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【芸能・社会】美空ひばりさん23回忌法要 歌手仲間3600人2011年6月21日 紙面から 昭和を代表する歌手で、1989年6月24日に52歳で亡くなった美空ひばり(本名・加藤和枝)さんの23回忌の法要が20日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、歌手仲間や友人、芸能界関係者ら約620人が参列した。NHKBSプレミアムの特番(26日放送)内で、ひばりさんが日記に書き残した詩に曲をつけた“新曲”が披露されることも発表された。 俳優松平健(57)、歌手小林幸子(57)、ひばりさんの代表曲「川の流れのように」を作詞した秋元康さん(55)らをはじめ芸能関係者が参列した。ひばりさんの長男で施主を務めた「ひばりプロダクション」の加藤和也社長(39)は「母は今も第一線の歌手です。たくさんの愛情をいただき、この日を迎えることができた。みなさまのおかげでひとつの節目を迎え、美空ひばりは新たなステージに旅立っていける」とあいさつした。 祭壇のテーマは「不死鳥」。鳥が大きく羽を広げた形で、ひばりさんのイメージカラーの紫と白の花をあしらい、88年の東京ドーム公演のポスター用に写真家篠山紀信さんが撮影した写真が遺影として置かれた。 会場では、ひばりさんが歌う映像に合わせて、専属バンドだった「チャーリー脇野とひばり&スカイ」らが生演奏。歌手の橋幸夫(68)は「映像を見ていても、この世にいないとは思えない。自然に拍手が起きます。日本にうまい歌手はたくさんいるが、天才といえるのは“お嬢”ひとりだと思います」と、ひばりさんの愛称もまじえてたたえた。 会見した加藤社長は、26日のNHKのBSプレミアムの特番「よみがえる美空ひばり」(第1部午後4時、第2部同6時45分)で“新曲”が披露されることを発表した。 ひばりさんが日記に残していた詩に、親交のあった作曲家船村徹さんが曲をつけた。「花は美しく 散りゆくもの…」と花に人生を重ね合わせた内容。昨年暮れに曲を作り始め、船村さんが「花ひばり」と命名、自ら歌う。 加藤社長は詩について「美空ひばりと(本名の)加藤和枝のギャップを感じさせる、1人のか弱い女性の気持ちをつづった詩。節回しも内容も、歌にぴたっと来る。誰かに曲をつけてもらい、いつかどこかで自分が歌いたかったものじゃないかな」と思いやった。 ◆橋幸夫が初告白橋幸夫は「初めて話すんですが」と若かりしころのエピソードを明かした。「独身の時、お嬢のところに何回も遊びに行って、お酒を飲んでいろんな話をしました。ある夜、帰ると言ったら『私、ついてく』って言うんです」。うわさになるのを心配したが、ひばりさんは付き人を連れて本当に橋のマンションまで来たという。「ピンポンが鳴って『何してんのよ』と…。この後のことは、きょうは言いません!」。甘酸っぱい告白に、会場は大いに盛り上がった。 PR情報
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