2011年6月21日 11時10分 更新
孫正義氏、韓国大統領と会談-「ゴビ砂漠にメガソーラー建設」提案
孫正義氏、韓国大統領と会談-「ゴビ砂漠にメガソーラー建設」提案
ソフトバンクの孫正義社長は20日、韓国ソウルで李明博大統領と会談し、日中韓が協力して中国内モンゴル自治区のゴビ砂漠でメガソーラーなど自然エネルギーの大規模発電所を建設することを提案した。
握手する孫正義氏と韓国の李大統領。ソウルにて。2011年6月20日。
報道によると、孫氏は地震国である日本は「脱原発」に進むべきだと改めて主張したが、韓国の原発推進政策には「口を挟むつもりはない」と述べたという。
一方、火力発電の比率については、日韓とも引き下げる必要があるとの認識で李大統領と孫氏が一致した。また、火力発電への依存度を低めるため、孫氏が提唱する自然エネルギーの導入拡大が必要だという認識も共有したという。
孫氏は20日、ツイッター(Twitter)上で「(韓国の)大統領との会談で、自然エネルギーの重要性について大いに賛同を得ました」とつづった。
孫氏は日本全国10か所にメガソーラーを建設するため、専用の子会社を設立し、地方自治体との協議を進めている。総事業費は800億円規模とされ、ソフトバンクや各地方自治体などが出資する方針である。
また孫氏は、個人で10億円程度を寄付し、脱原発を推進するため「自然エネルギー財団」を設立することも発表していた。
IBTimes