
スパコンはおととしの事業仕分けで、事実上「凍結」の判定をされましたが、科学者たちの猛反発で予算の圧縮にとどまったいきさつがあるのです。
「やっぱり世界一をとらないといけない。（蓮舫行政刷新担当相も）ああいう言い方じゃなく、『日本の経済が苦しいので若干プロジェクトを見直したい、苦しい中でもぜひ世界一を目指して頑張ってほしい』と言ったらまた違ったんじゃないか」（次世代スーパーコンピューター開発実施本部平尾公彦副本部長）。
世界一の知らせを受けた蓮舫行政刷新担当相は「ナンバーワンだけを自己目的化するのではなく、国民の税金を使っているのでオンリーワンを目指してほしい」と話しました。
「世界一と聞いてすごいなあと思った」「（蓮舫行政刷新担当相の発言が）あったからがんばったんじゃないの」「実際にどういう所で役立つか知ってみたい」（神戸市民）。
完成が予定されている来年の６月には、その名前の通り、１秒間に「１京回」の計算が達成できる見込みです。
「日本は科学技術を振興することが生命線だと思っています」（野依良治理事長）。
「一位じゃなきゃだめ」と言わんばかりに圧倒的な能力を見せつけた日本のスパコン。
今後は日本復活の起爆剤として、目が離せなくなりそうです。

大阪府八尾市の主婦ら３人が、闇金グループの取り立てを苦に心中した事件で、幹部の男の時効が２２日成立します。

この事件は２００３年、闇金グループからの金の取り立てに追い詰められた八尾市の主婦（当時６９歳）ら３人が、踏み切りで電車に飛び込み自殺したものです。
このグループは、およそ５万８０００人から総額５４億円を取り立てていたとみられ、これまでに５９人が摘発されています。
しかし、３人に対する恐喝の疑いで指名手配されているグループの幹部・川畑将容疑者（３０）は、現在も行方をくらませていて、２２日午前０時に時効が成立します。
時効成立を前に、亡くなった主婦の親族は、関西テレビの取材に対し「逮捕されないままだと、ずっと恨みを持って生きていくことになるのでは」と話しています。

客と女性従業員が、売春すると知りながら場所を提供したとして、神戸市の福原にあるソープランドが摘発されました。

売春防止法違反の疑いで捜索を受けたのは神戸市兵庫区の福原にあるソープランド「エスプーマ」と関係先９か所です。調べによりますと、このソープランドは先月中旬ごろ、神戸市の会社員（３１）と、この店の女性従業員が売春すると知りながら場所を提供した疑いがもたれています。今年４月、「この店で売春をやっている」と、匿名で情報提供があったということで、警察は捜査を進めていました。警察は、店の３１歳のマネージャーら２人を逮捕するとともにこのソープランドが普段から、売春の場所を提供していた疑いもあるとみて、資料などを押収して詳しく調べる方針です。

夏場の電力不足に対応するため関西広域連合は、２２日から始まる節電対策重点キャンペーンを前に２１日出発式を行ないました。

関西広域連合は、２２日の夏至から９月２３日の秋分の日までの３ヶ月間を節電対策重点キャンペーンとしています。２１日行われた出発式では、広域環境保全担当の嘉田由紀子知事から関西広域連合に参加している７府県のゆるキャラに節電を呼びかけるのぼりが手渡され、その後、知事自ら打ち水を行いました。のぼりを受け取ったゆるキャラは、２２日からそれぞれの地元で家庭や会社での節電対策のチラシを配布するなど節電を呼び掛けていくとしています。

２０日、京都市西京区でガス管に水道水が流れ込み、およそ１万５０００世帯で今もガスの供給がストップしています。全面復旧にはあと３日はかかるということです。

２０日午前４時半ごろ京都市西京区で腐食した地中の水道管が破裂し、隣のガス管に水が流れ込みました。その影響で西京区のほか京都府向日市や長岡京市の一部、合わせておよそ１万５０００世帯で現在もガスが使えなくなっています。大阪ガスでは、きのう夜からガスの供給がストップしている家庭にカセット式のガスコンロとガスボンベを配っています。住民は、「お風呂に入れないと、大人は水でもいいけど、小さい子はかわいそう。なんぼ湯で拭いてもかぶれるから」などと話していました。大阪ガスはガス管の水の抜き取りなど復旧作業を続けていますが、全面復旧には、少なくともあと３日はかかるということです。

大阪府の橋下知事は、２１日午後に関西電力の社長と会談します。橋下知事は、「１５％の節電要請」と「国の原子力政策」との関係を、直接問いただす考えです。

「今回の電力の問題、こんなの幼稚園以下ですよ。このシナリオは誰が描いたんですかね」と語る大阪府の橋下知事は、２１日午後に関西電力・八木社長と会談する予定です。橋下知事は、関電が打ち出した一律１５％の節電要請は、国が各自治体に原子力発電所の再稼働を促すために打ち出したものだとする考えを示しました。橋下知事は、「（関電は）１５％要請で脅しをかけて原発の再稼働を要請して、経産省は再稼働を早くと自治体に働きかけようという・・・本当に僕は情けない。誰がこんな絵を描いているのか」と不信感を示しています。八木社長との会談は、午後１時半から始まります。

保育園の保育料などを着服したとして逮捕された社会福祉法人の前理事長が、保育園の運営費を２０００万円以上私的に流用していたことが新たにわかりました。

社会福祉法人「寝屋川福祉会」の前理事長・森川忠行容疑者（７２）は、運営する保育園の保育料などおよそ２７０万円を着服した業務上横領の疑いがもたれています。警察の調べに対し森川容疑者は容疑を否認していますが、寝屋川福祉会によりますと保育料などの着服はおよそ２４００万円にのぼるとみられます。「寝屋川福祉会」は国などから年間およ３億円の運営費を支給されていますが、森川容疑者は運営費を飲食費や車の保険代、リゾート会員費などに私的に流用しその総額は２０２０万円にのぼることがわかりました。警察は余罪や詳しい金の使い道などを調べています。

文化人や芸能人などの絵画や書を集めた美術展が、徳島県鳴門市で開催されています。

この美術展は美術を身近な物に感じて欲しいと、歴代の総理大臣や芸能人、スポーツ選手が描いた絵画や書など１５５点が展示されています。中には東日本大震災の被災地で撮影した戦場カメラマンの作品も並べられています。また今回は震災のチャリティー企画としてポストカードを販売していて収益の全てを被災地で被害を受けた美術品の修復費用などに充てるということです。
来場者は「絵の重みが絵に出ていて、思いがよく伝わってくるかなと感じた」と感想を話しました。この『文化人・芸能人の多才な美術展』は鳴門市の大塚国際美術館で７月３１日まで開催されています。

徳島県鳴門市の障害者支援施設では、夏から秋にかけて涼しげな音色を奏でる鈴虫の飼育セットの出荷が始まっています。

夏の夜の暑さを忘れさせるような涼しげな音色を奏でる鈴虫。この鈴虫は、20年程前から鳴門市の障害者支援施設、「板東の丘」が施設利用者の自立支援のひとつとして、飼育販売をはじめたものです。大事に育てられた鈴虫は木の枝やコケなどを入れて環境を整えたケースに、傷つけないように羽を使って運ばれます。
季節の便りとして人気があり、餌もついた飼育セットは８匹入りが2100円、５匹入りは1500円で通信販売されています。

問合せ先：障害者支援施設「板東の丘」
　　　　　TEL 088-689-2828
鈴虫セット大（オス４匹・メス４匹）2100円
鈴虫セット小（オス３匹・メス２匹）1500円
鈴虫のみ　　（オス10匹・メス10匹）2500円　すべて送料込