性犯罪:前科者の情報公開、近隣住民に緊張走る(上)
性犯罪前科者の詳細情報、町内の子どもを持つ世帯に郵送
写真・実名・年齢・住所まで…近隣住民は緊張
「犯罪防止に役立つ」 ほとんどの住民は賛成
20日午後、京畿道河南市内。路地を入った所にある赤いアパートの1階に住む男(37)が性犯罪者だという事実が明らかになり、それまで全く知らなかった住民たちはざわめいた。
アパートの向かいに住む主婦(50)は「目の前に性犯罪者が住んでいるなんて、考えもしなかった。2年前にも近所の公園に子どもの後をつける変質者が現れたため、町内の母親たちが毎日1時間ずつ下校時にパトロールしているが、今後はパトロール回数を増やしたい」と話した。主婦は「大学生(19)と小学生(9)の娘2人も心配だ」と不安がった。
男の家からわずか50メートルの距離にある託児所の保育士(28)は「これまでは出入りする子どもたちのために入り口を常時開放していたが、今後は日中もドアを閉めて施錠し、非常ベルを設置したい。屋外での活動を見合わせ、警察にパトロール回数を増やすよう要請する予定」と話した。
この町に居住し19歳未満の子どもを持つ3000世帯には22日午後、性犯罪前科者の男に関する詳細な情報が郵便で届く予定だ。これは法務部(省に相当)が20日に発表した。性犯罪前科者の詳細情報が近隣の住民に公開されるのは、この男が初めてのケースだ。
21日付で住民に発送される郵便物には、男の顔写真(3.5×4.5センチ)と実名、年齢、身長、体重のほか、住民登録されている住所と実際の居住地が番地まで記載されている。マンションに住む性犯罪者は、棟番号、部屋番号まで明記される。また「性暴力犯罪の要旨」欄には、男が今年2月、ソウル市内のモーテルに侵入し、室内で寝ていた女性(19)に対し性的暴行を加えたとして、今年5月に懲役2年(執行猶予3年)、3年間の身元情報公開を宣告されたとの内容が書かれている。