要請あればスパコン停止も 京大の15%節電策
京都大は21日、関西電力からの15%節電要請を受け、大学独自の節電プログラムを発表した。照明の間引きやエアコン停止などで15%節電が可能としており、さらなる節電が必要なら、総長の判断で実験時間の変更やスーパーコンピューターの停止も検討する。
関東の大学では、すでに多くの大学が節電プログラムをまとめており、「京大も大学としての社会的な責任を果たしたい」(施設部)としている。
「フェーズ0」から段階的に対策を増やしていく。「フェーズ0」はエアコンの室温28度設定、コンセントを抜くなどですでに実施中。7月1日から9月30日までを「フェーズ1」とし、エレベーターやコピー機の稼働台数減、照明の間引き、自動販売機の消灯などで9・5%節電も目指す。
電力事情を見ながらさらに節電が必要と判断した場合には、「フェーズ2」として事務室や研究室のエアコン停止などの対策で15・6%節電する。
教育研究の継続を原則に、実験用機器やスーパーコンピューターの稼働は続けるが、政府の追加要請などさらなる節電が求められた場合には、「フェース3」「フェーズ4」として総長判断で停止も検討する。
各部局の電力使用状況を常にモニターして随時報告、目標達成を求める。医学部付属病院はプログラムの対象外とした。
【 2011年06月21日 22時59分 】
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