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「ビフロスト」や忍者上位職も公開!『RO』カンファレンスレポート

2011.06.06
『ラグナロクオンライン』関連情報
『ラグナロクオンライン』公式サイト

▲「ガンホーフェスティバル2011」会場の様子
▲「ガンホーフェスティバル2011」会場の様子
 東京・有明の「ディファ有明」を会場に、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)が2011年6月4日(土)に開催したイベント「ガンホーフェスティバル2011」。
 このイベントでは、同社の人気ゲームタイトルに関連した様々なステージイベントが開催された。この記事では、その中でも特に注目度が高かった『ラグナロクオンライン』(以下、『RO』)のカンファレンスについて紹介。さらに、新作ブラウザゲーム『ラグナロクオンライン ギルドマスターズ』に関する発表の模様もまとめてレポートしていく。


■■大型UPD「ビフロスト」詳報や、忍者の上位職まで!『RO』カンファレンス

 「RJC 2011」の決勝トーナメントと並んで注目度が高かった『RO』カンファレンスの模様をお届けしていこう。まず公開されたのは、今秋実装予定となる大型アップデート「ビフロスト」だ。エピソードが進むアップデートは「エルディカスティス」以来となるが、ポイントとなる魔王モロク関連のエピソードについて、おさらいを含めて、改めてこれまでの流れが解説された。

▲魔王モロク関連のシナリオの発端となったレイヤン・ムーアの暗躍は2006年7月のアップデートで実装されたクエストから始まった。なお、現状では魔王モロクが復活しているため、そのクエストは行うことはできない

▲2010年10月5日に実装された、通称エルディカスティスアップデートでは、サファ族の首都エルディカスティスで頭角を現し始めた人間のような外見を持つ「大臣アハト」が鍵となっている。とはいえ、ここまでシナリオを進めるのもなかなか大変▲カンファレンスを行ったガンホー社の中村氏(左)と千葉氏(右)

 「ビフロスト」アップデートでは異世界の西側に広がるラフィネ族の前線基地、スプレンディットの先にマップが追加され、ラフィネ族の街「モーラ」やメモリアルダンジョン「霧の森の迷宮」などが実装される。進入するのにレベル制限などはないものの、クエストを進行させるにはレベル98以上が必要で、モンスターに対抗するにもレベル100程度は欲しいとのこと。

▲ビフロストアップデートの際にはシナリオの流れの紹介やクエストのガイドを行う特設サイトなどを予定しているという▲異世界の西側にあるスプレンディット基地からさらに奥地へと進めるようになる。が、メモリアルダンジョンである「霧の森の迷宮」を抜けないとビフロスト北部やモーラにはたどり着けない
▲クエストをクリアすることで様々なアイテムが入手可能。「エルディカスティスの光」に似たモーラへの帰還アイテムもあるようだ▲セット防具として紹介されている左側はゴールデンロードシリーズ、右側はアクアシリーズという名称とのこと。制限レベルは100以上で、特定の属性の攻撃力がアップする代わりに特定の耐性が減少するといった効果があるらしい。そのほか、エルブンボウで効果を発揮するエルフの矢なども実装予定。また、回復アイテムにも使用制限レベルが100や120というものが存
▲モーラで新たに行えるモーラエンチャント。特定のアイテムにトリプルヒドゥンスロットエンチャントと似たような能力付与が行える(詳細は未定)。アクセサリなどにも付与できるため、能力の大幅アップも期待できる。なお、付与される特殊スキルは、たとえば「ハイネスヒールの詠唱時間が短くなる」など、特定スキルのパワーアップ要素が計画されている▲ビフロスト実装の際にはデワタアップデートなどで公開された詳細データなども含む特設サイトが準備される予定だ。また「異世界を楽しむ方法」といったガイド的な内容も予定されている

 また、その他のアップデートとしては6月中に「スキル自動取得システム」「パーティ掲示板システム」が実装予定。同じ6月にはイベントとして「ジューンブライトキャンペーン」やモンスター配置変更なども行われる予定だ。さらに、今夏にはユーザーからの要望も高かった「買取露店システム」「露店検索システム」が実装予定とのこと。

▲韓国で実装されている新しいカプラ職員のイラストもちらりと公開された。左が「アルティ」で、右が「ライラス」。日本での実装はまだ未定とのこと

▲「スキル自動取得システム」は、特定スキルを取得する際に、その前提スキルを一気に取得できるというインターフェイスの改良。3次職に転職した際のスキル取得やスキルリセットアイテム使用後などに便利
▲「パーティー掲示板システム」は募集を行うものと、パーティー検索・参加ができる2種類のコマンドからなる。「/recruit」コマンドを入力すると募集ウィンドウによってパーティー募集がかけられる▲「/booking」コマンドを入力するとパーティー検索ウィンドウが開き、募集を行っているパーティーの一覧が表示され、募集主への耳打ちなども行える。これらのシステムは「スキル自動取得システム」と同時に実装される予定とのことだ
▲6月に計画されているイベントとしては「ジューンブライドキャンペーン2011」。結婚システムに関連したイベントだが、独り身の人に向けたイベントにもなるらしい……? そのほか、随時行われているモンスター配置変更も実施される。画像ではどうやらグラストヘイム古城02にMVPボス「バフォメット」が久々に“帰ってくる”ようだが、これ以外にも大幅な変更がある▲「買取露店システム」と「露店検索システム」。どちらも専用アイテムを使うことで利用可能になる。買取露店システムでは、同じものをひとつ以上持っている必要がある点に注意

 その先、年内中の予定としては「モンスター墓標システム」「モンスター変身システム」「騎乗システム」「イズルード海底神殿 深層」「スーパーノービス限界突破」などを公開。続くアップデート予定として「マランアイランド」「生体工学研究所04」の実装が正式に発表された。

▲「モンスター墓標システム」はMVPボスの討伐時間や討伐キャラ名が確認できる予定だが、キャラ名の表示など、細かい仕様は調整される可能性があるとのこと。「モンスター変身システム」にはステータスアップ効果があるなど、気になる情報も…▲以前からちょこちょこと公開されている「騎乗システム」も年内アップデート予定。職業系列ごとに特定の騎乗動物に乗れるが、移動速度が早くなるだけで、騎乗したまま攻撃などはできない
▲日本運営チームで企画したという「イズルード海底神殿 深層」も年内実装予定。韓国ではネットカフェ専用ダンジョンになっているが、日本では通常ダンジョンとして調整を行い、実装される予定だ▲先日の「ROガチンコQ&A」でも関心が集まっていた「スーパーノービスの限界突破」も年内実装予定。BaseLv99、JobLv99になったあと専用クエストを行うことでBaseLv99、JobLv1の限界突破状態になり、そこから新たなスキルを取得していけるようになる(最大JobLvは50)
▲スーパーノービス限界突破後のスキルツリー(一部のみ)。トンネルドライブもしっかり加わっている。なぜか転生後のスキルであるマジッククラッシャーも使える▲以前ちらりと公開された猫の手職員たちの島、マランアイランド。レベル60台から140~150台まで楽しめるというアップデートらしい。下段の囲みは装備品とのことだが、武器の中には「本マグロ」といった名称も…
▲ユーザー人気の高い生体工学研究所に04エリアが実装予定。専用のクエストもあるとのことだが?▲生体工学研究所04エリアのモンスターは上位2-2職。ハイディングやクローキングを見破る悪魔形のチャンピオンが放つ阿修羅覇凰拳からどうやって逃げればいいのか!?

 さらに、世界大会「RWC(RagnarokOnline World Championship)2011」の詳細も公開された。開催日は10月15日(土)で、開催場所は韓国。ルールは日本における「魔王モロクアップデート」バージョン(3次職アップデート前)となっている。同日には日本でも都内において「RWCパブリックビューイング」を開催するとのことだ。

▲今年もRWCの開催が正式決定。RJC決勝戦の結果を踏まえて改めて出場チーム決定戦が開催されるのか、気になるところだ▲今回の大会も3次職は含まれず、上位2次職までのキャラクタで行われる。また、日本から現地に行く特派員も募集されるとのこと▲都内のイベント会場にて韓国と中継を繋いだパブリックビューイングも開催予定。そのほかにもイベントが計画されているようで、今年は再び『RO』のファンイベントを楽しめそうだ

 以上でカンファレンスは終了……と思いきや、ここでサプライズ発表。韓国開発から取り寄せた忍者の上位職「影狼(かげろう)」「朧(おぼろ)」のラフイラストとテスト用ドットキャラが公開されたのだ。また、ガンスリンガーの上位職のコンセプトが「中二病」であると告げられ、会場からはどよめきと笑いが巻き起こった。

▲『RO』カンファレンスの最後に公開された忍者上位職のラフ画像。会場から期待の歓声が上がっていた▲忍者の上位職は男性と女性で呼称が異なる。男性キャラは「影狼(かげろう)」。戦国武将といった雰囲気だ
▲女性の忍者の上位職は「朧(おぼろ)」。野太刀のような巨大な刀を構えている点が気になるところだ▲画像はここまでだが、ガンスリンガーの上位職に関して、千葉氏から「コンセプトは中二病だそうです。というか、韓国でも厨二病という言葉が理解されているのを知ってびっくりしました(笑)」とのコメントがあった


■■ブラウザゲーム『RO ギルドマスターズ』の詳報も発表に!

 『RO』カンファレンスに続いて行われたのは、新作ブラウザゲーム『ラグナロクオンライン ギルドマスターズ』(以下、『RO ギルドマスターズ』)のカンファレンス。「ギルドを育てる」ことをコンセプトにしたシミュレーションRPGだ。カンファレンスで登壇したガンホー社の廣瀬氏と千葉氏にはイベント会場でインタビューをすることもできたので、ここではそのお話も含めて紹介していこう。

▲ガンホー社の廣瀬氏(左)と千葉氏(右)。当日はカンファレンスのほかにもイベント内で開かれた就職セミナーも担当していた

 『ROギルドマスターズ』は『RO』が好きな人向けに国内で開発が進められているクライアントダウンロード不要のブラウザゲーム。ビジネスモデルは基本無料のアイテム課金が予定されている。稼働開始時期は今夏の予定。

 現状のブラウザ戦略ゲームは対戦前提のものがほとんどだが、『ROギルドマスターズ』は自分のギルドをのんびりと育成したり、まったりと楽しむこともできる作品になっている。
 廣瀬氏と千葉氏は「『RO』ユーザーは年齢層も高くなりつつあります。そんななかで時間が取れずに『RO』をやめてしまったり休止してしまった人、『RO』で知り合ったコミュニティで、ワールドの枠を越えて楽しみたいと思っている人に、バーチャルなギルド運営というものを通じて『RO』らしいブラウザゲームを提供していけたらと思っています」と語ってくれた。

 本作品ではプレイヤーはギルドマスターとなり、サブマスターをはじめとするギルドメンバーをスカウト、彼らキャラクタに指示を出してキャンプを作り、最終的に「ラストダンジョン」をクリアするということが目標になる。

▲ゲームのメイン画面のイメージ。右の立ち絵がサブマスター、左の5名がギルドメンバー。サブマスターのイラストはオリジナルイラストになる予定で、イラストレーターは40~50人とかなりの絵柄が選べる模様。なお、ギルドメンバーはメイン以外にも20~25名ほどストックできるらしい▲プレイヤーのギルドはルーンミッドガッツ、シュバルツバルド、アルナベルツの三国のどれかに所属する。ギルドメンバーの部下として傭兵を雇い、モンスターキャンプやダンジョンに派遣し、経験や宝を入手し、ギルドを拡大させていくのだ

 特徴的なのは、他プレイヤーと戦えるPvPエリアが限定されていること。PvPエリアに進出しない限り他プレイヤーから攻撃を受けることはないので、空いた時間にのんびりと楽しむだけでもギルドの育成が可能になっている。海外製のブラウザゲームでは、初心者保護期間をすぎた途端高ランクプレイヤーから強襲を受けて壊滅寸前になったり、大手同盟に入らない限り一方的に攻め続けられるといったことも多いが、本作品ではそんな心配は皆無なのだ。

 PvPをしないなら何をするのか、というともちろんモンスターとの戦いが待っている。キャンプにモンスターが襲ってくることもあればダンジョンもある。プレイヤーはキャンプを増やしたりギルドメンバーからパーティーを派遣したりしてモンスターと戦い、レベルアップやアイテム収集を行ってギルドを拡充させることができる。

▲他人を倒すことをせずとも貢献ができるようになっている。前線のギルドへの補給を行ったりすることも可能なようだ▲ゲーム進行は大きくフェーズ1とフェーズ2に分けられる。フェーズ1ではモンスターと戦いながらキャンプを強化していくことが目標になる
▲フェーズ2ではラストダンジョンに挑めるようになるが、ラストダンジョンに侵攻するための条件があり、まずは国家全体が力を合わせてその条件をクリアする必要があるとのこと。なお、現状の予定ではラストダンジョンは国別にそれぞれ入り口が用意され、国家同士の直接の戦いや足の引っ張り合いという事態は発生しない▲『ROギルドマスターズ』で得た功績ポイントは一定のレートで『RO』のゲーム内アイテムに交換可能。もちろんオリジナルアイテムも登場予定となっている

 もちろんキャラクタの転職もあり、ソードマンがナイトかクルセイダーになるといった基本路線は本家『RO』と同様。また、キャラクタを融合(ステータスやスキルを他のキャラクタに託してキャンプを去る、ということらしいので融合というのは仮称)させて新たな力を持ったキャラクタに育てることもできる。

 ゲームはラストダンジョンをクリアすることでエンディングを迎え、全体がリセットされ、次のシーズンに移行する。ラストダンジョンのクリアの目安は現状では6ヶ月程度を考えているようだが、正式なところは未定。『ROギルドマスターズ』内で得た功績ポイントによって『RO』のゲーム内アイテムとの交換も計画されているので、現役『RO』プレイヤーも注目したいところだ。廣瀬氏は「臨時公平パーティーの集合待ちの時間にでもちょこちょこっと遊んでもらえればいいかもしれません」と短時間で楽しめる点をアピールしていた。

▲同じ職業のキャラクタでも色違いや能力の差など、複数のイラストが用意されている。職業は攻略するダンジョンとの相性もあるため、好みと戦略を考えて多数のキャラからチョイスしていくことになりそうだ。また、ナイトに転職しても外見はソードマンのまま、といった仕様も検討されているそうだ▲装備品やカードなどで各キャラを強化することも可能。オリジナルシステムである融合を使えばステータスやスキルの拡充を図ることもできる。なお、融合には成功判定があり、相性などで成功率が変化する模様

 なお、『ROギルドマスターズ』をプレイするにはガンホーの公式サイトにてアトラクションアカウントを取得する必要があるとのこと。基本的にはガンホーの他のオンラインゲームと同様の手続きになる予定らしい。

 とにかく短時間で手軽に『RO』のギルド運営を楽しむというコンセプトで作られたゲームであり、廣瀬氏と千葉氏は「これはまだ決定ではないのですが、ゆくゆくはスマートフォンでも『ROギルドマスターズ』を制作できたらいいなと考えています」と将来の展望を語ってくれた。

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