お遍路女子のつれづれ日記

唯一自分のお土産用に買っていた「手ぬぐい」達です

遍路転がしで大変だったお寺や、デザインのかわいい物をちまちま買っていました。
そんなに買っているつもりはなかったのに、結構たまってしまった

一番手前の物は、修験者のＨさんにいただいたもので、へんろみち保存協力会のもの。私がボロボロの手ぬぐいを巻いていたら見かねて下さいましたｗ でもあまりにかわいいのでもったいなくて使えず、記念にとっておきました大事にしています



これは21番太龍寺のもの。ドラゴンモチーフがかっこいいです
他にも2～3種類ありましたが、私が見た中ではこれが88か所中1番おしゃれな手ぬぐいでした。

始めからここのは買いたいと思っていたので、他のデザインも2種購入。以降、遍路転がしの横峯寺・雲辺寺・ついでに三角寺などでも購入したのですが、12番焼山寺・20番鶴林寺でも買っておけばよかったと、後で後悔





これは絵心経手ぬぐい。きっと昔は字の読めなかった人にはこうして絵でお経を伝えたんだろうなあと思いました。でも、「ん」は「ん」なんですね（笑）これもカラーが緑・赤・青・黒があったかな？どれもかわいかったです。




そしてこれは1回しか見なかったんですが、88か所のお寺の鬼瓦をモチーフにしたもの。素敵です
津照寺の下のお土産屋さんだったでしょうか・・・？忘れてしまいました。でも200～250円位でお値打ちでした

他にも、デザインが気に入った物（お寺のみ）や、1番・88番・高野山など、区切りになるお寺で購入。
200～350円以内で買える物のみで揃えました。

良いお土産が出来ました

御影保存帳です。結願後に高野山のお土産屋さんで購入しました。

納経すると、そのお寺でお奉りしているご本尊のイラストが書いてある「ご本尊御影」というペロッとした小さい紙を頂けます。（納経代300円に含まれているのかな？東寺などは別売りでした。大200円小100円。高野山も別売りでした。）
もちろん納経とは別に買うことも出来て、大体白黒で100円・カラーで200円でした。
番外霊場でもちゃんとあります。

これは集めて額装したり屏風に仕立てたりもするそうなのですが、 私はとりあえず保存帳を買ってみました。
中を開くと・・・


じゃーん
こんな感じで、お寺ごとに透明ポケットがあり、そこに御影を収納できるようになっています。
これはお寺の御詠歌と写真もついていて、なかなか良いです（慌ただしくまわっていたので、「おお、こんなんだったのか～！」とか後で思ったり）なぜか連絡先まで書いてある（笑）これで2500円。

しかし、仏ビジネスって結構ぼろいですね～「こんなに大変な思いしてまわったんだからこれくらいいいか！？」と、つい買ってしまう・・・「もうなかなか来られないんだし！」とか・・・財布の紐が緩みます



見て下さいこのデザインセンス！めちゃかっこよくないですか？？
私にはこの発想なかなか出ないです（笑）凡字とのコラボでしょうか？

ちなみに、青龍寺は特別変わった御影ですが、他のお寺もそれぞれ味があっていい感じです。どれも下手ウマ感がたまらない・・・（罰あたりですね）

納経帳の事しか考えていなかったので、これは思わぬ副産物でした。

凡字（オン）の書いてあるところが正面です。私はしょっぱなから逆に被ってしまい、直して頂きましたｗ
なので「同行二人」の書いてある方が後ろになります。他に書いてある文字は

「迷故三界城」　　迷うが故に三界は城
「悟故十方空」　　悟るが故に十方は空
「本来無東西」　　本来東西無く
「何処有南北」　　何処にか南北あらん

意味は、「迷っているから自分の周りを　分厚い壁が囲ってしまっているけど、　悟ってしまえば世界のなにもかも　森羅万象が空なんだ。　もともと東も西もないんだよ。　なのにどうして南や北に、　君はこだわっているんだい？」（ホーボージュンさん訳）とのこと。

私、この訳分かりやすくて、とても良いと思います
お遍路さんはこの笠をかぶって歩きます。一目で「お遍路さん」と分かってもらえるので、私は被っていて良かったと思いますが、慣れている人やバックパッカーの子は被っていないことも多かったです。その場合は普通の帽子でした。
でもこの菅笠、蒸れないし、日よけにもなるし、雨よけにもちょうどよくて、私はほんとに買って良かったです。


そして菅笠のサイズは大きく分けて大小二種類あります。
こちらは大きいサイズの物。「日よけには大きい方がいいかも！」と思って大きなものを選びました。

これは3000円のもので、後で分かったのですがちょっと高めでした。大体価格は小で1000円～。大で2000円～。売店によってかなり値段が違うので、急いで買わないでもいいかもしれません。雨カバーは標準で付いてきます。

お宿の御主人やお遍路の達人には、「こんな大きいの見たことないよ～」と言われましたが、（その時点では）どうしても日焼けしたくなかったのでこれで良かったなあと思っています。（結果的に真っ黒に日焼けしてしまったのですが、これで少しはおさえられたと思います・・・いや、思いたい！！）

でも、なんかこれは男性サイズなんじゃないの・・・？って声もありました。実際頭の固定部分はかなり大きめでブカブカでしたそこで下記のように修理してみました。




大きなサイズの物を選んでしまったので、風にあおられて3日目に早くも破壊してしまったのですが、越久田屋の大将に道具を頂き、修理しました。


①笠と頭の固定部分を、タコ糸でがっちり補強。（目打ちで穴を増やし、沢山固定しました。）
②頭の固定部分に手ぬぐい1本を細く裂いたものを巻きつけ、包帯で固定。（柔らかく、サイズも小さくなった。）
③あらかじめ用意していたひもを結びつける。（100円ショップで買った、携帯ロングストラップを利用。サイズ調整可能でなかなか便利）しかし、本当は耳の前後を固定できるようにした方がいいみたいでした。これだとかぶっていてずれるのです。

これでかなり快適に！無事最後まで持たせることが出来ました
これはバス遍路のおばちゃんたちにもかなり好評で、「あら～、これいいわね～！」と何度も言われましたイエィイエィ



しかし、毎日かぶっているのでこのようにだんだんボロボロになっていきます。
そこでさらに修理を・・・



テーピングテープを貼り付けましたｗ


ちなみに。「お遍路さん」と分かってもらえていい点は、「けっして不審者ではない」とわかってもらえること（迷っておかしな所をうろうろしたりするので）と、「お接待していただける」ことでした。

反対に困ることは、「ちょっと恥ずかしい」ことでしたが、数日で慣れて人の目は全く気にならなくなりましたｗ

なので、最初のお遍路には是非菅笠の利用をお勧めしますｗ