2001年7月のこと
家族で焼き肉屋
我が家も一番下の子が小学校に上がり、なんとか黙って座って待っていられるようになって、外食が出来るようになった。
家族連れの中には、歩けない赤ちゃんを大泣きさせながら食べに来たり。
今日も、就学前の子供を席と席の間を放置させながら大人だけで談笑していた。
そういうのがイヤだったので、就学まで待っていたわけだ。
回転寿司にもそここそ、行けるようになったし。
今まではマックが精一杯だったけど。
今日は、初めての焼き肉屋、である。
店につくと、とりあえず駐車場が一杯、すぐに一台出たけど、先行き不安。
店にはいると10人以上は待っている、6番目だった。
三十分は待って、やっと席に着くことが出来た。
最近外食が多い理由の一つに、女房のビールがある。
そんなに飲めないのだが、最近になって生ビールの味を覚えて、特に夏は飲みたいらしい。
冷蔵庫にもあるのだが、生ビールがいいという。
自宅だと、舅、姑の目があるし、週に一度は息抜きもしたいだろう、し。
辛いのは私、運転手は飲めない。
アルコール抜きで焼き肉は、かなり辛いな。
というか、初めてじゃないかな。
盛り合わせを二つ頼み、子供のために焼いてあげる。
他人の焼き肉を焼いたのも、初めてだ。
今日は私が全部やって上げたけど、今度は自分でやらせよう。
女房も焼き肉やは、初めてだろうから、やって上げた。
肉の質はいい方である、で、この値段は悪くない。
スペシャル盛り合わせには骨付きカルビが混ざっていた。
以前食べた焼き肉よりも多少落ちるが、初めて食べた家族には美味しかっただろう。
店が混んでいる訳が分かった、待っても食べたい訳も分かった。
一人で舞い上がってこそ、恋。
月曜日は何かと忙しい。
個人的にはどうということはないのだが、私とのアポを取ろうと色々な人が会いに来たり連絡が入る。
大抵は、前週の木曜日か金曜日に翌週の予定が決まるのだが、今週は今日になって立て続けに決まった。
で、そんなやり取りの中で、彼女からメールがあった。
彼女は今時珍しくも会社のアカウントしかないので、自宅では受けられない。
しかも、子供がまだ小学生ということもあって、殆どの日は夕食を作るために定時退社してしまう。
つまり、だ。
9時から17時までしかメールのやり取りは出来ない、ってことだ。
でさ、惚れた弱みだな。
日曜日の夜に「明日になれば読んでもらえる」と、セッセとメールを書く自分がいるわけだ。
月曜日は毎週午前中に打ち合わせが長々と入っているので、彼女の返事(きていれば、だが)を読むのはお昼休みになる。
果たせるかな、今日も来ていた。
近況報告に混じって「今日は残業になるかも」と。
残業ってことは、旦那さんに子供の夕飯を任せるということになる。
じゃ、たまさか残業が8時頃に終われば、その後、一時間でも二時間でも、いや30分でも会えるじゃないか。
はやる気持ちをグッとこらえ、でも、こらえきれずに「打ち合わせも飲み会も全て断って会社で待っています」と返信している自分がいる。
恋愛の駆け引きは、惚れた方が負け、と相場が決まっている。
アハ、完全に負けてるな、完封って感じ。
あぁ、会えるかも。
はは、やっぱ会えないかも。
勝手に勘違いして、一人で舞い上がって、会ったら何話そうか考えている自分が嬉しくもあり、寂しくもあり。
18時半頃メールが来た。
メールが来たということは内容を読まなくても残業している、つまり、早く終われば会えることを意味するわけだが。
早く終わればお茶くらい出来るかも、と。
お茶。
日が暮れてからお茶したことなんて、社会人になってあっただろうか。
そもそも、お茶出来る店、知っているのか。
全ての未経験を超えて、なお会いたいことが優先する。
「大丈夫ですよ、私も仕事ですから」と返事して、じっと待つ。
待つのは大丈夫だ、待つことが仕事みたいなモノだし。
インターネットでこの時間にお茶できるところを探す。
結構あるじゃないか、いつも店の前を通り過ぎていたな「何考えてんだ、こんな時間にノンアルコールだなんて」とかつぶやきながら。
しかも駅ビルが多いんだな、あんまり歩かなくて済みそうだ。
20時40過ぎにメール。
「flowerさんも明日早くから打ち合わせなんだから無理しないで帰っていいよ」と。
・・・・
数分間、気を失っていたようだ。
オレのこと、全く分かっていない、いや分かっていて見え透いた言い訳したのか。
あのさー、システム管理の仕事って言うのはだな、ピークになれば一週間泊まり込みは当たり前だし、終電で帰ったとしても次の日は誰よりも早く出社するんだ。
月曜日に終電になったからといって翌日の打ち合わせに影響する訳ないだろ。
そんなことは今まで付き合ってきた時間で何十回と話した、話してあったはずだ。
それでも分かってくれていなかったら、今までの一年間は全くなかったモノとして一から説明し直しだ。
分かっていてそういう言い訳するのだったら、それはそういうことか。
作戦、考え直さないといけない。
作戦自体が無駄と言うことも、考えなければ。
たださ、今日は都合付きそうもないってことは伝わってきた。
自分から断れないから、このメールで分かって欲しい、そういうことだ。
分かるさ、痛いほど。
人前では「血の代わりにアルコールが流れているんだぜ」と粋がっていても、あなたの前では、血が通った生の人間だ。
オレから「じゃまたね」とメールした、辛いのはいつも男だ。
彼女にとって、仕事が一番、次が家庭。
その後で何人もの男友達がいて、オレは両手の中にも入っていない。
そんなことは百も承知だ、だから何だって言うんだ、オレはオレの気持ちに正直に行動する。
正直な結果が、迷惑だったり重荷だったりイヤミだったり、そう受け取られるかも知れない。
言われなくたって分かっているさ、だから何だって言うんだ、オレは後悔したくない、彼女の前では、な。
まっすぐに帰るにはあまりにも寂しいので、ションベン横丁の焼鳥屋に自然と足が向いた。
途中、西口前に沢山の占い師が並んでいる。
手相だったり易だったり。
「オレも彼女もお互いに家庭があって、彼女は仕事だったり家庭だったりして中々会える時間が取れません。このまま追いかけていってもいいんでしょうか」と、占って欲しいかった。
だれでもいい、だれかにすがりたかった。
占ってもらったからと言って、すがったからといって、何が変わるわけではない。
変わりたかった訳じゃないんだ。
この、心の澱をすくって欲しいんだ。
「とりあえず、レモンサワー」ビールじゃかったるかったので、初めからサワー。
焼き鳥、タンとナンコツ、塩で二本づつ。
泣きそうな弱気をレモンサワーで封をし、タンの塩焼きで悔しさを紛らわした。
ただ単に一人で盛り上がっていた。
彼女は会いたいとは一言も書いていないし、会えるかもとも一言も書いていなかった。
オレが勝手に舞い上がっていた。
今までの経緯からしても、今日会えるわけはなかった。
会えるわけがなかったけど、そうやって頭で分かっていても、気持ちを抑えられるわけじゃない。
会いたいという気持ちを押さえ込んでしまうほど、物わかりがイイ大人になったつもりはない、なっていない。
今週、どっかで会えるかなぁ、会いたいなぁ。
何か酒が進まなかった、マズイ。
午前中、熱暑の中を二件、歩き回った。
朝っぱらから暑くて、汗かいては飲み物飲んでまた汗かいて、の繰り返し。
何か最近、こんな事ばっかり書いているような気がする。
今夜は以前にプロジェクトが一緒だった部下と飲むことに。
当然、第一秘書、いや可愛い部下も連れだって。
一緒に飲むヤツが札幌生まれなので、新宿二丁目のジンギスカン料理屋へ。
この店、広くないのに色々なところで紹介されていて混んでいるんだよな。
唯一の救いは、店の外、つまり道路に設置されているオープンチェア。
新宿通りを右に折れると、そのオープンチェアですでに盛り上がっている一団が。
や、やばいなぁ。
満席だったら、沖縄料理屋だな。
中を覗くと、ってドアなんて無いんだけど、詰めれば三人座れそうで店の女性が何とか席を作ってくれた。
一番入り口に近い席に座り、生ビールで乾杯。
アレッ、生ビールうまくない。
何だか分からないけど、気持ちに訴えるモノがない、訴えてこない。
体調悪いワケじゃないし、理由が分からない。
ジンギスカンを三人前頼み、ガンガン焼く。
部下達が久しぶりの再会、と言っても二ヶ月ぶりだが、ああだこうだと楽しそうに談笑してる。
隣の席で、そこに見えない壁があるかのように他人事のように眺めている、自分がいる。
なんだろう。
三人前をペロッと処理して、追加、二人前、二人前、最後は一人分、と食べた。
食も全然進まなかった、ビールも生ビールを二杯だけ。
酒を飲みにいってこんなに飲まないことって、今までであっただろうか。
部下も「いったいどーしたんですか、全然飲んでないじゃないですか」と声をかけてくれるが「なんか飲む気がしなくて」としか。
暑くて疲れているわけでもないし、彼女らとうまくいっていないわけでもない。
ひょっとして・・・いや、そんなはずはない。
九時頃店を出て、酒が飲みたかったわけじゃないけど、タンちゃんの店に行くことにした。
カウンターがまばらに埋まっていたので、奥のボックスに座って。
水割りを一杯飲んだ辺りで、ちと、カウンターに座っていたマスターの奥さんと立ち話。
連れの女性にちょっかい出したりして、おもしろおかしく飲もうか、部下ほっといてと思ったのだが、奥さんは隣の席においた鞄を最後までどかさなかった。
「じゃ、座って座って」って言ってくれれば座れたけど。
「ちょっと座っていい?」と話しかけるのは気が引けた。
奥さんは会社の部下の女性を連れてきては、なにやら込み入った話しをいつもしている。
込み入った話しといっても、ていよく部下に愚痴をこぼしているだけだ。
アンタねぇ、役職がどうとかそんなコトじゃなくて、部下の話を聞いてあげるのが上司の勤め。
相談に対して10倍の話しをして、どーするの。
その後12時を過ぎた辺りでお開きに。
見ると、というかずっと前から気が付いていたけど、常連の女性が一人でただずんでいる。
いつもは四歳年下の彼氏と来ているんだけど、今夜は一人だ。
隣の男性とも話しをしているらしいけど、ただ話しをしているだけで、つまらなそう。
彼女の後ろを通り過ぎようとしたとき「あれっ、もう帰っちゃうんですか」と。
視線とか仕草で、その言葉はどういう意味なのか瞬時に判断。
「わかりました、お付き合いします」隣に座って、また、色恋の人生相談。
彼氏との付き合い方、今後の身の振り方、うまくいったこと、うまくいかなかったこと。
オトコの味が分かってきて、手当たり次第に声をかければいいわけじゃないということも分かってきて。
でも自身の好奇心は抑えられずに、良質の経験を積みたいと。
そういう話しする場合は相手選べよ、オレじゃダメだよ。
二時間は話していただろうか。
「私、初めてが○○歳で、その後△△で〜」、何でそんな同性の親友にも話せないようなことを、何回かしか会ったことのないオレに話す?
「flowerさん、経験豊富そうだからこんど色々教えて欲しい〜」って、だから、オレじゃダメだってば。
「彼氏と出会う前にflowerさんに出会っていたら、きっと好きになっていたな、今でも十分好きだけど」って、そういうことを軽々しく話すんじゃない。
ひょっとして、誰にでもそんなはなししているのか?
「そのうちさ、一回くらい抱いて欲しいな」
・・・こんな行きつけのバーの常連客のオンナに手を出したら「いやぁ、ついうっかり」じゃ済まないだろ。
心休めるこのバーとオマエを天秤に掛けるほど、オレは馬鹿じゃないぜ。
じゃ、会社の子だったらいいのか!って心の左側で問いかけて来ていたりもするけど。
自分のことを馬鹿じゃないっていっているヤツほど馬鹿だったりするが。
ホテルで横になったが、中々寝付けなかった。
始めっから重い展開。
真保裕一の「黄金の島」は、とうに読み終わった。
最近の彼の作品は、重く深く心に切り込んでいく話しが多い。
初めの頃は、所々は笑えるミステリーだった。
最終的にもあまり人は死なず、ハッピーエンドというわけではないけれど加害者も被害者も痛み分け、といった展開が多かった。
黄金の島は、一方的に悪いモノは悪い、いいモノはいい、そんなどんでん返しのない展開。
一度、重くなった話しがどんどん深くなっていく。
殆どの登場人物が簡単に命を落とす。
ちょうど自分の落ち込んでいる時期に重なっていたので、「やっぱり、ダメなモノはダメ、努力してもダメなモノはダメ」という、暗い気分だった。
今読んでいる「量刑」は夏樹静子作である。
彼女の作品も昔から読んでいて、「柔らかな頬」はミステリーの枠を完全に超えていると今でも思っている。
話しの筋書きはネタバレになるので書けないが、人の生き死にではなく心の生き死がメインテーマである。
やっと半分くらいで、まだまだ先があり、とても楽しみ。
彼も彼女も小説として読むのはとても楽しみであり、自身に没頭できる貴重な時間を作ってくれるのだが。
私は通勤電車とか食事の待ち時間に本を読むので、携帯性の悪い文庫本、ようするに分厚くて大きい本は遠慮したいのだ。
かといって単行本サイズで何巻にも別れていると、読み終わり間際に次の巻を持っていかなくてはならないので、それも困る。
黄金の島も量刑も、五センチはあろうかとの分厚い単行本である。
鞄の形が変わるくらいの厚さ。
そして、一冊2000円を越える。
買うときに躊躇したのは当然だろう。
しかし、買わなければ、持ち歩かなければ読めないんだから、しょうがない。
まるで人気のあるラーメン屋のラーメンを食べるかのごとく、並ばなければ食べられないんだから。
来週末くらいには読み終わってしまうから、次に読む本を買っておかなければ。
今日なんて連絡もなく、いわゆるすっぽかされた。
「木曜日にランチデートしようね」って言われて、さ。
二週間ぶりくらいだったから、やっと会えると楽しみにしていた。
でさ、仕事はそんなことお構いなしに降ってくるし。
一人を客先まで案内しなくてはならなかったし、もう一つの客先にも挨拶に行かなければならなかった。
フツーにやったら、絶対に間に合わない。
しょーがないので家を朝五時半にでて(前日は22時に寝ているし)、一軒目の客先に八時半に行く。
自宅から最寄り駅まで歩いていかなければ15分は短縮できるのに、今朝もつい、歩いてしまった。
ここで部下が遅刻したら万事休すだが、果たせるかな10分待ったところで来た。
よしよし、幸先いいぞ。
客先に連れて行き、9時半に客先を出て次へ。
同じ黄色い電車だったので15分で着く。
さすがにこの猛暑では走るわけには行かないので、歩いてビルまで。
お客様がたまたま打ち合わせにも行かずに席にいてくれた。
よしよし、このままこのまま。
30分ほど世間話をして、「じゃ、次の会社に行きますので」と、ビルを出た。
いつも寄る駅隣のBekersで、いつも通りジンジャエールSを注文。
ノートパソコンを起動しながら、よしよし、一時間も早く着いたとほくそ笑む。
さて、メールチェックして、「今日、大丈夫?」ってメールする。
返事が、ない・・・何で?。
色々と溜まっていたメールを処理して、11時をだいぶ過ぎたところで、もう一回メールした、「11時半までに連絡無かったら、諦めて次に事務所に行く」と。
11時45分になっても連絡無し。
あー、すっぽかされちゃったよ。
不思議と胸は痛まずに、妙にサバサバした感触。
改札にイオカードを通し、また黄色い電車に乗って、緑の電車に乗り換えて。
地下鉄で行った方が早いんだけど、万一を考えて。
万一って位だから、何にも起きなかった。
最後の事務所に行って、メールを見たら13時過ぎに「ゴメンね」と。
ゴメンね、か。
ま、しゃーないな、仕事だったんだら。
でも、何でかな。
打ち合わせでは客先の資料の本筋じゃない細かいところまで突っ込んで、頭で分かっていても反対の意志を引かない自分が。
しまいには「そーじゃなくて!ちゃんと分かってるんですか!」と大声だしているし。
すっごくみっともないけど、みっともないと分かっていても、つい。
あーあ、こんなになっちゃって、どうしたいいのかな。
夕方に本社に戻って、資料整理。
全くやる気出ず、整理のつもりがかえって散らかって。
会社を出ても、酒で憂さを晴らす気分さえ起こらずに、そのまま帰宅。
「明日は何とか時間を作ります」ってあったけど、期待してもいいのかなぁ。
こういうのって、彼女に重荷じゃないかなぁ。
ホントは迷惑なんじゃないかなぁ。
迷惑だったら身を引いた方がいいのなぁ。
やっと会えた、ホント、彼女に会うのは大変だよ。
午前中は病院に。
先月と同じ第一金曜日。
今日は保険証を忘れなかったので、診察300円、薬4000円だった。
薬を待ってもらっていると約束の時間に間にあいそうもない。
「明日取りに来ます」と受付のちょっと可愛いメの女性に薬の引換券だけもらって、慌ててバス停に向かう。
今日は彼女の会社まで行って待つことにした。
「12時から十分間だけ待ちます」ってメールした。
ホントに会いたかったら電話してもいいんだけど、電話ってその場で答えなければならないでしょ、相手も自分も。
勢いで心にもないことを言ってしまいがちだし。
電車に乗っているときも何度かメールチェックしたけど、全く返信無し。
ま、昨日に引き続き空振りでもいいや、精一杯やるだけだ。
果たせるかな、五分過ぎたところで「flowerさん」って、心の底から願えば気持ちは通じるってことだ。
いつも通りに地下のレストランでランチデート。
彼女はホントに仕事が忙しいらしく、しゃべるしゃべる、いつも倍くらい。
オレも話したいことが沢山あったのだが、顔見た瞬間に忘れちゃったし。
こうして同じ空気を吸っているだけで、満足。
会社に戻ってあれこれと案件を片づける。
今日はやたらと能率がいいなぁ。
で、夕方になったので「今日は飲むかなぁ」と友人に電話。
王子のやきとん屋にいくことにした。
ここのやきとんは最高である。
タン、レバー、カシラの刺身が食える。
髄とか他では中々味わえない焼きもある、生きていてよかった。
食べ終わった時点で「ラーメンでも食べたいなぁ」と言ったら、友人がクルマで何軒か回ってくれた。
二軒とも休みで、三軒目に。
ハズレ、もうその店にはいかないだろう。
で、これまたクルマで新宿に。
タンちゃんの店で、クールダウンしながら水割りを。
早めに寝た。
いつもの土曜日、ちょっとちがう土曜日。
午前中は、薬を取りに大学病院まで。
土曜日といいながら結構混んでいるなぁ。
長女がバレー部の練習で出かけた自宅に戻り、次女と三女に冷やしそうめんを作る。
次女がバスケットの練習に行ってしまったので、三女と買い物に。
子供の買い物もしたけど、デジカメを見て回った。
夏の鳩間旅行に備えて、キャノンのIXY 200 を買う予定。
何軒か回ったが五万四千円前後であまり変わらない。
来週は新宿の店を探して、買ってしまうかな。
四時半からのピアノのお稽古に次女と三女を連れていって、女房をジャスコに置いて。
二人が30分ずつ、合計1時間の間にラーメン屋巡りをするのが、最近の土曜日の楽しみ。
ここ何週間は横浜家に通っている。
醤油豚骨という部類に入る、スープと麺を大事にするラーメン屋。
やたらトッピング、つまり具で勝負する料理は個人的に大嫌い。
ラーメンは、スープと麺、具は一品か二品で。
この店のラーメンには、具がチャーシューとほうれん草だけ。
嬉しいねぇ、スープの良し悪しがモロにでる。
で、オレはそのスープが気に入っている。
どんな貴重な出汁元がどのくらい時間がかかっているか、知らない。
プロだったら結果が全て、最終的などんぶりがうまいかうまくないか、である。
とりあえずは、店のプロ意識、気に入っている。
ピアノのお稽古が終わり、娘二人をジャスコの女房に届ける。
店内レストランに入ったところでメールの着信音。
いったいこんな時間に誰から?と、見ると彼女から。
何でもCATV経由でインターネットを接続したいらしい、いままで何していたの?
で、メールの返事代わりに電話した。
まあ、返事をしたかったわけじゃなくて話しをしたかった、声を聞きたかっただけ、だが。
なんだかんだと、あれこれ話しをした。
「何から何まで相談に乗ってくれて、ほんとスミマセンねぇ」と彼女。
「ああ、お礼は要らないよ、まとめて請求するから」ってオレ。
「なんだか怖いなぁ」
「怖くないって、お金を請求する訳じゃないし。払うって言うより横になるって感じかな」
「全く・・・そんな話しばっかりじゃない」
いつの日か、抱きしめたいなぁ。
強く念じる、だれよりも強く、いつか、叶うはず。
電話を切って液晶を見たら、20分も話していたみたい。
なんか楽しかったなぁ、何でもない土曜日がちょっと違う土曜日になったみたい。
いやぁ、久々に浴びるように飲んじゃったよ。
午後一番で飯田橋に行ったけど、なんだ、先週の暑さがそのまま戻っているじゃないか。
またまた汗びっしょり、そのままお客様と交渉ごと。
最初の三十分は身体の熱を冷ますことに全エネルギーを使っていたので、話しは全くの上の空。
後半の三十分で話しを何とかまとめて、また、暑い外へ戻っていった。
何とか会社に戻って、あれこれの書類にはんこを押す。
なんでIT業界の先頭を走っているのに、こんなに紙文書が多いかなぁ。
ハンコ押さなくたってサインでもいいし、電子署名でもいいじゃない。
そもそもこんなに一杯ハンコ押して、責任分散するのは全く日本社会てきだな。
殆どの書類は電子化されているけど、最終的には印刷してハンコをもらう仕組み。
こんなことでお客様にIT化を勧めるのは、とても後ろめたいモノがある。
仕事を19時頃に終え、部下と連れだって焼鳥屋に。
ビールでのどを潤し、レモンサワー(これがまた薄い)を都合5杯飲んだか。
焼き鳥をテキトーにかじって、あれやこれやの話し。
今夜は「猫の拾い方」と「拾った猫のアヤし方」だ。
道ばたに猫が落ちていると、つい拾いたくなるけど、やっぱ色々な背後関係があるから「で、いくら?」ってワケにはいかない。
最近の猫は、一見猫とは分からない身なりと仕草で巧妙に近づいてくる。
そして拾った後の猫も問題というか。
あんまり手際がよくて事務的なのもアレだけど、見え見えってのもどうかと。
いずれにしろ、それなりの高価な代償を払って経験していくしかない。
サラリーマンの安月給だと、月に一匹くらいしか猫と遊べないけど、ね。
ちょっと、飲み過ぎた。
午前中、地元の事務所に寄ることになる。
作業時間的には1時間程度なので、終わればそのまま会社に行く必要があるから、クルマで行くわけにはいかない。
さりとて、電車だとものすごく遠回りになる。
クルマで15分が電車で一時間ってところ。
しょーがないのでバスで行こうと思っていると、「送っていってあげるよ」と天使か悪魔か見分けがつかない優しいささやきが。
以前は「市内限定」と公言して、子供のピアノ教室への送り迎えしか運転しなかった女房が、最近ではやたら優しい。
聞くと、旦那に頼らない自立を目指しているらしい。
好意に全面的に甘えることにして、送ってもらった。
一時間半ほどで作業を終え、会社へ。
会社に戻るといってもローカル線、しかも真っ昼間は極端に便が少なく、15分も待たされた。
電車も空いている、冷房が弱くて窓を開けての送風。
それで十分であった、多摩川を渡る前は。
梅雨明け秒読み状態で、当然のように今日も暑くて、汗たっぷりかいて会社に。
しばらくクールダウンしていると、「ちょっと見てきてくれない?」とヘルプ要請。
なんかすっごく行きたくなかったので「とりあえず電話して状況確認してから」と断ったものの、電話してみると、どう考えても現場で作業しないとどうにもならない状況。
事務の女性が入れてくれたアイスコーヒーをグイッと飲み干して、いざ、前線へ。
到着してみて、サーバを見てみると目も当てられない状況。
よくぞこれで生きている、じゃなくて、動いているなぁ。
いっそ、全て初めからインストールし直したい衝動をグッとこらえ、最低限の、今トラブッテいる症状だけ対応する。
こりゃ、いずれ、ダウンするな。
若者には、これがサーバだとは思って欲しくない、プロならプロの仕事を見習うべきだ。
作業を終えてまた会社に戻り、あれこれしているウチにアッという間に22時を回っている。
何人か残っているが、今日は火曜日なので飲みに行くぜ。
あんまりハラ減ったので、近場でラーメン食って店に行くと先客が一人。
今日もマッカランの水割りがうまい。
何だかんだと馬鹿話していたら、2時を過ぎてしまった。
仕事で疲れて、そのうえ深酒していりゃ世話ないな。
今日は休肝日。
いよいよ明日から沖縄、那覇なんだな、これが。
今回は、っていうかいつもそうなんだけど、仕事だよ、し・ご・と。
土日を使って、客先にある75台のパソコンを全てWindows2000に入れ替えるわけだ。
沖縄の事務所の入れ替え予定日は、ずいぶん前に決まっていたけど。
まさか、オレが借り出されるとは思っていなかった。
要請されれば仕方ない、あれこれ都合を空けるのは結構大変だったけれども。
沖縄に行くには飛行機しか交通手段がない。
実際には船便があるが、鹿児島からだって17時間もかかってしまう。
東京から船に乗ったら二泊三日だ。
何らかの事情で飛行機が飛ばなくなったら、それでオシマイ。
去年に通っていたときもそうだが、出来るだけ早めに行かないと心配で。
実質、金曜日の午後の打ち合わせからが仕事だが、今晩現地入りして前泊する。
念には念を入れて、万全の体制、十分な姿勢で臨まなければ。
ま、そういうことで休肝したわけだな、今日は。
仕事で22時過ぎまで会社にいたから、数々の誘惑を振り切って電車に乗るのは、何度やっても辛い。
文庫本を読みながら、帰宅して、風呂はいって。
風呂あがりのビールも、グッと我慢して、ともかく布団へ。
横になったところですぐに眠れるワケじゃないけど、起きているとあれこれやってしまうので。
久しぶりの沖縄、パイヌカジ(南風)がオレを迎えてくれるだろう。
パイヌカジ、炸裂。
今日の夜に飛行機に乗らなくちゃいけないのに、仕事が突然降ってくる。
突然、プロジェクト要員の手配をするために大井町へ出かけることが決まる。
まだ飛行機のチケットを買っていないのに。
どこか移動中に買わないと。
で、昼飯抜かして資料をまとめて、いざ、出かけようとすると「flowerさーん」と、猫がなでる声で。
オイ、カラープリンタ、しっかりせい。
プリントサーバの設定を見直して、無事プリントできた。
30分、ロス。
慌てて出かけて、大井町駅を下りる。
以前通っていたラーメン屋の前を通り過ぎようとしたら、4人しか並んでいない。
フッと暑さで気を失ったようだ。
気がついたら、列に並んでいた。
ハッと我に返って時計をみたら待ち合わせ時間にあと15分しかない。
オイ、ラーメン食っていないで待ち合わせ場所へ行けよ。
携帯を取り出して「スミマセーン、ちょっと遅れるけどいいですかぁ」と、連絡。
15分並んで、店に入れた。
すごく久しぶりなので、あれも食べたいこれも食べたい、どうしよう。
三秒ほど悩んで、カレーにした。
油の多い太麺にマスターお手製のカレーがかかっている。
「ニンニクは?」に、冷房がなくて扇風機だけの店内で一瞬気を失って、気が付くと下地のスープにたっぷりニンニクが。
これから人に会うのに、こんなのでいいのか。
しかし、暑くて気を失うことが多いみたいだ。
麺がゆであがって順番に分けていく。
最近、食事を減らしているから「ちょっと少な目」って言っておけばよかったなぁ。
ふと気が付くと、山盛りの麺、昔通っていた頃の量。
オーイ、スープがこぼれるくらいまで麺入れないでくれ。
その上にまた煮野菜を重ねて、知らない人がみたら「野菜ラーメン大盛り」といった様相。
食べ始めるが、食べども食べども麺が減らない。
途中、何度も「少な目」と言わなかった自分を憎む。
ごちそうさま、と途中でやめようと何度も思ったけど、気合いで麺は全て食べた。
野菜と煮豚も食べた、スープは半分くらい残してしまった。
大井町の事務所で打ち合わせして、要員を4名確保。
そのなかに若い可愛い女の子が入っていて、事前情報だと二年次と言うことなので24歳ってところだ。
ウーン、見覚えない。
「前に一緒に仕事したことあったっけ?」
「ありますよ」
・・・エッ、いつ?
「私のこと、覚えてる?」
「覚えてますよ」
・・・こっちは全く覚えてない。
最近、顔覚えがますます悪くなっていく。
飛行機に乗って、那覇へ。
殆ど満席、となりには妙齢の女性。
何かきっかけがあれば、とは思ったけど、一言もしゃべらなかった。
飛行機を降りた瞬間の、ムッとする熱気の中に潜っていくような感覚、沖縄に来たという気がする。
喉がカラカラ、だけどビールを飲むまで我慢。 市内向けタクシー乗り場にも30人位並んでいる、その人間以上にタクシーも並んでいるが。
ホテル名を告げ、58号線を走っているときに店に電話した。
始めちょっと「誰?」って感じだったけど、すぐに思い出してくれた。
ホテルにチェックインし、店まで歩いていく。
町並みの店が、多少変わっている、沖縄でも変わるんだなぁ。
店に行ったら今日は先客がいた。
ママさんは、相変わらず、だ。
オリオンビールでのどを潤し、泡盛の水割りを飲む。
あー、ホント、沖縄で飲む泡盛はうまい。
お客さんがみんな帰って、二人だけでじっくり話し込んでしまった。
何だかなぁ。
歳の差なんて、って言葉があったけど、今このオレだったらその言葉信じられるな。
短い針が2を少し回ったところで、帰ることに。
「もう、帰るの」って首に手を回してきて。
オーイ、オレはまだこっち来て仕事してないんだ、あしたは遅れるわけにはいかないんだ。
優しくなだめて、明日来ることを約束して、なんとか帰してもらった。
積極的なオンナは扱いに困るけど、寂しさを紛らわすオンナが一番始末に困る。
よーく見ないと、本気なのか商売なのか分からないからな。
まずは段取りから。
朝9時に現場に入って、机のレイアウトとかあれこれを確認する。
久しぶりに会う現地の人と、「やぁ、久しぶりだね」って昔を懐かしみ。
去年の二月に開所したときには、パソコンは80台しかなかったのに、今や200台を越えるらしい。
ガラガラだった席もビッチリ埋まり、みんな元気そう。
夕方まで、一緒に土日作業する人達と段取りして、今日できることは今日やっておこう、と。
何だかんだと9時近くまで、事前準備に追われた。
準備なくしては、段取りなくして、成功はない。
オレが関わったプロジェクトで、絶対に失敗は許さない。
絶対にだ。
準備が終わって、初めて那覇入りした若者と連れだって飲みに行くことにした。
「ステーキと居酒屋とどっちがいい」って、ステーキがいいってさ。
9時半過ぎにステーキ屋に行くと「当店は10時まででございます」とさ。
なんだよそれ、他の店を探せってか。
じゃ、ステーキは別の日にして居酒屋に。
那覇に一軒だけ海ぶどうがいつも食べられるお店があって、5分ほど歩いていくと、なにやら店のカンバンが変わっている。
一応戸口まで行ったが、店が変わったようだ。
ツイテいないなぁ。
三度目の正直と、今度は開いていた。
グルクンの唐揚げ、ゴーヤチャンプル、ソーメンチャンプル、刺身盛り合わせ、そしてオリオンビール。
もう一軒飲みに行かなくてはいけないので、ここで泡盛飲んで酔っぱらってしまうわけにはいかない。
いつも自分に反して、ここは生ビールお代わり、都合三杯も飲んでしまった。
22時過ぎに店を出る。
「じゃ、ホテルに帰ります」ってタクシーに一人乗って「前島交番前」と行き先を告げる。
まだホテルに戻っていないので、カバン持ったままだけど、ま、いいか。
店に行くと、お客さんはだーれもいない、し。
今日は初めからママさんとサシで飲むことに。
いつもは「私、水商売長いから、立っているのは平気なんだよ」って言っているクセに、今日は乾杯したらすぐに隣に座るし。
いちおう、二人で貸し切りって訳じゃないから、いつお客さんが入ってくるか分からないわけだし。
そうなったときに、何事もなかったように出来るギリギリの線で。
あは、ギリギリの線、ちょびっと越えてたかな。
さて、本番。
予定では、土日たっぷりかかる計算になっているが、そんなことはオレが許さない。
必ず今日中に終わらせてやる。
9時からスタートの所を、8時半に現地入りして、さっさと準備する。
9時になった時点で「全てこちらでコントロールしますから、指示通りお願いします」と宣言し、すぐに作業に入る。
順調順調、しかし油断は禁物。
12時になったところで4割方終わる。
このペースでいけば、明るいウチに終わらせることも可能。
昼飯なんて悠長に食っている場合じゃない。
ガンガンいく。
パソコンのセットアップは、席に座っちゃダメ。
終始立ちっぱなしでマウスを操り、キーボードを叩き、声を張り上げる。
ユーザの「今、どんな感じ?」って問いかけにも「はぁ、まぁ」と生返事で答えない。
作業に集中する、全てを自分の頭脳で取り仕切る。
70席のレイアウトを自身のメモリに展開し、作業進捗を紙に頼らずに自身の心で取り仕切る。
3時を過ぎたあたりで、先が見えてきた。
作業員もやっと作業になれてきて手際が良くなってきた。
もう少しだ、だが、油断してはいけない。
10対0で勝っていても、試合終了のファンファーレを聞くまでは終わってはいない。
試合は、終わらなければ勝ち負けは決まらないのだ。
5時半になり、最後の一台になる。
手の空いている作業員達にゴミの片づけを指示し、撤収に向かう。
6時10分、全て終了。
動作確認も完璧。
ユーザに「終わりました」と報告すると「こんなに早く終わったの?明日の日曜日は出なくていいの?」とご苦労様の一言もない。
こんなに早く終わるんだったら、作業員をもっと減らせたね、と。
はぁ?早く終わって何でいけないの?
十分な要員を用意し、保険の上に保険をかけて作業して、一つのミスもなく終わらせて、それでそんな言い方はないんじゃないの?
いったんホテルに戻って荷物を置き、一緒に東京から来た若者達だけで飲みに行った。
「君たちが頑張ってくれたおかげで無事終えることが出来た。こんなにうまくいったのは君たちがいたからだ」と。
心から伝えた、心から伝えた言葉は心に伝わる、必ずだ。
お世辞だって社交辞令だって、誉められれば人は嬉しい。
自分なりに頑張った、自分なりに一生懸命やった、だからこそ評価されたい。
自分がされて嬉しいことが分からないヤツに、人が使えるわけがない。
おっと。
今日行った店では、海ぶどうが食べられたぞ。
久しぶりの海ぶどうは美味しかったなぁ。
今日は完全オフ。
予定通りというか、皆が頑張ってくれたおかげで今日は終日オフ。
作業の終わりが見えた段階でレンタカー屋に連絡してあったので、待ち合わせて皆で向かった。
9:30頃に車を借りて、本島南部へ向かう。
最初に寄ったのは喜屋武(kyan)岬。
観光案内には載っていない穴場的スポットである。
国道を離れ、クルマがすれ違えないような未舗装路を10分ほどいくと、「平和の塔」の碑がある。
断崖絶壁で見晴らしがよく、宮古島とかよく見える。
海風に吹かれたら、次は琉球ガラス園。
まあ、どこにでもあるガラス細工の工場である。
ガラス細工を初めてみたときは、いったいどうやって作っているんだろう、と感動したモノだが。
あちこちで見慣れていると、最近では何とも思わなくなった。
沖縄に来たら一度は行っておかなくてはいけない平和記念公園。
ここ沖縄で実際に地上戦があり、こんなにも多くの人が命を落としたこと、絶対に忘れてはならない。
その命の上に、我々が生きていると言うこと。
共同墓標を過ぎて海岸線沿いに歩いていくと、各都道府県ごとの共同墓標もある。
セミがジージーうるさいなか、せっかくここまで来たのだからと、殆どを歩き回った。
次に本日のメイン観光地の玉泉洞王国村。
王国村と行っても、鍾乳洞の周りに植物園とかを作っただけ。
鍾乳洞は全長5Kmもあり、そのウチの1Kmが観光用に整備されている。
中にはいるとさすがにひんやりしているが、コンクリートと鉄棒で巡回路が整備されている。
当然だが電灯も完備されており、結構すごいよ。
鍾乳洞の柱は、1ミリ伸びるのに三年かかるらしい。
1メートルでは、三千年だ。
1kmの遊歩道を歩くのには30分以上かかり、出るとそこからは植物園のなかを歩いて帰ってくることになる。
バナナは言うに及ばず、マンゴーとかパパイヤとか、ありとあらゆる種類があるみたい。
樹木には名前が書いた札がかかっているのだが「名称:不詳 果実:不詳」なんてのもある。
その植物園内を、これまた30分以上かけて駐車場まで戻る。
最後に首里城へ。
私は二回目なんだけど、またまた修復工事が進んでいるようなので、見に行った。
大まかな場所は一気に直したんだけど、細かい家屋は少しずつ直しているようだ。
そもそもこの首里城、年表を見ただけでも4回も消失している。
そのうちの一回は先の太平洋戦争なんだけど。
沖縄で一回火の手が上がったら、最後まで燃え切ってしまうんだろうなぁと、思った。
若者達にもう一つ見せておかなければならないのが、国際通り。
「奇跡の一マイル(1.8Km)」と呼ばれ、戦後、沖縄の立ち直りの原動力となった通りである。
国際通りの入り口で彼らを降ろし、2時間後に待ち合わせ。
夕飯は念願のステーキ。
目の前の鉄板で調理してくれるのを見ながら、ビールを飲んでうまいステーキを食らう。
注文を取りに来たウェイトレスの子、どーみても高校生。
線が細くて髪の毛はショートなのにさらにポニーテールにしている。
若い子の笑顔って、なんの含みもないのでこっちがおどおどしてしまうなぁ。
そーいえば、今回の沖縄出張って女の子関係、全く皆無。
「店が終わったら飲み行かない?」って、未成年に声掛けてみるかな。
たった90分のデートだったけど。
沖縄の事務所での就業立ち会い。
通常は午前中だけ、心配な場合は業務終了までだが、今回は若い二人が午前中残るということで私は10:30まで90分間だけ立ち会って空港へ。
12:15発なので結構あわただしい。
一番時間がかかるのが、お土産。
会社関係と家族関係を一通り購入して、女房と彼女の分のピアスを別途購入。
せっかくだから本場のソーキソバを食べたかったのだが、運悪くお昼時で食堂はメチャ混み。
仕方ないので、チェックイン後に搭乗窓口そばのお店にいくことにした。
オリオン生ビールと発砲スチロールカップのソーキそば、これで最後になるかも知れない、し。
羽田空港について、すぐにリムジンバスに乗り会社へ。
彼女から連絡あって「今日、飲み会があるけど一次会で抜けてくるので、時間取れない?」ってあったからだ。
なけりゃ、そのまま帰宅しているところ。
沖縄の暑さと違ったアスファルトに囲まれた熱さと戦い疲れてバスの中ではぐっすり。
会社に着いたのはもう16時を回っていた。
急な出張でなおかつハードスケジュールだったせいか、肉体的よりも精神的な緊張感で疲労が溜まっている。
鉛のように重い気持ちを奮い立たせて、出張報告書をまとめて経費精算を終えた。
果たせるかな、彼女から連絡あって急いで帰り支度をして、一路パソコンショップへ。
実は彼女から「新しいパソコンを買いたいから、選んでぇ」と持ちかけられていたのだ。
メールの雰囲気からすると直近の土日にでも買いに行く勢い。
出張の準備とか、本社を空けておく間の段取りとか、信じられない効率でこなして時間を作り、彼女のパソコンを選んであげた。
選んだのは、FujitsuのFMV BIBLO NE7/75。
実売で20万を切っている。
何度かメールのやり取りをして、電話でも話しをして、無事、日曜日に買ったらしい。
「上位機種のNE7/800との価格差が2万円以内だったら、そっちにしなさい」との言いつけを守り、NE7/800を買ったとのこと。
初期不良チェックを兼ねてメモリ増設も頼むように指示。
256MBあれば、5年は大丈夫だろう。
そして、CATV経由で接続するためのLANケーブルをプレゼントする約束をしていた。
ホントは彼女のために丹誠込めてケーブルを自作したかったのだが、今回は手筈が間に合わなかった。
しかたなく、ビックピー館で7メートル物を購入。
「プレゼントなので包装を」といいたかったのだが、さすがにパソコンショップでそこまでは無理だろう。
で、待ち合わせ場所に急ぐ。
結局彼女はが来たのは15分後だった。
15分あればケーブル作れたが、連絡あるといてもたってもいられずに待ち合わせ場所に向かってしまう。
デートとは、待ち合わせ場所に向かうところから始まっているのだから。
新宿南口先のスータバックスのオープンチェアにて、アイスコーヒーを。
こんな会社のそばで二人でいちゃちゃ・・・じゃなくて談笑していて、会社の人に見られたらどーするンだ、という心配もあったが。
こんな時間に女性とノンアルコールなんて、社会人になってからしたことないなぁ。
でも、なんかすごく新鮮でいいなぁ。
先週までの話しでは「沖縄の土産話を聞かせてね」って言っていた彼女だが、結局自分で自分の近況をしゃべりまくっていた。
いつものペース、いつもと同じ空気。
彼女の話を聞くにつれて体の中の鉛が溶けていく。
これなんだな、オレが彼女に惚れているのは。
コーヒー一杯飲む時間だけのデート。
公私ともに忙しい彼女から引き出せる最大限の時間だと、思っている。
私もヒマというわけじゃないけど、こういう時間は自分で作らないといつまでたっても空かないから。
デート終えて、また会社に戻って仕事したこともある。
通勤時間さえ節約するために、そのままビジネスホテルに行って仕事を続けたこともある。
時間を作ると言うことは自分を管理することなんだ、自分を管理できなければ部下を管理なんて出来るはずない。
今日は荷物が多いので彼女を丸の内線の入り口まで送り届けて帰宅した。
今日がもうすぐ終わる、明日がまた始まる。
話しをしたかったみたいだけど。
朝一で飯田橋の事務所へ部下の作業状況を聞きにいく。
そりゃさ、話聞くだけだったら電話でもメールでもいいわけだけど。
顔つき会わせて、顔色とか声色とか、言葉とか文字とかじゃ分からないことって沢山あるし。
日が暑くならないウチに本社に戻ったが、それでも十分暑かった。
本社に戻って一息ついたら、今度は新横浜。
前回は品川経由で全JRで行ったので、今日は渋谷−菊名経由で。
全JRだと770円かかるが、東急線をはさむと500円で済む。
ただし、乗り換え駅に暖房が入っているが。
なんか最近は出かけるたびに全身びっしょり汗かいて、客先でスッカリ乾いて、また戻るときにビッショリの繰り返しだ。
こんなこと、身体にいいわけないと思うけどな。
新横浜が終わったら、高田馬場の友人の事務所に。
一日の半分は電車に乗っていたな。
新幹線だったら大阪まで行っているような。
友人との付き合いはすでに5年を超えるが、コンピュータ関係の相談が結構来る。
彼からしてみたら、私は何でも知っていなければならないような存在になっているので、ちと、プレッシャーもある。
で、誘い誘われるままに新宿へ飲みに行くことに。
タンちゃんの店で、久しぶりに生ビールを飲んだ、クーッ、うまいなぁ。
飲み終わったら、水割りを。
友人と話しをしながらも、今週の計画を再度自問自答しておく。
酒ぐらいゆっくり飲めよ、とも自分に言い聞かせて。
30分、10分を細かく有効に使わないと、一日なんてアッという間に過ぎてしまう。
この店でよく出くわす彼女に最近会っていないなぁと思ったら、二週間以上経っていることに気が付く。
でも、今日は年に一度あるか無いかの大盛況で、カウンターが一杯だ。
もう帰ろうとしたら、彼女が来て一番入り口に近い席、つまりはそこしか空いていなかったわけだが、に座った。
オレ的には彼女の顔を見ても嬉しくともなんとも無いけど、彼女からの視線は昼間の日差しに負けていない。
でもまあ、運がなかったな。
席は遠いし、こっちは帰るところだし。
店を出るときに、ちょっとはなしかけられて。
「えっ、私来たばっかりなのにflowerさんもう帰っちゃうの」
あのさー、彼氏いるんだから彼氏に慰めてもらったり、しろよ。
彼氏が都合付かなくて寂しさ癒すんだったら、オレじゃなくてその辺に相手を従っている輩が沢山いるでしょ。
友達として?って話の内容が友達に話す内容じゃないでしょ。
席さえ空いていればすぐにでも座らなくてはならなかったけど、天が味方したかも。
プロフに書くほどのことじゃないので。
flowerという人間について。
少なくとも人間♂であり、日本語しかできない。
キーボードを操るようになったのは、12歳でBCLをはじめたとき。
機械式タイプライターをガシガシ打ち込んでいたころから、ブラインドタッチだった。
タイプライターやキーボードで文字を打ち込むようになってから、すでに28年経った。
コンピュータというモノを初めて触ったのは17歳の時。
扱える言語は、FORTRAN、COBOL、PROLOG、PL/I、C、BASIC。
最近はVBだけかも。
一生プログラマでありたいので、時々ソフトウェア開発している。
flowerというハンドルを使い始めたのは、18歳の頃に立ち上げた草の根BBSの時。
何かハンドルをと考えているときに、窓の外を見たら烏が飛んでいたことによる。
通信の世界に関わりだしてから使い始めているから、すでに22年絶った。
初めて女を抱いたのは18歳の時、flowerのハンドルを使い出した頃と重なる。
それから何人のオンナを抱いたのか、思い出せば全て思い出せる。
みんないいオンナだった、抱いているときはそのオンナのために死んでもイイと思った。
思い出せないオンナは抱いたとは言わない、単にヤッただけだ。
会社に入ったのは23歳の時、今の会社と同じ会社に入社。
どの会社でも良かった、どんなに辛くても会社を辞める気はない。
会社勤めは自分に課せられた最大の試練。
会社勤めもこなせなくて何が社会人だ、とか言ってみたい。
結婚したのは26歳の時、今の女房と同じ。
誰でも良かった、一生かけて理解していくつもりだったので。
酒を覚えたのは13歳の頃だったか。
皆と飲むようになったのは大学に入ってからか。
コップ酒を一気に飲み続けて一升瓶を二本空けたり、ウィスキーを飲み続けて三本空けたり。
そんなことしても、だれも誉めてくれない。
タバコは17歳くらいからか、ハッキリ覚えていない。
10代の頃はチェーンスモーカーだったが、30歳を過ぎたあたりから殆ど吸わなくなった。
今はケントマイルドを一日に2、3本か。
酒の席では本数が増えるが、同席した女性が吸わなければ自分も吸わない。
未だに私のタバコを吸っている姿を見たことのない女性も、何人かいるはず。
好きな食べ物、心を込めて調理されたラーメン。
嫌いな食べ物、心の抜けたラーメン。
座右の銘、「医食同源」。
明日しようとしていること、今日と違うこと。
ちょっと難しい話しを。
仕事の都合で出かけるついでに、ランチデート。
今日はちょっと難しい話しをしたな。
なんかさ、二人の付き合いをすっごく難しく考えすぎだって。
そんなに難しく考えると、熱が出るよ。
そりゃさ、軽く考えてその場その場の気分じゃ困るけど。
もうちょっと気楽に考えないと。
オレはさ、あなたとのことを一生のレンジで考えている。
小さな一言で一喜一憂するなって。
錦糸町の事務所に行って、現場に常駐してもらっている部下の近況を聞く。
事務所からでて、ドトールでアイスコーヒーを。
何を話す訳じゃなくて、顔を合わせて「あなた達のことは忘れていないよ」って姿勢。
その姿勢だけで、仕事をどれだけ頑張ってくれるか。
コーヒーを飲み終わって、また、暑い石の世界に出ていく。
夜は久しぶりに若者達と宴会。
いつもの満月廬で。
三階の店員さんには顔覚えてもらえていて、とても嬉しい。
この集まりには、このページを教えてあってちゃんと見てくれていて、嬉しい。
オーイ、読んでいるオマエ、聞きたいことがあったら掲示板に。
二時間飲んで、タンちゃんの店に。
水割り何杯か飲んで、帰宅。
ホントは徹底的に飲みたかったけど、明日地元で仕事だからな。
不本意ながら、帰宅。
三連休は、長女と二人っきり。
今日は海の日ってことで、一般的には三連休はワケだ。
次女のバスケット部で合宿があり、三女も一緒について行くと言うことで女房も一緒に行くことになった。
二泊三日で、日曜日の昼過ぎに帰ってくる。
長女はバレー部の練習試合で、自宅だ。
とりあえずだな、今日の午前中は仕事をした。
地元での仕事だったので、車で行って、二時間ほど立ち会って、午前中には帰ってきた。
女房と二人の娘を待合い場所に送っていき、その足でスーバーによった。
アスパラガス、えのき茸、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、コマ牛肉、そしてカレールー。
家族がいないときは、リョーリだよ料理。
料理と言ったら、カレーかシチュー。
ってこの二つは最後に入れるルーが違うだけという話しもある。
即行で帰宅すると、先ず肉をもう一段階細かく切って鍋に入れる。
ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、の堅い順に細かく切る。
サラダ油で肉に火を通して、野菜類をぶち込むと、もうそれで鍋の縁まで一杯。
アスパラとえのき茸も無理矢理載せて、水を加え、グツグツと煮込む。
アクをこまめにとり、最後に牛乳を加えて。
カレー作ると食べ過ぎてしまうんだよねぇ、ま、いいか。
そうこうしているうちに長女が練習から帰ってきて、カレーを勧める。
「ちょっと辛いけど美味しい」って食べてくれた。
おかわりもしていた、ホントに美味しいらしい。
連休明けまでカレーは持ちそうもない。
戦死も休息する。
とりあえずだな、何かをするという計画が立っていない、立てていない。
午前中過ごしやすかったんだけど、何にもせず。
10時頃になって、ふと、「ラーメンでも食いに行くか」と。
地元にある全国的に有名なラーメン屋。
なぜ今まで一回も行っていないかというと、いついっても行列しているからだ。
しかも、20人以上。
専用駐車場は常に満車、近くに駐車場無し。
いったいどこから誰が来ているのか。
だが、ついにそのラーメンを食べる日が来た。
ちらとネットを検索して、開店時間と調べる。
11:30の開店を目指して、11:20分頃に着くようにする。
オット、着いたらすでに何人か並んでいるじゃないの。
さっさとクルマを駐車場に止め、急いで店に。
なんと5人も並んでいるじゃないか、この炎天下に。
と言いながら、オレも並ぶんだけどな。
30分を過ぎ、40分くらいになってからシャッターが開いた。
ふと、後ろを振り向くと20人以上並んでいた。
席について、さて、何を頼もうか、と。
ネギラーメンが食べたいがネギが味を壊してしまっては、でもこれだけ長い間、行列店を維持しているワケだから大丈夫だろう。
で、次に分からないのが注文の仕方。
客から言う場合と、店員から聞いてくる場合と。
メニュを選んでいる間に、店員さんがお客さんに聞いている。
で、私の前に来たので「ネギチャーシュー」と。
まあ、丁寧にラーメンを作っている。
手打ち麺を両手で優しく揉んで、お湯を見つめてそっと麺を入れている。
一つ一つ、心を込めて麺を茹でるというのは、こういうことを言うのだろう。
スープも、何種類にも分けて入れている。
一回目の麺がゆであがって、やっと食べられると思いきや、オレの分はない。
こんなに混んでいるのに、五人分ずつしか茹でないんだ。
もう一ターン待つことに。
その間に店の張り紙を見渡すと、「いつまでもあると思うな麺とスープ」と。
営業時間は11:30〜23:00までなのだが、話しに聞くと18:00には麺切れで閉店になってしまうそうだ。
身分相応、決して客に媚びずに自分のペースを保つ。
素晴らしい、自分の仕事に絶対の自信を持っている。
我が儘ではなくいつも同じ味を出すために、店長がかたくなにしているということ。
そうこうしている間に、ラーメンが来た。
スープが黒い、葱が山のように。
豚骨のクセにどうしてこんなにあっさりしているのだろう。
アッという間に食べてしまった、ほんと、美味しい。
店の中の待合い席に10人以上、店の外にも10人以上並んでいる。
みんな、オレと同じ思いなんだな。
仲良しと、家族で、友人と、皆二人以上で来ていて一人で来ているのはオレくらいだな。
また来るぜ、なんつッ亭@秦野。
こんな素晴らしいラーメン屋を地元に持つ誇らしさ、店長と同世代に生きている嬉しさ。
また、味あわせてもらうよ。
子供と犬と遊ぶ。
バスケの合宿から戻ってきても、子供達のエネルギーはたっぷりに残っているみたい。
やっぱ、夏は海か川ってことなので、川に連れていくことにした。
海はお昼過ぎから行ったらクルマ止めるところがないし、犬と子供の両方の面倒は難しいし。
クルマで15分の所に川があり、半人工なので急に深くなったり勢いが急な部分がない。
最近では去年の国体開催に会わせて、見晴らしの良い吊り橋も造られている。
犬を車に乗せて子供と共に川に着くと、そこそこ車が止まっている。
何とか隙間に車を止めて、クーラーの非現実から真夏の現実へ。
転がる石よりも早く川に向かっていく子供達。
犬も負けじと走っていき、私もひきづられていく。
川の水が空梅雨の影響で十分の一程度になってるジャン。
ところどころに少しずつ水があって、早速愛犬が水浴びとばかりに水たまりに飛び込んだ。
ホント、ウチの犬は水浴びが好きだ。
少しずつ上流に登っていくと、ちょっとした滝があり膝くらいまで水が流れている。
犬は水深なんて分からないから、チャパチャパ水際から入っていってアッという間に足が届かないところ達する。
すると、本能で犬かきしている。
犬は誰にも教わらなくても犬かきできるんだ。
人間も赤ちゃんの頃は泳げるそうだ。
しかし、親に「水は怖いモノ」と教わる頃になると、泳げなくなってしまうらしい。
何にでも挑戦すること、誰でも初めは持っているわけだ。
さすがに帰りのクルマのなかでは、犬を含めて皆ぐったりしている。
子供はいいよなぁ、遊び場で全てのエネルギーを使い切ってしまえばいいんだから。
行きも帰りも座れない。
朝、暑くて5時頃目が覚めてしまい、もう一回眠れるわけにもいかずに起きて着替える。
駅に着いたら六時ちょっと過ぎ。
電車はちょうど座席が埋まっている感じ。
私は起きる時間も不定期だし、駅に行くのも歩いていっているので、二日と同じ電車に乗らない。
まあ、乗る場所は大体決めてあるのだが、いつも同じと言うことはない。
なので、途中で降りるヒトの顔が全く分からない。
テキトーに「この人かな」って選んでいるオレも悪いことは悪い。
でも、オレより遠くから新宿まで通うなよ。
行きは座られなかった。
今日は前途多難。
仕事はずっと本社だったので、昼間の移動でエネルギーを吸い取られることはなかったが。
それでも神経を使う調整をしていたので、やたら腹が減った。
あれこれと算段しているウチに、日が暮れてしまった。
月曜日は、ホント、過ぎるのがはやいなぁ。
帰りはいつもだったらロマンスカーなんだけど、30分待つのが煩わしくてホームで待っているかなり混んでいる急行に乗った。
とりあえず座れないけど、途中で座れると思った。
運がない日はとことんないもので、下車駅まであと数駅で前の席が空いた。
ここで座ると、モノの数秒で寝てしまい、気が付くとバッチリ乗り越すからな。
座るわけにはいかないんだ。
結局、行きも帰りも座れなかった。
ま、そう言う日もあるさ。
おかげで、文庫本がだいぶ読めた。
会社内のパーティー、終了。
ウチの会社も中小の中くらいになっているわけで、たまーに社内パーティーを開催する。
表向きは、幹部社員の情報交換の場と位置づけられている。
実際は、とてもシラフでは言えない話しを個別に言い合う会になっていて、ここで旧交を深めておくことが仕事をする上で非常に役立つ。
コンピュータの仕事というと、何でも自分でやって高度な技術レベルを有し、日々の情報収集にも余念がない、と見られがちである。
確かにそういう側面もある。
実際に仕事をやってみれば分かるが、一つのシステムなり製品を作り上げるために必要な技術を全て個人で有するのは不可能に近い。
現代の製品は、ありとあらゆる先端技術をつぎ込まなくては作り上げることは出来ないのだ。
個人で必要な技術を習得するのは不可能であるし、最新技術を日々追っていくことももっと難しい。
現実問題として分業せざるを得ないし、各々が専門家になることで集まればいいモノが出来るようになる。
新しいモノを作ろうとしたとき、モノを作るのに必要な人間を集めなければならないのだが、「誰がどんな技術を持っているか」という情報が非常に重要になる。
個々の従業員が所持している技術をデーターベース化して管理し、検索できるようにしている会社もあると聞く。
だが、そのデーターベースは実用に耐えられないという実態も事実。
新しい技術が出てくるのが早すぎるのである。
昔の技術が陳腐化するのが早すぎるのである。
実際問題、昔ながらの古典的な「人脈作り」が必要になってくる。
で、全社的に人脈作りをしましょう、というパーティーが、開催されたわけだ。
私が幹事だった、なぜ?
100人を超える参加者から会費を集め(タダだとアレなんで一律千円)、上層部からを寄付を募り、業者と費用交渉し、あれこれあれこれ。
一ヶ月前からあちこちと調整し、下げなくてもいい頭も下げた。
無事に終わって、二次会へ。
さすがのオレも緊張モードから抜け出すのに時間がかかった。
30分か一時間か、皆の話を横断歩道で信号待ちの時に聞こえてくる雑踏のように聞き流して。
飲んだウーロンサワーが、二時間で三杯だけだった。
とても自宅には帰る気がせず、タンちゃんの店に行った。
先客が一組しかなく、ガランとした雰囲気はいつも通り。
ここでも水割りを二杯飲んだだけ。
肉体的な疲れは横になれば取れるが、精神的な疲れを癒したかった。
こんな夜は、無心でオンナを思いっ切り抱きたかった。
夜中に呼び出して付き合ってくれる都合のいいオンナがいるはずもなく。
よっぽど金で解決しようかと物色したが、日本語が不自由な人ばかり。
そんなにオレって相談しやすいタイプなのか。
同窓生と地元(に近いところ)で会うことになった。
なんでも、話しがあるとか。
ま、同窓生のオレだったら気楽に話せるし、誰かに漏れることはないし、安心なんだろうな。
小田急線、雷の直撃食らったらしくてダイヤ乱れているし。
ダイヤ乱れていても、来た電車に乗るだけなので気にはならないけど。
前回同様、五分くらい遅れて彼女が来た。
白のブラウス着て、髪の毛アップにして。
オレが白のブラウスが好きなのを知っているわけがないが、なぜか気持ちを見透かされたような気がした。
同窓生ってことは同い年ってことだが、彼女、今を乗り切って先に行くぞ、って姿勢が伝わってくる。
話しってのは「今、離婚調停中なんだ」という相談だ。
相談っていったって、何か手伝えるワケじゃない。
ともかく話を聞いて欲しいの、ってことだ。
自分の決意は固いが、よりいっそう後には引けない気持ちになりたいみたい。
そういう気持ちはよく分かる。
自分のこれから、子供のこれから、仕事をどうするか、親に対してなんと言うか。
黙って、ときどき言葉の意味を確認しながら、一時間は聞いただろうか。
だれだって、自分の人生は自分で決めなくちゃいけない。
他人にアドバイス受けたからと言って、結局は自分で決めなくちゃいけない。
自分の人生は、だれのものでもなく、自分のモノであるからだ。
聞いているだけじゃ不公平だから。
オレもさ、今、悩んでいるというか戸惑っていることを、おおざっぱに話した。
彼女は黙って聞いていてくれて、「大変だね」って慰めてくれた。
オレも自分の人生は自分で決めなくちゃならない。
人生を流していくと、なんどかそういう岐路に立つことになる。
誰だってそうだ、どんな人だってそうだ。
それはそれでいいんだが。
なんで皆はオレに相談持ちかけるんだ。
「どーしてオレってみんなから話しをされるのかな」
「flowerさんて、優しいじゃない。ちゃんと話聞いてくれるし。
それにさ、結構マメで真剣に相手のこと考えてくれるでしょ」
真剣に相手のことを考えるのは、確かにその通りだと思う。
でも、優しいというのとマメ、っていうのは当たっていないと思うよ。
そんなこと、これっぽっちも意識したことないしさ。
考えても考えても答えが出ないことこそ、考えたがる。
また泣いちゃったよ。
今週は今日で終わり、今週も、か。
明日は娘達のピアノ発表会だから、休みなわけだ。
仕事を中途半端にしておくワケにはいかないから、新しい仕事には手をつけない。
おー、そう言えば最近映画観ていなかったな、見に行くか。
せっかくだから誰かと見に行きたいなぁ・・・誰もいないや、一人でいこ。
千と千尋の神隠しは娘と観に行くことにしたので、今日はホタルにした。
高倉健、背中で語れる男、いつかそんな大人になりたい。
上映館と時間を@ぴあで調べて間に合うように。
行ったらさ、ガラガラ。
1、2と数えられるな、20人はいないだろう。
映画の内容はとか評価は他にいくらでも書いてあるのでそっちをみてくれ。
オレ的な抜きどころ、じゃなくて、泣きどころはと。
最初に涙したのは、「宮川さんはホタルになって帰ってきたんだよ」という下り。
ホタル自身はCGかも知れないけど、役者の泪も演技かも知れないけど。
あなたが伝えたい気持ちは、本物だろ。
藤枝さんが自殺してその納骨が終わり、旅館で一息している場面。
「一緒に飲んだり、一緒に馬鹿話したり、そうすればあいつも思いとどまったかも知れない。
人が人にして上げられることとはそういうことだ、と今になってやっと分かった」
そーなんだよ、そうそう。
何かをしてあげるんじゃなくて、一緒に時間を共有すればいいだけだ。
藤枝さんが残したノートを山岡さんが読む下り。
「『リンゴをこんなに旨く作れるのは貴様しかない、来年も楽しみにしている』と言われると、
頑張って生きろ、と言われているようだ」。
表面的に「身体に気をつけてね、頑張ってね」じゃ他人行儀なんだよね。
「二人で一つの身体じゃろが」は泣けませんでした、スミマセン。
インターネットを検索すると、ホタルのついての色々な意見がある。
戦争、特攻、天皇崩御、右左、新聞社、韓国人。
あんたら何にも分かっていないな。
料理を食べるときに「このソースは○○」とか「この魚は△△」とか言っているグルメ評論家と同じだ。
素材がどうとか料理方法がどうとか、そうじゃなくて「料理人が何を伝えたかったか」が伝わってこないのか。
真剣に向かい合えば。
この映画はだな、どっかの新聞社がどうとか韓国への謝罪とかそんな表面的なことじゃないんだよ。
生きてきたと言うこと、生きていると言うこと、生きていくと言うこと。
自分の胸に手を当ててじっくり考えてみろ、って伝わってこないか?
許嫁が特攻してしまって、ともさんが心の支えを失っているときに「オレは(一緒になることでともさんを守ることを)決めたんだ」と。
これがどういう意味だか、じっくり考えてみなさい。
映画のおかげで自分の気持ちもだんだん霧が晴れてきた。
家族で散歩。
今日は子供達のピアノの発表会なので、会社は休み。
上の子が3歳くらいの時から、年二回くらいやっているので10年くらい無欠席だなぁ。
ここ何年かは海老名の市民ホールなのだが、会社を休んでまで子供の晴れ舞台を見に来るお父さんはあまりいない。
であるからして、100人から人間のウチ、事務方で依頼したビデオと写真撮影班以外で男は私だけ。
誰かに声をかけるわけはいかないので、ちっとも嬉しくない。
でも、ピアノの先生ってホントキレイな人が多い。
人生に目標を持って、日々を磨き続けている人というのは、男性女性問わず輝いていると言うことだ。
それ以上に、音楽家は人から見られる商売なので、より一層キレイに見えるのだろう。
発表会が終わり、地元に帰ってきて、時間もちょうどいいので焼き肉を食べに行くことに。
前回食べられなかった「石焼きビビンバ」をどうしてもという強い要望のもとに。
女房は10年以上子育てに専念していたので、一度も食べたことがなかった。
そりゃ、たまにママさん連中で外食に行くこともあったらしいが。
で、生ビール(これも女房だけ、オレは運転手だから)を飲みながら、石焼きビビンバを。
一心不乱に食事する女房を見たのは、どのくらいぶりだろう。
「お代わり!」って声が聞こえてくるかのようだ。
子供達はデザートまで食べて。
帰宅して、犬の散歩、だ。
久しぶりに一家総出で散歩した。
犬なしだと全員で一時間も散歩するなんて中々実現しないが、犬がいれば「みんなで行こうか」と。
下の子なんてこの暑さのなかで歩くは最大に嫌がるんだが、犬の散歩となれば話は別。
一時間くらい散歩して、汗びっしょり。
明日は子供を映画に連れていくかな。
映画、先に見られた・・・悔しい!!
明日は仕事なので、家族サービスが今日に集中する。
午前中は下の二人を映画に連れて行く。
ポケモンだ、ポケモン。
これで五回目くらいだが、途中で必ず寝てしまう。
今回も寝た。
一番下の子がもう少し大きくなれば、勝手に見てもらうのだが。
午後の映画は、「千と千尋の神隠し」。
先週、長女と親子の契りを交わしたと思ったのだが。
朝、女房に「今日はお姉ちゃんと映画見てくるから、下の子見ておいてね」と言ったら、
「えっ、私も見たいな、久しぶりだし」と。
言われてみれば、女房は十年以上は映画館で映画見ていない。
しょーがない、ここは譲るか。
二人分の映画入場券を買って、渡す。
エーン、娘と二人で映画見たかったのに。
もののけ姫は一人で見たから、今度こそと思ったのに。
ウーン、会社の子、探すかな。
映画館を三往復、他の買い物のしたので一日中走り回っていたな。
「いやぁ、今日は結構走ったなぁ」
「お疲れさま」
って、女房にそんな優しい言葉を掛けられたのは何年ぶりだろう。
食事も終えて、帰宅すると「オーイ、ちょっと」と親父の声。
何でもパソコンの調子が悪いらしい。
パソコンの調子が悪いって、アンタ、自分で何か触っただろ。
「いやぁ、あちこちいじくっていたらさ、なんかヘンになっちゃったみたいで」
アンタね、それじゃまるで子供だってば。
おもちゃをあちこちいじくり回して、壊しちゃったって、親に甘えている構図そっくり。
いくらさ、何でも直せる人がそばにいるからって、毎週毎週。
でだな、そのまま放っておいても直らないので、ちらと見に行った。
なぜか Netscape
が標準ブラウザになっていて、トップページのJavaがエラーになっている。
Netspace をアンインストールして、IEを修復セットアップして、無事使えるようになった。
次からは技術料とるからな。
子供が寝たから酒飲むことにして、つまみを自分で作る。
キャベツを細切れにして、冷蔵庫に寝ているドレッシングをテキトーにかけ、ツナの缶詰をあえて。
マユネーズと味が出るくらいのシオコショー。
金属のボールに二人前以上、作る。
オレが作ると、女房が必ずつまみ食いするからだ、半分以上。
さて、飲んで寝るかな、明日は5時起きだ。
先々週の引き続き、今週も日曜出勤。
参議院選挙自体は、まあ、法律で決められたコトなので、いいも悪いもないんだが。
今年は、ウチの会社で選挙に関係した支援システムを納入しているので、本番での稼働立ち会いをすることになった。
不在者投票の初日は、朝八時に出勤した。
出勤場所はクルマで30分の所なので、まあ、気楽に。
今日の本選挙当日は7時から投票開始なので、朝6時半に出勤しなくてならない。
冬だったら、陽が出ていないぞ。
バレーボール部の練習にいく娘を駅まで送ってから、駆けつけるとすでに皆は来ていた。
投票開始の7時を待つ。
7時になったからといってすぐに何かが始まるワケじゃないけど、皆緊張している。
立ち上がり、操作になれていないこともあってちょっとしたトラブルがあった。
やり直しがきかないだけに、細心の注意を払って対応。
午前中は二件トラブルったが、それ以外は順調、順調。
しかし、お昼までたっぷりあるなぁ。
いつもだったら9時始まりなので三時間でお昼だが、今日は三時間だってやっと9時半。
唯一の楽しみのお昼も終えて、午後も何事もなく推移していく。
八時の終了まで何もなかった。
パソコンの電源が正常に落ちた連絡を、各投票所から受けて、待機終了。
結局、14時間じっと待っただけだった。
まあ何事もなくて良かったよ。
帰りにいつも気になっているラーメン屋に向かった。
ラーメン屋に着いてちらと張り紙を見ると「6時から9時まで」とある。
あと十分しかないじゃないの、こりゃ、ダメだ。
無理矢理「いいですか」と言って入る手もあるけど、なんだか引いてしまった。
それにしても、昼は11時から2時までしかやっていないので、いったいいつ食べに行けばいいんだ。
仕方ないので、ちょっと戻って第二候補に。
第二候補は、すでにノレンがしまってあった。
何だよ、それ。
最後の頼みで、街道沿いの半屋台の店に。
やっているけど、ここってラーメン売っているのかなぁ、ノレンは赤いけど。
入ると、塩ラーメンから味噌ラーメン、チャーシューメン、カツ丼などのどんぶり物もある。
ビールやサワーもあって、ラーメン屋というか何でも屋と言う感じ。
で、塩ラーメンを頼む。
客が誰もいないのは、まだ時間が早いせいか。
注文があってから、初めてお湯を沸かして、葱を切り出す。
こういう店は、おおハズレか大当たりの極端だな。
じっと待つこと5分くらい、はい、と出てきた塩ラーメンはほのかな潮の香りで。
透き通ったスープに青菜とナルト、シナチクにチャーシューのシンプル麺。
一口スープをすすったら、店の雰囲気をぶちこわすような上品な味。
な、なんだ、このラーメンは。
全くの予想外、食べなかがら読もうと思っていた本を放りだして麺をすする。
700円は決して高くないぞ、また食べに来るぞ。
でも、今日行かれなかった店にも行ってみたいし。
こんなオレだけど。
オマエは約束の時間より早く来た。
一年間付き合っていて、今まで時間より早く来たことは一度しかなかったはずだ。
早く会いたかったのか、それともさっさと話しを済ませて早く帰宅したかったのか。
今までは飲めないオマエに無理矢理飲み屋に付き合ってもらっていたのだが、今度からはオレがアルコールを抜く番だ。
飲み屋ではないちゃんとしたレストランに行ってアルコール以外を注文するオレは、オレじゃないみたいだ。
そうさ、今日は今まで生きてきたなかで誰にも話したことのない話しをするんだからな。
正確に言えば、オレを診察した医者は知っているのだが。
こんな話しをする場面があるとは思っていなかったが、オマエは聞いてくれると言ってくれたし、オレもなぜだか話したくなったし。
練習のかいあって、なんとか泣かずに最後まで話せた。
「こんなオレだけど、今まで通りに付き合って欲しい」と、自分の言葉で伝えた。
オマエとは距離を持った付き合いがしたい。
近すぎず離れすぎず。
人はそれを「友情」と称したり「友達」と言ったりするかも知れない。
他人がどういおうと、オマエがどういおうと、オレの気持ちが変わったりしない。
酒飲まずに二時間も話すのは、すっごく苦痛だったがそうやって自分を追い込むのも悪くないと経験した。
やれば出来るじゃないか。
店を出て駅まで送っていって、「一人で二次会行かないで帰るんだよ」と。
今までオマエとデートした日は一人で色々考えたくて、いつも帰らなかったのだけど。
今日は帰るよ。
三カ月ぶりの店
朝は蕎麦。
今日は飯田橋に行く日だったので、朝食はそばを食べることにした。
いつもと同じ「かき揚げ玉子蕎麦」を食べた。
ここの蕎麦は生麺らしくて、ゆであがっている在庫が切れていると茹であがる時間に数分待たされる。
まあ、特に急ぎの用事じゃないので待つことは問題ないのだが。
珍しく、先客がいた。
珍しくと言うか初めてだな。
人通りからたった数メートル離れただけで、こんなに空いているンだから人の流れて言うのは不思議だな。
昼はラーメン。
いつも朝食を食べる蕎麦屋の隣の隣がラーメン屋である。
一応、ラーメン系サイトで紹介されているくらいだから、いい方の部類にはいるのだろう。
12時頃に店を見やると必ず行列が出来ているので、ずっと行きそびれていた。
今日は午前中の打ち合わせを早めに済ませて、11時半に店に着くように向かった。
着くと三人並んでいる、この炎天下に。
私のあとにもすかさず並んでいる、この暑い中。
もう開店時間かという時になって、店員さんが注文を取りに来た。
ウーム、はじめてきたからメニュ分からんぞ、どーするか。
ラーメン屋では「ラーメン」「チャーシュー麺」は大抵どこでもあるから、その筋で行くか。
とみると、店員さんはメニュを持ってきているじゃないか。
私の前の待ち人達は、メニュになんて目もくれずに当たり前のように注文していく。
私のところで途切れるのは格好悪かったので、前の人と同じモノにすると決心。
「中華そば」になった。
店にはいるとカウンターだけの狭い店。
厨房と客対応に一人ずつで運営されている。
ラーメン作りはかなり丁重にやっている、スープも悪くなさそう。
10分くらいかかって、やっと出てきた。
スープを飲む、とりたてて何ともない。
麺をすする、良く煮えているが歯ごたえがなくなっている。
なんでこんなラーメンに並ぶかな。
さっさと食べ終えて店を出ると、外には行列が。
並んでまでも食べたいラーメンじゃないなぁ、けど並ばないと食べられないんだったら並ぶかな。
夜はラーメン。
友人と飲みに行く約束をしたので、友人の会社に向かう途中に、どーしても腹が減ったので食べることに。
友人の会社の一階にラーメン屋が入っていて、博多の豚骨ラーメンだ。
ここも可もなく不可もなくといった所。
わざわざ食べに来るほどじゃないけど、普通に食べるには問題なし。
高菜とゴマをタップリかけ、紅生姜を彩り程度に並べて。
たまーに替え玉するが、最近はなし。
タンちゃんの店に飲みに行って。
マッカラン、今日はロックとチェイサーにした。
水割りよりもロックで飲んだ方が百倍うまいのは分かっていることだけど、飲み過ぎてしまうからな。
店に入ったのが20時半ごろで。
今日は来月、鳩間島に行くメンバの顔合わせ。
行ったことがある人が行ったことのない人を脅かしている。
離島に行くには、前知識がない状態で行った方が面白いと思うけどな。
オレなんて何にも知らされずに行って、初日に背中がケロイドになるくらい焼いてしまったからな。
鳩間島で夜空を見上げると、満天の星が見える、天の川がホントに川になっている。
こんな夜空は、小学校の時以来だった。
今年も天気が良くて星々が見られるといいなぁ。
久しぶりにサッちゃんの店に行くことにした、一人で。
店に行くと、カウンターになんとか二席空いていて、滑り込んだ。
三カ月前のボトルを探してもらって。
サッちゃんとは結構長い付き合いなので今さらなんだけど、アサミちゃんとはこの店でしか会ったことがないので。
こっちは覚えているけど、相手が覚えているとは思っていなかった。
女性二人でやっている店なので、どっちかのファンというお客様多い。
突然現れて、「あら、flowerさん久しぶり」から「パソコン買うとき付き合ってくれますか」までの会話を、皆がそばだて
て聞いている。
「あんた、アサミちゃんのなんなのさ」といった嫉妬にも似た視線。
別にオレはどっちのファンでもないってば。
パソコンの話しになって、そろそろ買いたいとか。
酔った勢いで「買いたくなったらいつでも言って、何でも相談に乗るよ」とかほざいている自分。
あー、また調べモノを背負い込んだな。