“東海第二原発 再開の対象外”
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“東海第二原発 再開の対象外”

6月21日 22時16分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

茨城県の橋本昌知事は21日の記者会見で、「東海第二原子力発電所は、海江田経済産業大臣が求めた原発の運転再開の対象に入っていない」と資源エネルギー庁から連絡を受けたことを明らかにしました。

茨城県の東海第二原発は、震災で自動停止したあと、先月から半年間の定期検査に入ってます。一方、海江田経済産業大臣は、今月18日、深刻な事故に対する対策が適切に実施されていることを確認したとして、原発が立地している自治体に運転再開を認めるよう求めていて、橋本知事は、「東海第二原発も運転再開を要請されているのか」を原子力安全・保安院に問い合わせていたということです。21日の記者会見で、橋本知事は「きのうの夜中に資源エネルギー庁から『東海第二原発は要請対象には入っていない』という連絡があった」ことを明らかにしました。その理由については、「地震の影響を分析しきっていないので、今後、十分分析してから国として判断していく」と答えたということです。橋本知事は「大臣が記者会見で一般論を言うのはおかしく、知事なり市町村長にきちんと話をするべきだ」と述べました。また、今後の電力政策については、「原発がなくなっても電力が確保できる状況が将来できるかどうかだ。国民県民が納得してくれる政策が大事で、納得できるのなら誰だって脱原発のほうがいいと思う」と述べました。