神奈川県のブランド茶「足柄茶」の生産農家の85%が、放射性物質検出の影響で出荷できなくなりました。

 神奈川県によりますと、国の基準を超える放射性セシウムが新たに検出されたのは、相模原市と松田町、山北町で生産された足柄茶の荒茶です。いずれも基準の2倍あまりの濃度でした。足柄茶をめぐっては、先月、南足柄市と小田原市など6つの市町村でも生の茶葉から基準を超える放射性セシウムが検出され、出荷が自粛されていました。これで神奈川県の生産農家のうち85%が出荷できなくなり、経済的な損失は2億5000万円に上る見通しです。

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