ロッテ小林　佑と新人対決！？　西村監督が先発抜てき

　ロッテが２４日のオリックス戦（ＱＶＣマリン）で再開するリーグ戦で先発投手に若手を積極起用する。西村徳文監督（５１）は、１番手としてドラフト３位ルーキーの小林敦投手（２５）に、先発への調整を指示した。２８日からの日本ハム戦（札幌ドーム）での抜てきが有力だ。

　「はっきり言って、先発の数が足りてない」と西村監督。計算できるのは成瀬、唐川、渡辺俊、大谷の４人。そこで、１軍の中継ぎとして２試合無失点の小林に先発としての期待を寄せた。東海大相模では、横浜の成瀬と神奈川でしのぎを削り、社会人時代は宮城県庁支店に勤務する銀行マン投手だった小林は新人投手で唯一の１軍キャンプスタート。２軍では開幕から先発ローテに入り、１５日のイ・リーグ西武戦（ロッテ浦和）で６イニングを無失点に抑えた。

　日本ハム戦は２９日に斎藤が先発することが濃厚で“新人対決”が実現する可能性もある。西村監督は「どこで投げさせるか分かりません」と登板日は伏せたが「思い切ってやるだけ」と初々しい小林には大チャンスとなる。　（川越亮太）