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余震で温泉噴出 住民は硫黄臭に困惑

 東日本大震災の余震の影響で、福島県いわき市泉町にある旧常磐炭鉱の立て坑跡地に温泉が噴出した。住宅街の一角で起きた珍事に連日、見学者が絶えないが、強い硫黄臭に住民は困惑気味だ。

 温泉が出たのは4月11、12日の震度6弱の余震後。立て坑跡地のコンクリート製排気口から、約55度の温泉が湧き出しているのが見つかった。周囲の地面に小さな池のように湯だまりができた。

 近くに住む無職吉田ユリ子さん(77)は「風向きによっては硫黄のにおいが強く、窓が開けられない。庭の樹木が枯れたり、洗濯物にもにおいが付いて大変」と話す。一方で、住民の中には湯をくんで足湯に使ったり、温泉卵をつくったりする強者もいるという。

 跡地を管理する常磐興産によると、湯量は若干の変動はあるが安定している。同社は「直下型の余震後、地下水に圧力がかかり押し出されたのではないか。圧力が均一になれば湯も止まるはず」としている。(共同)

 [2011年6月18日9時18分]

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