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チョウセンアカシジミ、じっくり観察 川西の保護区で児童ら

2011年06月21日 19:23 
トネリコの葉に止まるチョウセンアカシジミの成虫(左)と、観察する児童たち=川西町
トネリコの葉に止まるチョウセンアカシジミの成虫(左)と、観察する児童たち=川西町
 県指定天然記念物で環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されている「チョウセンアカシジミ」の観察会が21日、川西町の大塚小近くの保護区で開かれた。町内の小学生らが貴重なチョウの生態を学んだ。

 保護活動に取り組む大塚小と、学区内に生息地域がある飯豊町添川小の児童計35人が合同で活動。食樹・トネリコの木の葉の上に止まる成虫を見つけると驚かせないよう気を付けながら、のぞき込むように観察し「いっぱいいる」「きれいだね」などと声を上げていた。大塚小3年の金子瑞希君(8)は「この前まで、小さい幼虫だったのに」と驚き、添川小3年の平山絵理さん(8)は「羽に丸い点々模様がある」とじっくり見ていた。

 「チョウセンアカシジミを守る会川西町」の相馬孝一郎会長によると、保護区では現時点で200頭ほどの成虫が羽化し、午前11時〜正午と午後4時ごろの時間帯に飛び回る姿を楽しめる。チョウの姿は7月中旬まで見ることができる。
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