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【芸能・社会】

韓国の5人組SHINee 英アビー・ロード・スタジオでライブ

2011年6月21日 紙面から

 【ロンドン=安崎和司】韓国のイケメンダンスボーカルグループ「SHINee(シャイニー)」の5人が19日(日本時間同日)、ビートルズゆかりのロンドン、「アビー・ロード・スタジオ」で世界デビュー記念スペシャルライブを行った。同所でのアジア人アーティストのライブは初めて。ビートルズを売り出し、SHINeeと世界展開の契約をしたEMIグループ(本社英国)が「世界進出の第一歩に」との期待を込めて開催した。ヨーロッパ各国からもファンが集まり「ビートルズ以来」という熱狂ぶりとなった。

 アビー・ロード・スタジオは、ビートルズが数々の名曲を録音した名門スタジオ。スタジオ前のアビー・ロードの横断歩道を渡るポール・マッカートニーらメンバーの姿は名盤「アビー・ロード」のジャケット写真で知られ、スタジオ周辺はいまも大勢の観光客でにぎわう。

 ビートルズの伝説が息づくスタジオでのデビュー記念ライブは、音楽関係者、抽選で招待された日本や地元ロンドンのファンら約150人の限定で行われた。大歓声に迎えられたメンバーは「ハロー! レッツ エンジョイ ザ ショー!」と元気いっぱいにあいさつ。ポールのレコーディングなどにも参加した現地のストリングスメンバーの演奏をバックに、日本デビュー曲の「Replay−君は僕のeverything−」(22日発売)や「Ring Ding Dong」など6曲を披露。世界に踏み出す感激を熱いコーラスとシャープなダンスに込めた。

 ジョンヒョン(21)が40度の高熱を出し、1曲だけの出演となるハプニングもあったが、4人のメンバーが結束してカバーし、晴れの舞台を乗り切った。

 同スタジオではこれまでスティービー・ワンダー、ロッド・スチュワートといった名だたる大物がレコーディングやライブを行ってきた。アジア人として初の“快挙”にキー(19)らは「歴史と権威のある場所で世界への一歩を踏み出すことができて光栄です。ビートルズのように、僕らも新しい音楽の歴史を作ります!」と大興奮だった。

 スタジオ前は、1000人を超える女性ファンが集結。大声援が飛び交うフィーバーぶりになった。近年はインターネットの発達でK−POP人気がヨーロッパにも浸透し、フランスやベルギーなどから来たファンも。スタジオのスタッフは「ビートルズ以来の騒ぎだ!」と東洋からやって来た新人グループのパワーに驚いていた。

 SHINeeは08年に韓国でデビュー。22日の日本でのCDデビューを皮切りに、英国などヨーロッパ各国、北米、アジアでのデビューを順次進める。EMI本社の役員は「SHINeeは歌やダンス、ルックスも含めて、世界で活躍できる素晴らしい才能を持っている。ビートルズのような大きな成功が楽しみだ」と話した。

 ◆SHINee キー(19)、ミンホ(19)、ジョンヒョン(21)、オンユ(21)、テミン(17)をメンバーに、韓国で08年にアルバム「Replay」でデビュー。グループ名は「SHINE(輝く、生き生きする)」から。同年のゴールデンディスク新人賞や昨年のソウル歌謡大賞など数々の音楽賞を受賞。東方神起の弟分として注目を集め、日本では昨年12月に東京・代々木第一体育館で単独ライブを行い、2回公演で2万4000人を動員する人気。

 

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