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'11/6/19

上関祝島で風力発電講演会


 中国電力の原発建設計画に住民の大半が反対し、自然エネルギー普及を進める山口県上関町祝島で18日、先進地のデンマーク・サムソ島のエネルギーアカデミー事務局長ソーレン・ハーマンセンさん(52)が講演し、同アカデミーが推進している、風力発電による電力自給100%の成功例を紹介した。

 約4千人が住むサムソ島から訪れたハーマンセンさんは、風力発電施設を住民の出資で建て太陽光温水器などで暖房と給湯エネルギーの75%も賄っていると説明。10年間で60億円を超す投資があり、「多くの仕事を生み出した」と強調した。

 太陽光発電などを進める祝島の計画に触れ「成功すれば日本全体のモデルとなり、アジアに広がる」と激励。長期的な計画策定や政治家のリーダーシップの大切さも訴えた。

【写真説明】「自然エネルギーの活用は地域経済を活性化させる」。サムソ島での実践について話すハーマンセンさん




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