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【滋賀】ロービームが9割超 夜間の交通死亡事故「こまめに切り替えを」2011年6月21日 夜間に歩行者と自転車が車にはねられた交通死亡事故が今年に入って5月末現在で14件も発生し、このうち13件が車のフロントライトが下向きの「ロービーム」の状態だったことが、県警の調べで分かった。上向きの「ハイビーム」で走行していれば避けられた可能性があるとして、県警は7月から、こまめなライト切り替えの啓発を始める。 県警交通企画課によると、1〜5月末の死亡事故は38件。歩行者と自転車が犠牲者になった14件のうちの12件について県警は「前照灯を上向きにしていれば早期、発見できた可能性がある」と結論づけた。ドライバーの歩行者、自転車の発見の遅れが大きな要因であることが浮かび上がった。 ハイビームは照射距離が100メートルあり、ロービームの40メートルと比べると、差は大きい。道路運送車両法は、ハイビームを「走行用前照灯」、ロービームを「擦れ違い用前照灯」と規定。道交法は、対向車との擦れ違いや車のすぐ後ろを走る場合などにはロービームを義務づけている。 啓発は「ハイビーム切り替え運動」と銘打ち、安全の日の7月1日からスタートさせる。県警は切り替えで、横断者の早期発見、歩行者側の車の早期認知、切り替え動作で緊張感を持った運転−などの効果を期待し、事故減につなげる意向。 (梅田歳晴) PR情報
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