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「脳科学の最前線が示す広宣流布の本質」 (抜粋) ●中村宗一郎 |
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※ 「東北大学 未来科学技術共同研究センター」の川島教授の研究 人類の脳科学に関する研究はどんどん進歩しています。 その最前線の知見から、私たちの運動はどういう意義をもっているか考察していきたいと思います。 配りましたカラー写真は、この春に出来ました「東北大学 未来科学技術共同研究センター」の川島さんという教授のもので、このあいだ勉強会を持ったんですが、その彼が自分の脳みそをファンクショナルMRIで分析したものです。 彼はまず、一生懸命に考えた時に、さぞ脳というのは活性化するのだろうと考えました。 ところが、必死で考えた時の脳は、ほとんど全くといっていいくらい活性化していません。 「下手な考え休むに似たり!」であると確信しましたと言ってました。 どうすれば活性化するかということが彼らのテーマでしたので、いろんな事を試してみました。 英語なんかを聞いたりしてみたんですが、まず、常識がくずれました。 従来、日本語が右脳で、英語は左脳を使っていると言われてきましたが、日本語も英語も聞いているときには同じような場所が活性化していることがわかりました。 そして、先ほどの一生懸命考えているときなんかよりも、ずっと脳が活性化していることがわかります。 これをもって、彼は、赤ん坊や幼児に向かって語りかけることは、子供の脳の発育にとって非常に有効な行為であることを示しました。 しかしまだまだ、部分的な活性化しかしていません。 いろんなことをさんざん実験してみた中で、最大に脳が活性化したのは、「声に出して(本を)読んでいた時」でした。 要するに、朝晩の勤行というのは、脳の活性化には最適なんです。だから勤行をすると目がさめるとか、体調がすっきりするというのも当たり前なんです。 脳と身体の関係というのは、非常に相互補完的で、例えば、脳性麻痺の子供の治療には、ドーマン法と言って、身体を動かすトレーニングで中脳を活性化させていくという方法があるんです。 さらに、私は川島教授に、母音、子音、開音、閉音など、発声の違いによって活性化の違いを確認したかと聞きました。そして、来年6月の東北での国際学会までにぜひ研究してほしいと。 私は、南無妙法蓮華経と繰り返し唱えれば、前頭葉のある部位が特異的に活性化するはずだと仮説を立てました。そこが大脳を全開させるスイッチなんだと。 しかし、それだけじゃだめです。スイッチを入れても電流を流さなければだめだと。 その電流とはなにか。 私は、御書と法華経に基づいて、3つのポジティブな情動こそがその電流にあたるという仮説を立てました。 @ 全人類一切衆生をすべて幸せにしてみせる。 A そのために、この命と人生を賭ける。 と決意する事です。これが竜女の誓いです。 その時に必ず妨害が出てくるんです。共産党や、顕正会とか正信会、そして裏切りの弟子、そして日顕宗。これらの悪に対して、 B この民衆を不幸にする悪を絶対に許さない!と正義の怒りを燃やす。 この3つのポジティブな情動を、南無妙法蓮華経と唱えてスイッチを入れながら燃やすと、遺伝子にスイッチが入り、あるいは遺伝子さえも変わるんです。 その証拠のひとつに、文部省にいる我らが仲間で、先天性の色弱の方がいたんです。緑と赤の違いがつきにくいんです。 先天性とは、遺伝子にそう書かれているんですね。 ところが、2年前のことですが、この3つのままに実践した彼は、ある日、「緑がくっきり鮮やかになったんです」と電話してきました。 この遺伝子にスイッチが入るということは、筑波大学でも研究が始まっているそうですし、遺伝子や染色体が変わるということは大阪大学医学部の森本教授も証明しています。 私は、そういった貴重な事例を積み上げて、大聖人の仏法から照らして、現代の科学が証明している内容を重ねあわせて、人類がどういう新たな地平を開こうとしているのかを訴えてみたいと思います。 ※ 悪を許さないという作業をしていくとどうなるかという事例として、肺ガンが治った写真を見てください。御本人の許可は得て配付しています。 去年の12月13日のCTスキャンでは、彼女の肺の中のガンは4.8cm、そして胸水が400ccもたまっています。この写真で、あと2ヵ月の命という診断がくだされました。 この御婦人は、年末に「極悪を絶対に許さない」というオニの祈りを開始しました。 それまでも題目はあげていました。しかし「どうしよう、治るかしら」ではなく、あの極悪、日顕のでこぼこの頭を、海の王者シャチがバクバク、陸の王者獅子がバクバク食い殺す、そういう祈りを始めました。 これは牧口先生が言われています。 小善をいくら積み上げても大善にはならない、と。小悪をいくら責めても小善にしかならない。そして、極悪を責めてこそ地殻変動のように極善が生まれるのです。 彼女は、1月7日に1回だけ抗がん剤を投与しました。その時点でできることはそれだけでした。ところが数日後の1月11日の写真では、ガンは1.6cmに縮小、体積で言えば30分の1に劇的に減少しました。 しかし、ガンの縮小については、たまに抗がん剤が、宝くじに当たったようによく効くことはあるようです。しかし、驚くことに胸水までもが全く消滅しています。わずか数日でこんなふうに消滅することは考えられません。これは現代の医学でも未だ説明不可能です。 この時、医者は本当に驚きながら、25%の確率で助かるかもしれないと言い出しました。そして、3月9日にはガンは完全に消滅し、4月6日には、晴れて退院しました。先日も、座談会に来られて元気いっぱいに体験発表をしていました。 また嬉しいのは、この婦人部の仲間のお嬢さんのことです。彼女は18年間、精神病で入退院を繰り返していました。たまに退院すると家族に包丁を振り回していたという最悪の状況でした。そのお母さんが昨年末に日顕打倒の鬼の祈りを始めた3日後から、どんどんよくなっていきました。 今年3月中旬にその方ともう一人の婦人を埼玉の妙本寺にハゲ叩きにお連れしました。 まず所化に、神社に日顕の本尊がしめ縄をして祭られている写真を示して、「これが正しい日蓮正宗の姿か!」と問うと、「間違えてると思います。」と正直な答えが返ってきて、ホントにかわいいヤツでした。 これを聞いていた婦人部達も大喜びでした。 そのうち住職がのこのこ出てきたので、こちらが「法論しましょう」と言うと、「うるさい、出て行け」と言うので、こちらも「この禿げ!衣を脱いで出て行け!」と何回か熱く激励したら、法華講達は蜂の巣を突っついたように大変な騒ぎでしたが、もう婦人部は大喜びで、なんとその18年間精神病で苦しんでいた婦人は、それ以来、完治したんです。 それからは、地域で悩んでる友達を激励しまくり、精神病院で知り合った人達をも激励しています。こんなに劇的に変わるのかというのが実感です。 また一緒に坊主叩きに行ったもう一人の婦人部の方は、小さいときから腕にあった5cmもあるアザに悩んでいたんですが、坊主叩きをしたら歓喜して、平成3年以降の先生の指導を読み直すと決意されました。いざ読み出したら、「私、今まで邪宗をやってました。」と言ってますます歓喜し、題目が嬉しいと言っていたのですが、1週間後、「アザが無くなくなりました。」という電話をいただきました。 なぜそのような奇跡みたいなことが簡単に起こるのか。それは、法則に合致しているからです。 極悪を打ち破ることで地殻変動のように極善が生まれる。その一念が環境を変えてしまうんです。 ※ 側頭葉はネガティブな情動を担当 非常に面白いのは、私たちの脳はそれぞれいろんな機能を分担しているんですが、その中で側頭葉は動物の脳なんです。 この動物の脳は、悲しいな、くやしいな、諦めたいな、弱気だな、こういうのを全部、側頭葉が担ってるんです。 だから先生は「悲観主義は感情に属し、楽観主義は意志に属する」というアランの言葉を何回も引かれていますが、あれはすごく深いのです。 では、楽観主義、希望、勇気、使命、歓喜はどこか。前頭葉なんです。人間が極めて特徴的に発達させた場所です。動物ではほとんど発達していません。その証拠にネコや鳥が笑ってるのを見たことがありますか? 笑えないんです。猿くらいになってようやく笑えるんです。 だから私たちの生活で、笑いが少ないというのは、前頭葉を活性化させていないということなのです。勇気、希望、使命、歓喜、勝利、こういうポジティブな情動に十分に満たされていないということは、前頭葉が十分に活性化していないということです。 そういう時はどうすればいいか?例えば握る力を強くするにはどうすればいいか?何回も何回も手を握ることです。 同様に、脳の筋肉トレーニングをするには、徹してポジティブな情動を燃やしながら勤行をするんです。 時々記憶力が悪かったんだよと嘆かれる方がいますが、問題ないんです。 立花隆という東大の先端科学技術研究センターの教授が、東大生に向けてこう言ってます。 「おまえらな、記憶力がいいというのは、側頭葉だからな。記憶力がいいだけで忍耐力も思いやりもない人間は、前頭葉欠陥人間なんだ。」と。 記憶力は側頭葉、動物の脳が担ってるんです。前頭葉が担っている役割とは、忍耐力とか思いやりの心なのです。 東北大学の川島教授によると、 @ 忍耐力 だから、部員さんとか幹部とかで、どうしようもないのを抱えてキレル人は、もう少し修行しましょう。忍耐力があるというだけですごいんです。 「忍辱は寂光土なり此の忍辱の心を釈迦牟尼仏と云えり」771頁 A 思いやりの心 みんなのためにどんな難も耐えよう、この生命を磨き上げたとき、もう不動の生命です。 B コミニュケーション能力 どんな価値観の人とも堂々と対話する。坊主とも対話する。逆に対話拒否の人は畜生なんです。日犬が典型です。 C 短期の記憶のコントロール 膨大な情報を短時間で覚えて、相手がどのような経歴の人かを把握して、先生が世界の友と対話するのは、極めて前頭葉が発達している証拠なんです。 D 自発能動、誓願の心 究極の情動は、全ての苦悩の人をこの人生を賭けて幸福にしてみせる、という誓いであり、そして民衆を不幸にする悪は許さないとの正義の怒りを燃やすことです。怒りは善悪に通じるのです。個人の怨念などではなく、民衆を思う正義の怒りはすごいエネルギーを生み出すポジティブな情動なのです。 ※ 大脳のシナプスが結合し、発達する仕組み。 大脳は、実は20歳ぐらいになるとその脳細胞(ニューロン)の数が、じわじわと減り始めます。 でも心配いりません。脳細胞がいくら減っても脳の機能とはシナプスの複雑さが決めるのです。細胞と細胞とが、どのように高次に結合しているかが、脳の機能の高さを決めるのです。 また、猿の実験からは、生涯シナプスは結合を深めることが知られています。 理化学研究所という特殊法人に、脳科学総合研究センターという機関があって、ノーベル賞を受賞した利根川進教授もチームリーダの一人で、世界のトップクラスの脳科学の研究所なんですが、去年の暮れに、大変貴重な発表を行いました。 それは、どのような時にシナプスは結合を深めるかというデータです。 @ 困難に耐えること。 より能動的な忍耐によってぼくらの脳はどんどん結合するんです。今、悩みのなかにある人は、おめでとうございます。ダイヤモンド合成中です。 その困難の抑圧の中で、さらにより能動的になった時、簡単に言えば、開き直って「やってやろうじゃないか」と前向きに耐えたとき、脳の結合は見る見る進むんです。 私たちはこの能動的な忍耐、「一切衆生の為に耐え抜いてみせる」と誓うのです。これが法華経の行者の心です。なんか後ろから幹部からやられたって、いいじゃないですか。 「法華大海の行者に諸河の水は大難の如く入れどもかへす事とがむる事なし」1448頁 ただただ民衆を蘇生させるために「とにかく悪は許さん!」と責めて責めて責め抜いた時に、いじわるをする人は弾き出されるんです。それが厳しい現実の姿でした。 ぼくらの仲間の成田○○さんを流罪したH副会長なんか、自分の方が「あれっ?」と言う間に除名されてしまったじゃないですか。 「詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん」(開目抄) 「この心地決定せざれば法華経の行者にあらず」(文段) もう一つ、私たちのシナプスが結合を進めるのは、 A 共に歓喜すること。 これが不思議なんです。 先生といっしょに地球の広布をしようと、炎の歓喜をしたとき、その時に激励した人だけでなく、不思議なことに激励した方もされた方も同時に脳のシナプスが深まるんです。不思議なそういうデータがあるんです。 ところがそれと反対に、自分だけが「法華経の信者でいいです」と法華講員にはよく言う人がいる。では法華経の信者とはどういう存在か? 牧口先生、戸田先生はこう言われた、「法華経の行者と信者を峻別せよ」と。 「夜中に台所で家族に隠れてこっそりと、うまい饅頭を盗み食いするような人、これを法華経の信者というんだ」と。 それが法華講です、惨めなエゴイストなのです。 ※ ライ麦の種の発芽率による祈りの実験 私たちは、題目をあげて祈りますが、祈るというのは本当に効き目があるのだろうか? 気のせいではないのか?米国でライ麦を用いた実験が、これに答えてくれています。キリスト教圏の話ですが、すでに実験してるんです。 白人はウソをつきますが、しかしライ麦はウソをつきません。(笑) ライ麦の種を、皿に千粒づつ分けて置きました。そしてそれぞれの皿のライ麦のことを時間を決めて祈るんです。全然祈らなかった種と、1時間祈った種と、2時間祈った種では、結果が明白でした。 全然祈らなかった種よりも、1時間祈った種の方が、発芽率が全然いいんです。そして1時間祈った種よりも、2時間祈った種の方が、2倍も発芽率がよかったんです。 仮説になりますが、人間の前頭葉には環境に対して影響を与える力があるんです。 そして、普段から日常的に祈っている人と、困ったときにだけ神頼みのように祈る人とではどう違ったか。 明らかに、普段から祈っている人の方が発芽率がすごくよい結果が出ました。 今度は祈られる種のほうに、片や水だけをかけ、またもう一方には塩水をかけて、その両方を比べてみました。すると明らかに、その塩水をかけられた過酷で不幸な種のほうが祈りによって発芽率が上がるんです。 だから悩んでる部員さんがいたらみんなでよってたかって祈ってあげることが、よく効くんです。 次は、祈りの対象となる皿が、あっちにもあるこっちにもあって集中できないという状況じゃなくて、この皿を祈ればいいときちんと定まれば、その中にたとえ千粒あろうとも百万粒あろうとも、同じように発芽率は上がると言うデータがあるのです。 これは池田先生が、毎日、全世界のSGIの友よ幸せになれ、と祈ってることが、全世界の友に届くということの証拠です。 では、距離は関係あるのか?まったくありませんでした。 大陸の東海岸と西海岸とかいろいろやってみましたが、一切影響がなかったんです! 対象さえ明確になればいいんです。ぼくらにも、対象さえ明確にすれば、出来るんです。 池田先生と同じく、全世界のSGIの友よ、人類の幸せをこの命を賭けて。。と、共に祈っていくこと、これをぼくらは実験するべきなんです。 なぜそんな祈り方を勧めるかというと、それは、ぼくらの肉体を作っている原子は、7年で新陳代謝して外に全部、放出されます。そのほとんどが炭酸ガスと水になります。そして、それが2、3年で地球全体に広がるのです。 ということは、ぼくらの身体を作っている原子は、10年後には全地球を包み込んでいるんです。だからぼくらは地球なんです。今、ぼくらの仏界を焼き付けた原子一つ一つが、10年後には地球を包みこむんです。 先ほどのライ麦の種の研究は、祈りは距離には関係ないことを確認させてくれました。 さらに、祈りが未来にまで届くかどうかは、まだ今後の研究課題ですが、祈りは未来にまで届くんです。 その傍証として、ユング心理学に基づいて分析するならば、その集合的無意識の中の普遍的無意識は、過去は百万年から、さらに未来にまで広がっていると位置づけられています。どういうことなのか? ぼくらの朝晩の勤行唱題は、自らの精神のエネルギーで、時空間を越えて未来にまで影響を与えることができ、変えていける力をいける力をもっているということなのです。 人類の脳は、五百万年前くらいのわずか500ccくらいからすごい勢いで倍増して、今から3万年前に この1400ccの脳が完成したんですが、それから容積は増えていないんです。 その代わり、シナプスが極めて高次に結びついていくという、脳の新たな進化を始めているんです。 その鍛え上げた前頭葉は、時空間を越えて、まるで鍛え上げた腕力のように、たとえ人類の未来が地獄だと確定していても、それを精神のエネルギーによってねじ曲げて、「人生を賭けて地球広宣流布をやるんだ」という壮絶な精神のエネルギーで未来に祈りを打ち込んで、そして勝ったと確信した時に、すでに未来を変えているんです。 未来を捻じ曲げていく、それが朝晩の勤行なんです。祈りとは、精神力によって未来をもねじ曲げる作業なのです。 「お願いします…」なんて勤行はするなと、御書にも書いてあります。法華経の行者の祈りは必ず叶うと書かれているのです。 現代の科学がまだ解明できていない、未来の環境までをも変えゆくことができるというのが前頭葉の能力です。 そして、その未来までの変革をも、為し得る人を、御書に照らし合わせて能化と言います。坊主のことを能化というのではないんです。法華経の心は能所一体なりとありますが、この命を法華経に奉って一切衆生を救うと誓った忍難弘法の実践の人を能化と言うのです。私たちも友のために捨て身で訴える、その時に難が競い起こるのです。戦いはそこから始まるのです。 あの成田雄伴さんが富士宮でがんばって「日顕打倒の鬼の祈りだ」と言ってる時には、功徳は起きたけど、世界には弘まりませんでした。 佐賀に流罪されて、それでもなお懲りずに九州全土を走り回って「日顕打倒の鬼の祈りだ」と訴え出してから、米国、南米、アジア、全世界に弘まりだしたのです。 それは何故か。 難に耐えて初めて、彼の声に、ビデオに、彼の魂のエネルギーが、未来をも変える力が吹き込まれるようになったんです。 仏壇の中のあの紙に、ご本尊に、その能力を生み出すのは、ぼくら自身なんです。あの形木の本尊に、なぜ功徳が出るんだ?法華経の行者だから功徳が出るんです。 牧口先生、戸田先生に連なった学会に功徳は出たのです。法華経の行者となるべき池田先生を弟子たちが引きずり降ろした昭和55年以降、学会は功徳が出なくなったではないか。 そして、平成2年12月27日以降、法華経の行者の陣列になぜ爆発的な功徳が出始めたか。それは、ぼくらが法華経の行者としての宝塔を開いたからです。 日顕宗は「法華経の行者は大聖人お一人だ」という。御書のどこのそんなことが書いてあるか!御書を、開目抄をよく読め、と言ってやりましょう。 法華経の行者にも序・正・流通があるのです。序分の法華経の行者が釈尊、天台、伝教らです。正宗分の法華経の行者が日蓮大聖人です。 そして流通分の法華経の行者については、あの四条金吾のことを、 「然るに貴辺法華経の行者となり結句大難にもあひ日蓮をもたすけ給う」1117頁 「此れ即ち上行菩薩の御使いか、貴辺日蓮にしたがひて法華経の行者として諸人にかたり給ふ是れ豈流通にあらずや」同頁 だと言われているのです。 この法華経の行者には必ず三類の強的が競い起こるのです。その法華経の行者は誰なんだ、その人を求めて師匠にしなければならない。 「求めて師とすべし一眼の亀の浮木に値うなるべし。」230頁 と開目抄に明確に書いてあるではないか。 そして我ら創価学会も、僭称増上慢、日顕から2回も切られた 。「数数見擯出」です。間違いないじゃないか。学会総体としても法華経の行者としての権利を獲得した。 じゃあ、あとは我々弟子の一人一人が先生と直結して、俗衆を打ち砕き、顕正会を遠慮なくケチョンケチョンにして、道門の正信会、もうほとんど消えちゃいましたけど、そして三番目があの日顕宗、あの坊主どもをボコボコにして、先生の敵打ちをした時に、堂々と最高の功徳爛漫の寂光土を我々一人一人のまわりに打ち立てることができるんです。 福島大学の飯田文彦助教授(経営学)は、「生きがいの創造」で最前線の科学の知見をこう紹介しています。 「生まれ変わり」なんか信じない欧州や米国の大学教授らが、何千人もの退行催眠のデータを集めた末に、こう結論づけています。 「私たち人間は、何度でも生まれ変わって来ているとしかいいようのない、その事実がこんなにある。」と。 しかもそれだけでなく、私たちは、「ここでこれをやるんだ」と、そこに生まれてくる事を選んで来ていると言うんです。 これが科学の最前線が否定しがたい法則だと述べているんです。 最初は、彼らは否定しようと研究を進めました。 喧嘩ばかりしている夫婦なら選んで来てないだろうと、別々に退行催眠にかけてみたところ、全く同じ過去を思い出した。 あるいは、人類からすでに失われた古代の言葉、バイキングの言語などをしゃべる人達。 驚愕の事実ばかりをどう説明するのか。 欧米では、生命の永遠性についての研究がすでに盛んに行われるようになっているんです。 この地球は我々の研修センターなのだ。今回はあそこに行って、もっと成長するぞ、そうやって生まれてきているんです。 しかし、それはまだ仏法の入門編です。 我らは、もともとこの地球に地球広布を進めるために自覚して生まれてきた本化地涌の菩薩なんだ。その自覚のもと、本気で戦って、未来をねじ曲げて行く、そういう時代になってきたと訴えたいと思います。 定業を変え、あるいは創り出する法則について、仏典にはこう出ています。 @ 繰り返してやること、 A 深く決意してやること、 B 尊い福運のあるものに対してやること、 今の私たちの法華経の行者としての誓いと戦いは、仏界の定業化作業であり、地球生命の進化の定業化作業なのです。 ※ 地球の生命進化の法則 地球の生命の進化の原則には、より高次な複雑な構造をつくって、すごい生命体になっていくという法則があるんです。 38億年前、海の中にコアセルベートという核タンパク質の固まりみたいなのが誕生した。厳しい環境に対応するために、進化の途上でミトコンドリアという別の生命体と融合し合体して、それでエネルギー効率をむちゃくちゃ上げて強くなった。 次は単細胞じゃ弱いと、単細胞生物は多細胞化した。手は手、足は足と、機能を分化しながら、総体的には、より強い生命体へと進化した。 その後も、どんどん進化して、生命の進化の頂点に私たちがある。 そして私たち、一人一人を見ても、私たちは一人じゃないんです。お腹の中には大腸菌とかいろんな菌がいて、お腹の調子を整えてくれてるし、顔には顔ダニや常在菌がいっぱい居て、顔からにじみ出る脂肪を食べてくれているから顔がつやつやして清潔に保たれるんです。 そしてこれらが保たれてるのは、脳のコントロールセンターがしっかりしているからなんです。脳が使命を果たさなくなると、お腹の調子が悪くなったり、便秘になったり、ニキビが出来てしまいます。それぞれが、みんなが使命を果たさなければならないんです。 学会もそうかも知れない。変に批判的には、とらえないで下さいね。(^^; 脳が健康であれば、もし手の先で熱い物をさわるとまずパッと離すんです、現場で処理するんです。現場で必要な情報をきちんと持って、即座に現場で対応して被害を最小限に止める、これが仏敵と戦う時に必須のことなんです。 その後に、熱い物をさわったという指令が上層部の脳のほうに伝わっていくんです。その時にはもう脳は手を離せ、なんて指令しません。「よし手を冷やそう。病院に行こう」と、より高次元の判断をするんです。 つまり現場にもセンサー機能、判断機能があるんです。そしてより大局観に立った判断を脳がするんです。有機的に統合された最高の生命体。それが学会の組織の理想なんです。 もし脳が糖尿病かなんかでおかしいと、どうなるか? センサー機能が低下して、熱いものに触った時でも、単純にそのまま脳に伝えていくんです。そして脳に伝わったときには、その情報も歪みまくって「なんか…結構、痛いらしい?」「よし。離せ」で、離したときには大火傷してるんです。 このような糖尿病のような組織に、戸田先生の命よりも大切な学会を、落さしめては、絶対にならない。それが私たち法華経の行者の責務だと覚悟して取り組んでいきたいと思います。 欧米のキリストあるいはイスラム文明では、聖書で説かれるバベルの塔のように人間はバラバラな存在で、心が通わない存在になっていると考えられています。 そこから個人主義という哲学が育って、一人一人は自由でも、より高次な存在にはなれなかった。 だから民主主義によって屹立する個人を打ち立てても、内なるエゴに負けて衆愚政治に落ち込んでしまうのが限界だった。 その民主主義に背骨(目的意識:衆生無辺誓願度)を打ち立てるのが大聖人の仏法であり、それを全世界に打ち立てようとしているのが、私たちです。 そのことを具体的に証明している事例がすでに全国、全世界に出現しています。 例えば、長野の飯山にいる創大出身の地区リーダーさん。 なにしろ山奥で、誰にも相談できない。人材の面では、八王子の頃のブロックと今の支部・本部とが同じくらいのレベルだと。その彼が、こう決意し、訴えていました。 「聖教新聞を読み、ビデオを見てそれから決意して、やってたんじゃ遅すぎるんです。先生とズレるんです。もし先生がここにおられたら、どう判断し、どう行動されるだろう。そう考えて必死になって友のために祈り、友のために語った時、翌日の聖教新聞を見ると、自分が友に必死に訴えたのと同じ言葉を、そのまま先生が掲載してくれるんです。」と。 そしてその地域では本当に何年ぶりの御本尊流布を行ったと言っていました。 なんとこのような体験が、全国の広宣流布に命を賭けた同志の全く同じ体験として現実にたくさん存在しているんです。 先生が八王子で師子吼を為せば、その時、北海道でも九州でも、米国でもブラジルでも、同時に全世界のあちらこちらで同じ師子吼を叫んでいるんです。 「御義口伝に云く…師とは師匠授くる所の妙法 子とは弟子受くる所の妙法 吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」748頁 このことは今の科学では説明できませんが、現代の科学の最前線が証明した、「前頭葉は共に歓喜した時に両方のシナプスが結合する」というデータが、その深い深い意味を示しているんです。 バラバラだったはずの生命と生命が、共に歓喜することで融合し結合して、新たな巨大な生命体、地球全体をその体とする仏の生命体「創価学会仏」へと進化しつつあるということが、池田先生と不二の弟子が呼び起こしている極めて不思議な現象の本質なのです。 戸田先生は、「200年後にならなければ、創価学会の真実の意味はわからない」と、何回も言われています。 そして池田先生も、12、3年前に、「200年後の全人類の何億もの人々がSGIメンバーになったその時に、また私と一緒に戦いましょう!」と千葉文化で叫ばれました。 私はその時に千葉文化会館で創価班の任務についておりましたが、よし!その通りだと決めています。200年後にまた必ず集って、科学者としてそのときの最前線の科学で、 『実は、西暦2000年前後から、Dr.池田とその不二の弟子たちによって、新たな地球生命の進化の時代を迎えていたんだ、ということを必ず証明してみせる!』と決め、そのために準備の作業を着々と進めているんです。最高のロマンです。 我々はそのための爆発的な戦いを開始したんだ。 その第一の戦いが、顕正会を叩き潰し、正信会を打ち砕き、日顕宗を食い殺す。そして、全ての民衆を不幸にする悪を全部打ち倒して、全人類と共にこの地球を新たなる広宣流布の地平にするために、爆発的な前進を開始したことを宣言して、私の話とさせていただきます。 |